- Q
マルコポーロクラブはまだありますか?
- A
「キャセイ」という一つの会員プログラムに統合されています。
現在のステータスはグリーン・シルバー・ゴールド・ダイヤモンドの4段階で、フライトで貯まるステータスポイントで上がります。公式サイトは「「キャセイ」にご入会いただくと、生涯有効なグリーン会員になります」としており、入会は無料です。なお2026年1月1日から12月31日は新しい会員プログラムへの移行期間で、新プログラムは2027年1月1日から始まります。
キャセイパシフィックに乗るとき、マイルをアジア・マイルとJALのどちらに貯めるか迷いませんか。予約クラスによってはJALマイルの積算対象外になるため、予約の前に確認しておく必要があります。この記事では、キャセイパシフィックの会員プログラムの現在の仕組みと、JALマイルを貯めるための手続きを、キャセイパシフィックとJALの公式情報にもとづいて解説します。
- キャセイパシフィックのマイルは「アジア・マイル」、会員プログラムは「キャセイ」に統合されている
- 会員ステータスはグリーン・シルバー・ゴールド・ダイヤモンドの4段階で、ステータスポイントで上がる
- JALマイルの積算率は予約クラスごとに定められ、対象クラス以外は積算されない
- 予約時に登録できる会員番号は1つだけで、後からマイルを移し替えることはできない
- 事後登録は、提携航空会社便なら搭乗日から14日後~6ヶ月以内に申請する
- キャセイパシフィック搭乗でマイルを貯める
- マイルの名前は「アジア・マイル」
- マルコポーロクラブは「キャセイ」に統合された
- 提携航空会社のマイルを貯めることも可能
- アジア・マイルが貯まりやすいカード
- キャセイパシフィック MUFGカード ゴールド Mastercard®
- 「SPGカード」はマリオットボンヴォイの提携カードに変わっている
- JALのマイレージバンクに貯める方法
- マイル加算対象クラスを確認
- 搭乗前もしくは事後登録で加算
- 予約前に決めておきたい「どちらに貯めるか」
- 会員番号は1つの予約に1つだけ
- 積算対象外のクラスならアジア・マイルを検討する
- キャセイパシフィックのマイルに関するよくある質問(Q&A)
- まとめ|キャセイパシフィックのマイルは予約前に貯め先を決める
キャセイパシフィック搭乗でマイルを貯める
キャセイパシフィックは、「香港国際空港」を拠点に運航する香港の航空会社です。加盟しているアライアンス(航空連合)は「ワンワールド」で、ワンワールド公式サイトによると、ネットワークは170の国と地域にある900を超える都市にわたります。
マイルの名前は「アジア・マイル」
キャセイパシフィックのマイルは、「アジア・マイル」と呼ばれます。空の旅だけではなく、地上でもマイルが貯まるのが特徴です。公式サイトによると、提携しているのは世界に広がる800社以上のトラベル&ライフスタイル関連の提携会社です。
貯めたマイルは航空券やアップグレード、ホテル、ショッピングなど、さまざまな特典に交換できます。日本国内でも、三井ショッピングパーク ららぽーと・ラゾーナ川崎プラザ・歌舞伎座・コジマなどが提携先として案内されており、100円ごとや500円ごとにマイルが貯まります。
マイルの有効期限について、公式サイトは「定期的にマイルを獲得・交換していれば、アジア・マイルの有効期限が切れることはありません」と案内しています。使い続けているかぎり失効しない仕組みです。
なお、かつてアジア・マイルの窓口だった「asiamiles.com」は、現在キャセイパシフィックの公式サイト内のアジア・マイルのページに転送されます。入会や口座の確認も、キャセイパシフィックの公式サイトから行います。
A life rewarded with Asia Miles - キャセイ
マルコポーロクラブは「キャセイ」に統合された
かつてキャセイパシフィックには、アジア・マイルとは別に「マルコポーロクラブ」という上級会員制度がありました。現在この2つは「キャセイ」という一つの会員プログラムに統合されています。入会金や提携クレジットカードの保有といった上級会員の入会条件は、現在の公式サイトには案内されていません。
公式サイトは「「キャセイ」にご入会いただくと、生涯有効なグリーン会員になります」としており、入会は無料です。ステータスはグリーン・シルバー・ゴールド・ダイヤモンドの4段階で、フライトで貯まる「ステータスポイント」で上がります。
公式サイトが示す、会員年度内にステータスをアップグレードするために必要なステータスポイントは次のとおりです。
・シルバー:300
・ゴールド:600
・ダイヤモンド:1,200
公式サイトは「これらのポイント数に加え、キャセイパシフィックの対象区間を1区間以上ご利用いただく必要があります」とも注記しています。ステータスポイントは、キャセイパシフィックのほかワンワールド加盟航空会社のフライトでも獲得できます。
ここで注意したいのが移行期間です。公式サイトは「2026年1月1日から12月31日までは新しい会員プログラムへの移行期間となります。現在のステータスと特典は変わらずご利用いただけますが、更新、アップグレードまたはダウングレードのいずれを行った場合でも、ステータスポイントは「0」にリセットされ、会員資格は2026年12月31日に終了します」と案内しています。新しいプログラムは2027年1月1日から始まります。
提携航空会社のマイルを貯めることも可能
キャセイパシフィックは「ワンワールド」に加盟しています。公式サイトは「「キャセイ」の会員になると、世界を代表する航空会社が加盟するアライアンスワンワールドの恩恵も得られます。ワンワールド加盟航空会社で、アジア・マイルの獲得・交換が可能です」と案内しています。
日本でいえば、同じワンワールドに加盟する「JAL(日本航空)」とマイルの相互利用ができます。キャセイパシフィックの公式サイトも、マイルが貯まる提携航空会社として日本航空・アメリカン航空・ブリティッシュエアウェイズ・香港エクスプレスなどを挙げています。
逆にいえば、キャセイパシフィックに乗ったときに貯められるのは、アジア・マイルかJALマイルなど提携先のマイルのどちらか一方です。どちらに貯めるかは、予約の時点で決めておく必要があります。理由は後述します。
アジア・マイルが貯まりやすいカード
キャセイパシフィックが提携するクレジットカードを利用すると、フライトやカード決済でマイルが貯まります。カードを選ぶときは、特典と年会費のバランスも考慮しましょう。
キャセイパシフィック MUFGカード ゴールド Mastercard®
三菱UFJニコスが発行する、キャセイパシフィックの提携カードです。年会費は本人会員5,500円(税込)、家族会員は1名まで無料で、2人目からは1名につき1,100円(税込)です。申し込み資格は「20歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方(学生を除く)」で、「キャセイ」会員であることが条件になります。入会すると「キャセイ」のグリーン会員になります。
公式サイトが示すマイルの積算は次のとおりです。
・国内でのショッピング:100円につき1.0マイル積算
・海外でのショッピング:100円につき1.5マイル積算
・キャセイパシフィックWEBサイトでの航空券購入:100円につき1.0マイル追加積算
航空券購入分は、ショッピングマイルに「追加」で積算される扱いです。ただし公式サイトは「キャセイパシフィックのWEBサイトでの航空券購入は、公式サイト(cathaypacific.co.jp)にて日本円で購入されたキャセイパシフィックの航空券のみがマイル積算の対象となります」と注記しており、他通貨建てで購入した場合とインド発のフライトは対象外です。
付帯保険には注意が必要です。海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険はいずれも最高3,000万円ですが、その内訳は「自動付帯分:最高500万円」と「利用付帯分:最高2,500万円」の合計です。利用付帯分は旅行代金などを事前にこのカードで支払うことが条件のため、別のカードで旅行代金を払うと補償額は自動付帯分にとどまります。ショッピング保険は年間限度額100万円です。
なお、公式サイトはこのカードを利用するたびにマイルが自動的に貯まり、マイルの有効期限が18ヶ月延長されるとも案内しています。
キャセイパシフィック MUFGカード ゴールド Mastercard®|クレジットカードなら三菱UFJニコス
「SPGカード」はマリオットボンヴォイの提携カードに変わっている
ホテルグループ「マリオットボンヴォイ」とAmerican Express®の提携カードは、かつて「SPGカード(スターウッド プリファード ゲスト カード)」の通称で知られていました。現在この名称のページは「Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」のページへ転送されます。
公式サイトによると、年会費は82,500円(税込)で、家族カードは1枚無料、2枚目以降は41,250円(税込)です。申し込みには事前にMarriott Bonvoy会員番号が必要とされています。
マリオットボンヴォイのポイントは航空会社のマイルへ移行できる仕組みがありますが、アジア・マイルへの移行レートは、今回の調査では公式サイト上で確認できませんでした。移行を目的にカードを選ぶ場合は、申し込みの前にマリオットボンヴォイの公式サイトで現在のレートを確認してください。
JALのマイレージバンクに貯める方法
JALとキャセイパシフィックは提携関係にあり、「JALマイレージバンク会員(JMB会員)」であればキャセイパシフィックのフライトでもJALマイルが積算されます。JALマイルを貯めるための手続き方法を確認しましょう。
マイル加算対象クラスを確認
JALの公式サイトは、キャセイパシフィック航空(CX)便のフライトマイル積算率を、運賃と対象予約クラスの組み合わせで次のように定めています。
・ファーストクラス(F, A):150%
・ビジネスクラス(J, C, D, P):125%
・ビジネスクラス(I):70%
・プレミアムエコノミークラス(W, R):100%
・プレミアムエコノミークラス(E):70%
・エコノミークラス(Y):100%
・エコノミークラス(B, H, K, M, L):50%
予約クラスはアルファベット1文字で示されるもので、同じビジネスクラスでも「J」「C」「D」「P」と「I」で積算率が倍近く違う点に注意しましょう。
JALは「上表の積算対象予約クラスでのご利用であれば、包括旅行運賃もマイル積算の対象となります。購入された運賃にかかわらず、上表の積算対象予約クラス以外で予約された航空券はマイル積算の対象外です」と明記しています。
複数社で同じ便を共有する「コードシェア便」については、「CX便名でワンワールド アライアンス加盟航空会社が運航する便のみ積算対象」とされています。
搭乗前もしくは事後登録で加算
キャセイパシフィックの搭乗便でJALマイルを貯めるには、予約時または搭乗手続き時にJALの「JMBお得意様番号(9桁)」を申し出ます。JALは「ご予約時やご搭乗手続き時にJMBお得意様番号をお申し出の上、会員名で発券された航空券でご搭乗になるとフライトマイルがたまります」と案内しています。番号が9桁でない場合は、先頭に0を追加して登録します。
搭乗前に登録ができなかった場合は、フライト利用後の「事後登録」を行います。JMB提携航空会社便の申請期間は、搭乗日から14日後~6ヶ月以内です。JALはJALマイレージバンク入会以前の搭乗日についても、6ヶ月以内であれば事後登録が可能(各種ボーナスマイルを除く)とも案内しています。
ただし、次の場合はWebサイトで事後登録の手続きができず、搭乗後6ヶ月以内にJALマイレージバンク会員事務局へ問い合わせる必要があります。
・JMBの登録名と航空券の氏名が異なる場合
・すでに積算されているフライトマイルを訂正する場合
・提携航空会社の事後登録で、区間・搭乗クラス・予約クラスが表示されない場合
マイルが積算されるまでは、eチケットなどの搭乗券は大切に保管しておきましょう。
フライトマイル積算手続き・事後登録手続き(フライトでためる) - JALマイレージバンク
予約前に決めておきたい「どちらに貯めるか」
キャセイパシフィックのエコノミークラスでも、JALの積算対象予約クラス(YおよびB・H・K・M・L)以外で予約した航空券は、JALマイルの積算対象外です。安い運賃ほど積算対象外の予約クラスになりやすいため、予約の前に確認しておきましょう。
会員番号は1つの予約に1つだけ
「とりあえずJALで登録して、対象外だったら後からアジア・マイルに移す」ということはできません。JALは公式サイトで次のように明記しています。
「JALではひとつの予約記録にJMBお得意様番号・またはJMB提携航空会社マイレージプログラム会員番号いずれか、ひとつの会員番号のみ受付可能です。なお、他航空会社(JMB提携航空会社を含む)のマイレージプログラムに積算したマイルをJMBの口座に移行すること、または、JMBの口座に積算したマイルを他航空会社のマイル口座に移行すること、および特典引き換え時におのおののプログラムの口座のマイルを合算することはできません。」
つまり、1つの予約に登録できる会員番号は1つだけで、後から移し替えることも、両方のプログラムのマイルを合わせて特典に交換することもできません。予約の時点で、アジア・マイルとJALマイルのどちらに貯めるかを決めておく必要があります。
また、JALは「JMB以外のマイレージプログラムに重複して登録された場合」をマイル積算の対象外としています。二重に登録して両方に貯めようとすると、どちらにも積算されない可能性があります。
積算対象外のクラスならアジア・マイルを検討する
JALの積算対象外になる予約クラスで予約する場合は、キャセイパシフィック自身のプログラムであるアジア・マイルに貯めるという選択肢があります。
アジア・マイルは、フライトのほかホテル・ショッピング・ダイニング・ウェルネスなど800を超える提携会社で貯められます。日本国内の提携先も案内されているため、フライト以外でマイルを積み増しやすい点が特徴です。
ただし、キャセイパシフィック便でアジア・マイルがどのくらい積算されるかは、公式サイトでは「ステータスポイント/アジア・マイル計算機」で区間と予約クラスを入力して確認する形になっており、一覧表としては公開されていません。予約する運賃が決まったら、この計算機で獲得できるマイル数を確認してから、どちらに貯めるかを決めましょう。
なお、貯めたアジア・マイルはワンワールド加盟航空会社の特典航空券にも交換できます。JALに乗るためのマイルを、キャセイパシフィックのフライトで貯めるという使い方も可能です。
キャセイパシフィックのマイルに関するよくある質問(Q&A)
キャセイパシフィックのマイルで迷いやすい点を、キャセイパシフィックとJALの公式情報にもとづいてまとめました。
まとめ|キャセイパシフィックのマイルは予約前に貯め先を決める
キャセイパシフィックのマイルは「アジア・マイル」で、会員プログラムはかつてのマルコポーロクラブと統合され「キャセイ」になりました。ステータスはグリーン・シルバー・ゴールド・ダイヤモンドの4段階で、2027年1月1日からは新しい会員プログラムに切り替わります。
JALマイレージバンク会員なら、キャセイパシフィックのフライトでJALマイルも貯められます。ただし積算率は予約クラスごとに定められており、エコノミークラスで積算対象になるのはYとB・H・K・M・Lだけです。それ以外の予約クラスは積算対象外になります。
そして、1つの予約に登録できる会員番号は1つだけで、後からマイルを移し替えることはできません。予約する運賃の予約クラスを確認したうえで、アジア・マイルとJALマイルのどちらに貯めるかを先に決めておきましょう。