American Express®のゴールドカードでマイルを貯めたいけれど、交換レートが実際どのくらいなのか分かりにくい、と感じていませんか。
メンバーシップ・リワードのポイントは、移行先とオプションプログラムへの登録状況でレートが変わります。数字は公式サイトが表で公開しているので、そこを押さえれば迷いません。
本記事では、公式サイトに掲載されている現行の移行レートと、ポイントが3倍貯まる仕組みを整理します。
- 現在申し込めるゴールドは「ゴールド・プリファード・カード」(年会費39,600円・税込)
- ゴールド・プリファードはメンバーシップ・リワード・プラスに無料かつ自動で登録される
- マイル移行はANAが1,000ポイント→1,000マイル、JALが2,500ポイント→1,000マイル
- 対象加盟店ボーナスポイントプログラムに登録すると対象加盟店で100円=3ポイント
- ANAマイルへの移行には年間参加費5,500円(税込)が別途かかる
- American Express®のゴールドカードの概要
- 年会費は3万9600円(税込)
- 夫婦や親子で持つとお得
- メンバーシップ・リワード・プラスに自動で登録される
- グリーンとの主な違い
- 海外旅行傷害保険は最高1億円に
- プライオリティ・パスの利用料がお得
- 旅行やダイニングに役立つ特典
- メンバーシップリワードのシステム
- 基本は100円につき1ポイント
- 200円につき1ポイントになる利用と加算対象外の利用
- ポイントをマイルに交換するには
- 提携航空会社13社のマイルに交換できる
- 交換するには事前登録が必要
- マイル還元率はよいの?
- メンバーシップ・リワード・プラス未登録なら2000ポイントで1000マイル
- レートアップにはメンバーシップ・リワード・プラスが必要
- 3倍のポイントを貯める方法
- ANAのマイルを貯めるなら?
- まとめ|American Express®のゴールドはマイル移行レートで選ぶ
American Express®のゴールドカードの概要
American Express®が自社で発行するプロパーカードには「グリーン」「ゴールド・プリファード」「プラチナ」などがあります。ゴールドは年会費がやや高めですが、ゴールドならではの特典が充実しているのが特徴です。
年会費は3万9600円(税込)
「American Express®」は、クレジットカードの国際ブランドの一つです。ステイタス性の高い「富裕層向けのカード」というイメージを抱いている人もいるでしょう。
公式サイトの会費一覧に掲載されている個人向けカードは、グリーン・カード(月会費1,100円・税込)、ゴールド・プリファード・カード(年会費39,600円・税込)、プラチナ・カード(年会費165,000円・税込)の3種類です。
つまり、現在ゴールドとして申し込めるのは「アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード」で、年会費は39,600円(税込)です。グリーンが月会費制になっている点も、以前とは異なります。
その分、特典の手厚さは納得のいくものでしょう。券面は華やかなゴールドと柔らかく輝くローズゴールドから選べるメタル製で、公式サイトによれば、カードのサービスを使いこなすと1年間で合計61,000円相当の恩恵を受けることも可能とされています。
夫婦や親子で持つとお得
カード本会員の家族に対して発行されるカードが「家族カード」です。本会員とほぼ同じサービスを家族も利用できます。
ゴールド・プリファード・カードの家族カードは2枚まで無料で、3枚目以降は1枚につき19,800円(税込)です。ちなみにプラチナ・カードは4枚まで無料、グリーン・カードは1枚につき月会費550円(税込)となっています。
家族カードで貯めたポイントは本会員のカードに集約されるため、個別でカードを持つよりもポイントが貯まるスピードが加速します。継続特典の「フリー・ステイ・ギフト」も、家族カードの利用金額が基本カードに合算されるため条件を達成しやすくなります。
メンバーシップ・リワード・プラスに自動で登録される
マイルを貯めるうえで、ゴールド・プリファード・カードには見逃せない特徴があります。
American Express®には「メンバーシップ・リワード・プラス」という有料のオプションプログラムがあり、登録するとポイントの移行レートが上がり、有効期限も無期限になります。年間参加費は3,300円(税込)で、2年目以降は自動更新です。
公式サイトは「ゴールド・プリファードのカード会員様は無料かつ自動的に登録されます」と明記しています。個人向けプラチナのカード会員も無料で登録できます。
つまり、ゴールド・プリファードなら追加費用なしで、後述する有利な移行レートと「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」の参加資格が手に入るということです。マイル目的でカードを選ぶなら、ここが実質的な差になります。
グリーンとの主な違い
American Express®のスタンダードなカードは券面がグリーンのため「グリーン・カード」と呼ばれます。グリーンは月会費制、ゴールド・プリファードは年会費制と料金体系から違いますが、補償の手厚さや特典の多さも異なります。
海外旅行傷害保険は最高1億円に
公式サイトの補償内容一覧によると、グリーン・カードもゴールド・プリファード・カードも、海外旅行傷害保険は「旅行代金をカード決済した場合」に適用されます。いわゆる利用付帯で、カード利用がなければ保険は適用になりません。
補償額は次のとおりです(傷害死亡/傷害後遺障害保険金の最高額)。
・グリーン・カード:基本カード会員 5,000万円/家族カード会員 5,000万円
・ゴールド・プリファード・カード:基本カード会員 1億円/家族カード会員 5,000万円
ゴールド・プリファードは、傷害・疾病治療費用保険金がそれぞれ300万円、賠償責任保険金が4,000万円、救援者費用保険金が保険期間最高400万円と、治療費まわりも手厚くなっています。
さらにゴールド・プリファードには、乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能費用が1回につき最高2万円、受託手荷物遅延費用が1回につき最高2万円、受託手荷物紛失費用が1回につき最高4万円といった、飛行機のトラブルに備える補償が付きます。旅行が多い人ほど差を感じられるでしょう。
補償内容の詳細や適用条件は、公式サイトの規定集で確認してください。
プライオリティ・パスの利用料がお得
「プライオリティ・パス」とは、国内外1,300ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。
公式サイトによると、American Express®の対象カード会員はプライオリティ・パスの年会費が無料になります。さらにゴールドは、ラウンジの利用料が年間2回まで無料です。基本カードだけでなく、家族カードでも年2回まで無料で利用できます。
申し込みは、American Express®のマイアカウントから行います。プライオリティ・パスのホームページから直接申し込むと本特典の対象外になるので注意しましょう。なお、ゴールド・プリファードはデジタル会員証のみの提供です。
利用時の注意点も押さえておきましょう。国内は国際線出発ラウンジのみが対象で、国際線到着ラウンジと国内線の出発・到着ラウンジは利用できません。また、American Express®付帯のプライオリティ・パスは空港ラウンジのみが対象で、通常のプライオリティ・パスで提供される空港内のレストランやスパは含まれません。
旅行やダイニングに役立つ特典
American Express®は、旅行やダイニング関連のサービスが充実しているのが特徴です。
ゴールド・プリファード・カードには、ダイニング予約サービス「ポケットコンシェルジュ」で予約・決済すると支払い金額の20%(年間最大合計10,000円)がキャッシュバックされる特典が付きます。
また、カードを継続すると「フリー・ステイ・ギフト」の対象になります。ゴールド・プリファードの場合は年間200万円(税込)以上のカード利用が条件で、国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券が進呈されます。家族カードの利用金額も基本カードに合算されるため、条件は達成しやすくなっています。
そのほか、うっかり落として画面が割れてしまった場合などに本体の修理費用を補償する「スマートフォン・プロテクション」も付帯します。適用条件があるため、詳細は公式サイトで確認しましょう。
メンバーシップリワードのシステム
American Express®のポイントプログラムは、「メンバーシップ・リワード」と呼ばれます。カード利用でポイントがどのように貯まるのかを確認しましょう。
基本は100円につき1ポイント
メンバーシップ・リワードでは、カードの利用金額100円につき1ポイントが貯まります。コンビニやスーパーでの買い物をはじめ、毎月の携帯電話料金やインターネット料金も対象です。
公式サイトによると、ポイントの有効期限は最長3年です。ただし、一度交換すれば無期限になります。メンバーシップ・リワード・プラスに登録した場合も無期限です。
ポイントの加算タイミングは加盟店により異なります。通常はAmerican Express®が加盟店からの請求処理を受け付けた後、2営業日でポイントが加算されます。ポイントは利用代金明細書の合計金額ではなく、利用代金明細ごとに加算されるため、100円未満の明細には加算されません。
なお、後述するオプションプログラムに登録すると、対象加盟店では100円につき3ポイントが貯まります。
200円につき1ポイントになる利用と加算対象外の利用
全ての利用で100円につき1ポイントが貯まるわけではありません。公式サイトは「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」を一覧で公開しています。
電気・ガス・水道の料金、国税・地方税、国民年金保険料などの公金は、200円につき1ポイントです。Amazon Pay、d払い(二次元バーコード、バーコード決済分)、楽天ペイ(コード払い決済分)といった決済サービスの利用分も同様です。ほかに、病院や歯科医院などの医療関連の利用、宝くじ、郵便窓口での支払いも200円につき1ポイントになります。
一方、決済サービスへのチャージはポイント加算の対象外です。一覧には次のものが挙げられています。
・楽天Edy
・モバイルSuica
・SMART ICOCA、モバイルICOCA
・モバイルPASMO
・WAONチャージ、nanaco Apple Pay
・au PAY 残高
カードの年会費・月会費、メンバーシップ・リワード・プラスの年間参加費、ANAマイルへの移行にかかる年間参加費、NHK受信料なども加算対象外です。チャージでポイントを獲得したい人は、American Express®以外のカード登録を検討しましょう。
ポイントをマイルに交換するには
American Express®のカードは、ライフスタイルや目的に合わせて「ポイントの移行先」が決められるのが魅力です。他社ポイントはもちろん、航空会社のマイルにも交換ができます。
提携航空会社13社のマイルに交換できる
公式サイトによると、メンバーシップ・リワードのポイントは提携航空会社13社のマイルやポイントへ移行できます。一覧に挙げられているのは以下のプログラムです。
・全日空 ANAマイレージクラブ
・日本航空 JALマイレージバンク
・スカンジナビア航空 ユーロボーナス
・エミレーツ航空 エミレーツ・スカイワーズ
・エールフランスKLM フライング・ブルー
・カタール航空 プリビレッジクラブ
・カンタス・フリークエントフライヤー
・キャセイ
・シンガポール航空 クリスフライヤー
・タイ航空 ロイヤルオーキッドプラス
・デルタ航空 スカイマイル
・ブリティッシュ・エアウェイズ・クラブ
・ヴァージンアトランティック航空 フライングクラブ
日系ではANAとJALの両方が対象です。JALマイレージバンクへ直接移行できるため、以前のように他社マイルを経由する必要はありません。
マイルの移行は、各航空会社のマイレージプログラムに入会していることが前提です。プログラムに入会すると、マイルの交換や積算時に必要となる「会員番号」が付与されます。
交換するには事前登録が必要
マイル交換時は、会員専用サイト「マイアカウント(オンライン・サービス)」への登録を行います。
ログイン後は「ポイントプログラムについて」タブから「ポイント移行提携先プログラムのご登録」を選び、申し込みフォームに提携航空会社のプログラム会員番号と移行ポイント数を入力します。メンバーシップ・リワード・プラスの同時登録も可能です。
2回目以降は「マイルや提携ポイントへ移行する」ページにログインし、移行先を選んでポイント数を入力するだけで完了します。
なお、初回の移行には通常2週間かかり、2回目以降の所要期間は提携先により異なります。移行申し込み後の変更・キャンセルはできないため、入力内容はよく確認しましょう。
会員専用サイト オンライン・サービス|アメリカン・エキスプレス
マイル還元率はよいの?
マイラーにとって重要なのが「マイルの交換レート」です。提携先が多いのは魅力ですが、ポイントからマイルに交換したときのレートはどうでしょうか。
メンバーシップ・リワード・プラス未登録なら2000ポイントで1000マイル
公式サイトは、最少移行単位とポイント移行レートを一覧表で公開しています。メンバーシップ・リワード・プラスの登録状況で次のように変わります。
・ANAのマイル:登録済み 1,000ポイント→1,000マイル/未登録 2,000ポイント→1,000マイル
・JALのマイル:登録済み 2,500ポイント→1,000マイル/未登録 3,000ポイント→1,000マイル
・その他の提携航空会社のマイル:登録済み 1,250ポイント→1,000マイル/未登録 2,000ポイント→1,000マイル
さらに、ANAマイルに移行する場合は年間参加費5,500円(税込)が別途かかります。2年目以降は自動更新で、明細には「メンバーシップ・リワードANAコース」と表示されます。個人向けプラチナ・カードなどの会員は、この年間参加費が無料です。
ANAマイレージクラブへの移行は1日1回までです。移行の上限は1年間(1月1日〜12月31日の弊社処理日)で、メンバーシップ・リワード・プラス未登録の場合は80,000ポイント(=40,000マイル)まで、登録済みの場合は40,000ポイント(=40,000マイル)までとなっています。
提携先の航空会社が多いのが魅力のため、「行き先ごとに特典航空券の予約が取りやすい航空会社のマイルへ交換する」などの用途があれば十分に活用できるでしょう。
レートアップにはメンバーシップ・リワード・プラスが必要
前述のとおり、メンバーシップ・リワード・プラス(年間参加費3,300円・税込/2年目以降自動更新)に登録すると、マイルの移行レートがアップします。ポイントの有効期限が無期限になるほか、後述する「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」への参加資格も得られます。
ゴールド・プリファード・カードの会員は、この登録が無料かつ自動で行われます。個人向けプラチナ、ビジネス・プラチナなどの会員も無料で登録できます。
グリーン・カードなど自動登録の対象外のカードで「ポイントをじっくり貯め、少しでもお得に交換したい」という人は、加入を検討しましょう。登録手続きには通常2週間かかります。
3倍のポイントを貯める方法
メンバーシップ・リワード・プラスの登録者は、無料のオプションプログラム「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」に参加できます。
公式サイトによると、このプログラムに登録すると、対象加盟店・サービスでの利用が100円=3ポイント(通常ポイント1ポイント+ボーナスポイント2ポイント)になります。ゴールド・プリファードのカード会員は自動的に登録されます。
対象加盟店・サービスは次のとおりです。
・Amazon(Amazon.co.jp、Amazonマーケットプレイス、Kindle本、Amazon Business)
・Yahoo! JAPAN(Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークション)
・App StoreやAppleのサービス(Apple One、App Store、Apple Music など)
・Uber Eats
・ヨドバシカメラ(ヨドバシ・ドット・コム、石井スポーツ、アートスポーツ)
・JAL公式ウェブサイト
・一休.com
・HIS公式ウェブサイト
・アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン
上限にも注意が必要です。プログラム年度(9月1日〜8月31日の1年間)ごとのボーナスポイントの上限は10万ポイントで、ゴールド・プリファードの上限は10,000ポイント(50万円利用分)です。
また、QUICPay、楽天Edy、Suicaによる決済はボーナスポイントの加算対象外です。対象加盟店であっても、これらを経由するとボーナス分は付きません。ボーナスポイントの対象は日本円建ての利用に限られ、外貨建ての利用も対象外です。
メンバーシップ・リワード・プラス|American Express®
ANAのマイルを貯めるなら?
ゴールド・プリファード・カードでANAマイルを1,000ポイント→1,000マイルのレートで移行する場合、メンバーシップ・リワード・プラスは自動登録なので追加費用はかかりませんが、ANAマイルへの移行にかかる年間参加費5,500円(税込)は別途必要です。
ANAマイルを貯めるのが目的であれば、年会費7,700円(税込)の「ANAアメリカン・エキスプレス®・カード」を検討する方法もあります。公式サイトによると、ANAアメリカン・エキスプレス・カードは「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円・税込/2年目以降自動更新)への登録が必要です。
どちらが合うかは、年間の利用額とマイル以外の特典をどれだけ使うかで変わります。カードの会費と移行にかかる参加費を並べて比べてみましょう。
まとめ|American Express®のゴールドはマイル移行レートで選ぶ
現在申し込めるゴールドは「ゴールド・プリファード・カード」で、年会費は39,600円(税込)です。グリーンに比べて旅行関連の補償や特典が充実しており、提携航空会社13社のマイルに交換できるのも大きな魅力でしょう。
マイルの交換レートは、メンバーシップ・リワード・プラスの登録状況で決まります。ANAは1,000ポイント→1,000マイル、JALは2,500ポイント→1,000マイル、その他の提携航空会社は1,250ポイント→1,000マイルです。
ゴールド・プリファードはこの登録が無料かつ自動なので、レートアップのための追加費用はかかりません。ただしANAマイルへの移行には年間参加費5,500円(税込)が別途必要です。ANAマイル一択であれば、「ANAアメリカン・エキスプレス®・カード」などのほかのカードも検討しましょう。
ANAやJALのマイルはポイントサイトで貯まったポイントをドットマネー経由で交換することでお得に貯めることができます。さらに今ならドットマネーおすすめのポイントサイトで新規会員登録キャンペーンを開催中です。