- Q
Kyashでポイントの2重取りはまだできますか?
- A
Kyash側のポイントは付かなくなりました。2026年4月1日0時から、クレジットカードなどで入金した残高(Kyashバリュー)での決済はポイント付与の対象外です。
Kyashポイントが貯まるのは、銀行口座などから入金したKyashマネーでの決済のみで、付与率は一律0.5%です。入金元のカード会社側のポイントについては、各カード会社の規定を確認してください。
「Kyashはポイントが貯まる」と聞いて使い始めたのに、思ったより貯まらない――そう感じる人が増えています。2026年4月1日のリニューアルでポイントの付与条件が変わり、貯まるのは銀行口座などから入金した「Kyashマネー」での決済だけになったためです。本記事では、Kyashを使う前に知っておきたい注意点を5つに絞り、Kyash公式サイトとヘルプの記載にもとづいて解説します。
- ポイントが貯まるのは「Kyashマネー」決済のみで、付与率は一律0.5%
- 残高はKyashバリューから先に消費されるため、ポイントが付きにくい場面がある
- スーパー・コンビニ・交通機関など、ポイント付与の対象外ジャンルが広い
- 本人確認をしないと決済上限は1回3万円・1ヶ月12万円にとどまる
- 2026年9月1日に、本人確認未完了アカウントのカード入金が終了する
Kyashのメリットと、変わった前提
「Kyash(キャッシュ)」は、株式会社Kyashが提供するプリペイドカードです。あらかじめ入金した残高の範囲内で、Visa加盟店やオンラインで支払えます。アプリと連動しているため利用履歴がすぐに確認でき、使いすぎを防ぎやすいのが利点です。
一方で、ポイントの付与条件・利用上限・入金方法は、2025年から2026年にかけて相次いで変わりました。以前の情報のまま使うと「貯まるはずのポイントが付かない」といったズレが起きます。
現在発行できるカードは2種類
Kyash公式のカードラインアップでは、発行できるカードは「Kyash Card」と「Kyash Card Virtual」の2種類と案内されています。
Kyash Cardは発行手数料900円のプラスチックカードで、ICチップを搭載し、差し込みでの決済や海外での利用に対応します。本人確認が必須です。Kyash Card Virtualは発行手数料無料のバーチャルカードで、本人確認は任意。実店舗で使う場合はApple Pay/Google ウォレット/Samsung Payに登録して「Visaのタッチ決済」を利用します。
どちらも年会費は無料、ポイント還元率は0.5%(Kyashマネーのみ)、ポイント付与上限はなしと案内されています。かつてあった「Kyash Card Lite」は2025年9月30日18時で決済の取り扱いが終了しました。
また本人認証サービス(3Dセキュア2.0)は、Kyash CardとKyash Card Virtualのどちらも対応済みとヘルプに明記されています。かつては上位カードだけが対応していましたが、現在は差がありません。
アプリ名:Kyash(キャッシュ)
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
不正利用に対する補償がある
Kyashには、利用を自分で止められる「カードロック」機能や、Kyash Cardに搭載されたICチップなど、不正利用を防ぐ仕組みがあります。加えて、不正利用の被害に対する補償制度も設けられています。
不正利用に気づいたときは、まずアプリでカードロックをかけることが先決です。そのうえで、アプリ内の「お問い合わせ」から補償申請の手続きに進みます。補償の条件や申請期限は変更されることがあるため、実際に申請する際は公式ヘルプの最新の案内を確認しましょう。
なお2026年6月30日付で、Kyashマネーアカウント利用規約・Kyashバリューアカウント利用規約の「不正利用に基づく補償」の条項が改定されています。
Kyashで注意したい5つのポイント
ここからは、Kyashを使ううえで見落としやすい注意点を5つ取り上げます。いずれも「知らないと損をする」タイプの仕様です。
①ポイントが貯まるのは「Kyashマネー」決済だけ
Kyashの残高は、入金方法によって「Kyashマネー」と「Kyashバリュー」に分かれます。銀行口座などから入金した残高がKyashマネー、クレジットカード・デビットカードやポイントから入金した残高がKyashバリューです。
Kyash公式の告知によると、2026年4月1日0時からKyashバリュー決済のポイント付与は終了しました。同時にKyashマネー決済の付与率は一律0.5%に統一され、月間の付与上限(それまでは月1,200ポイント=決済額12万円分)は撤廃されています。
つまりクレジットカードからKyashに入金して使う「ポイントの2重取り」は、Kyash側のポイントが付かなくなりました。ポイントを貯めたいなら、銀行口座などから入金してKyashマネーで決済する必要があります。
なおヘルプでは「Kyashマネーでお買い物した場合、200円につき最大1ポイントを還元します」と案内されています。1ポイント未満は切り捨てのため、少額決済ではポイントが付かないことがあります。
②残高はKyashバリューから先に消費される
①と合わせて必ず押さえておきたいのが、残高が使われる順番です。
Kyash公式ヘルプによると、決済時の残高の優先消費順位は、本人確認アカウントの場合「Kyashバリュー(期限付き)→ Kyashバリュー → Kyashマネー」の順で、この順位を変更することはできません。
これは、クレジットカードから入金した残高(Kyashバリュー)が残っている限り、ポイント付与の対象であるKyashマネーが使われないということです。銀行口座から入金してポイントを貯めるつもりでも、バリュー残高が残っていればその分は付与対象外の決済になります。
ポイントを確実に貯めたい場合は、クレジットカードからの入金とKyashマネーの入金を混在させない使い方が無難です。
③ポイント付与の対象外ジャンルが広い
Kyashマネーで決済しても、ジャンルによってはポイントが付きません。2026年4月1日から対象外のジャンルが追加され、日常的に使う場面の多くが含まれるようになりました。
公式が対象外として挙げているのは、スーパー・コンビニ、ファーストフード、ドラッグストア、交通・移動(モバイルSuicaやPASMOへのチャージ、定期券、鉄道・タクシー・バス・航空会社)、飲食・カフェ、旅行・宿泊予約、公共料金・インフラ、税金・ふるさと納税・寄付などです。100円ショップ、自動販売機・ゲームセンター、病院、郵便局、ほかのウォレットサービスへのチャージ、金券や商品券など現金同等物の購入も対象外とされています。
一方、対象ジャンルとして挙げられているのはオンラインショッピング・EC、デジタルコンテンツやサブスクリプション、百貨店・小売などです。記載されている店舗名は各ジャンルの一例のため、最新の一覧は公式ヘルプで確認しましょう。
なおKyashポイントの有効期限は、Kyash Visaカードによる最終取引日から180日です。180日間取引がないと失効します。
④本人確認をしないと上限が大きく下がる
Kyashの利用上限は、2025年11月1日の改定でカードの種類ではなく「本人確認の有無」で決まる形になりました。
本人確認を済ませたKyashマネーアカウントは、決済が1回30万円・1ヶ月100万円、送金が1回30万円・24時間30万円・1ヶ月100万円、入金が1回50万円・24時間50万円です。
これに対し本人確認未完了のKyashバリューアカウントは、決済が1回3万円・1ヶ月12万円、送金が1回5万円・24時間5万円・1ヶ月5万円、入金が1回5万円・24時間5万円にとどまります。1つのカード番号で使える累計金額も100万円までです。
さらに本人確認未完了アカウントでは「出金」が利用できません。残高を銀行口座に戻せない点は、事前に知っておきたいところです。
⑤2026年9月1日にカードからの入金が終了する
Kyashは、クレジットカード・デビットカードからの入金について、本人確認がお済みでないお客さまを対象に、2026年4月27日にカードの新規登録を停止し、2026年9月1日にカードからの入金取り扱いを終了すると告知しています。登録済みのカードも、2026年8月31日までしか入金に使えません。
本人確認を完了すれば、引き続きカードからの入金を利用できます。本人確認をしない場合でも、セブン銀行ATM入金・ローソン銀行ATM入金(手数料無料)、コンビニ入金、ペイジー入金は引き続き利用できると案内されています。
なおカードの登録・入金には本人認証(3Dセキュア)が必須で、3Dセキュア未対応のカードは登録できません。
そもそも使えない支払いもある
Kyashはプリペイドカードという性質上、Visa加盟店であっても使えない支払いがあります。公式ヘルプで挙げられている主なものは次のとおりです。
- 月額・継続契約の利用料金(公共料金、電話料金、CATV視聴料、プロバイダ利用料、新聞購読料、保険料、レンタルサーバ、通信教育、各種月会費など)
- 高速道路通行料金(有人ブース)
- 機内販売(オフライン)
- 各種プリペイド・電子マネーの購入・チャージ(楽天Edy、Vプリカ、ANA PAY、IDARE、VANDLE CARD、B/43など)
- ガソリンスタンドでの支払い(Kyash Card Virtualのみ。Kyash Cardは利用可)
またクレジットカードやほかの電子マネーとの併用はできません。残高が購入代金に満たない場合に備え、あらかじめ入金しておく必要があります。
手数料がかかる場面もあります。銀行口座・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMからの出金、コンビニ入金、ペイジー入金にはそれぞれ手数料がかかり、海外店舗等での決済には海外サービス手数料4.5%が加算されます。この4.5%は返金時の対象外となるため、海外での返品・キャンセル時には返金額が減る点にも注意しましょう。金額の詳細は公式ヘルプ「各種手数料について」で確認できます。
Kyashのデメリットに関するよくある質問(Q&A)
Kyashの注意点について、とくに質問の多い項目をまとめました。
まとめ|Kyashは「マネー残高で、対象ジャンルに」使うのが前提
Kyashのデメリットは、2026年4月1日のポイントリニューアルでかなり性格が変わりました。かつての売りだった「クレジットカードから入金してポイントを2重取りする」使い方は、Kyash側のポイントが付かなくなっています。
現在Kyashポイントが貯まるのは、銀行口座などから入金したKyashマネーで、対象ジャンルの支払いをしたときだけです。しかも残高はKyashバリューから先に消費されるため、入金方法を混在させると意図せず対象外の決済になります。
加えて、本人確認をしないと上限が1回3万円・1ヶ月12万円にとどまり、2026年9月1日にはカードからの入金も使えなくなります。Kyashを使い続けるなら、本人確認を済ませたうえで、銀行口座からの入金を軸にするのが現実的でしょう。
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