PASMO定期券の更新は、駅の券売機・定期券発売窓口・PASMOアプリで手続きできます。東京メトロや小田急電鉄では14日前から購入できますが、区間変更をともなう場合は継続ではなく新規発行となり、今の定期券は払いもどしが必要です。この記事では、PASMO定期券の更新方法と、有効期限が切れている場合・区間変更の場合・通学定期の場合の扱いを解説します。
- 継続購入は駅の券売機・定期券発売窓口・PASMOアプリでできる(東京メトロ・小田急電鉄は14日前から)
- 継続購入で指定できる開始日は「旧定期の有効期限最終日の翌日」のみ
- 区間変更は新規発行の扱いになり、今の定期券は払いもどしが必要(東京メトロは手数料220円)
- 有効期限が切れていても更新でき、区間が変わらないなら払いもどしは不要
- 通学・小児用の新規購入と年度をまたぐ継続購入は窓口のみで、モバイルPASMOは13歳未満は利用できない
PASMO定期券更新の前に
PASMO定期券の更新は、保有している定期券の種類によって変わります。更新後の購入エリアも確認しておきましょう。クレジットカードとの連携をしている場合、区間変更によってお得なカードが変わる可能性もあります。
種類と購入可能なエリアについて
PASMO定期券には「PASMO機能のみの定期券」「クレジットカード一体型定期券(一部対象外)」「モバイルPASMO定期券」があります。
更新の前に、種類変更が必要な場合は検討しましょう。すでに保有しているPASMO定期券の情報を移すことはできないため、種類を替えたい場合は有効期間を過ぎてからの新規購入になります。
クレジットカード一体型は、1枚のカードで定期券・クレジット・PASMOの機能を備えているのが魅力です。手持ちのカードを増やしたくないなら、更新の際にまとめてしまうのもよいでしょう。
PASMOには独自のポイントシステムがなく、定期券購入では交通機関提携のクレジットカードによる決済で「クレジットカードのポイント」が貯まります。
お得にポイントを貯めたいなら、東京メトロの「To Me CARD」や東急の「東急カード」など、路線によって紐付けるクレジットカードを選択しましょう。定期券外の利用でも、カードからのPASMOチャージで効率よくポイントが貯まります。
進学・勤務先の変更などで利用交通機関が変わる場合は、今のクレジットカードでよいのか検討するよい機会です。区間変更のみであっても、PASMOが使えるエリアなのか確認をしておきましょう。
PASMOの定期券更新方法
まずは、カードタイプのPASMO定期券の更新方法を見ていきましょう。一般的な継続購入以外に、「区間指定」をともなう場合や「有効期限切れ」の定期の取り扱いについても解説します。
定期券の更新は駅の券売機や窓口で
PASMO公式によると、PASMO鉄道定期券は「PASMO取扱事業者各駅の券売機(定期券発売機能付き)、または駅の定期券発売窓口」で購入できます。同じ区間の場合、定期券の有効期限が近づくと更新が可能です。何日前から買えるかは鉄道事業者ごとに決まっており、小田急電鉄・東京メトロはいずれも公式サイトで「14日前」から新規購入・継続購入ができると案内しています。
券売機での継続手続きは「PASMO」を選択し、「定期券」の購入画面に進みます。今のカードで継続して同じ区間の定期券を購入する場合は「継続購入」を選択して処理を進めましょう。
窓口では「PASMO定期券購入申込書」に記入します。利用しているPASMO定期券を持っていき、あわせて窓口に提出しましょう。
なお、期限が切れる前の購入の場合、あくまでも「継続」購入であるため「旧定期の有効期限最終日の翌日」のみを新定期開始日に設定が可能です。
しかし、長期休暇などを挟むなど、必ずしも翌日から必要とは限りません。有効期限から離れた日にちを設定したい場合は、期限が切れてから購入するか新規で発行しましょう。前述の2社では、新規購入も「14日前」から可能です。
区間変更を伴う場合
定期券の区間変更がある場合は「新規発行」となります。東京メトロ・小田急電鉄のように「利用したい日の14日前」から手続きできる事業者が多いものの、開始時期は事業者ごとに異なります。現在使っている定期券は使えなくなるため利用期間中に「払い戻し」を行うか、有効期限終了後に新たな区間の定期を購入するか決めましょう。
気をつけたいのが払いもどしの条件です。PASMO公式は「PASMO定期券の払いもどし手数料は、事業者により異なります」としており、一律ではありません。たとえば東京メトロの場合、「購入時の定期旅客運賃から、使用月数分の定期旅客運賃と手数料220円を差し引いた額を払戻します」と案内されています。
また、PASMO公式には「定期券払いもどし計算額とSF残額の合計額が定期券の払いもどし手数料以下の場合は、その合計額を払いもどし手数料としていただきます」という記載があり、使用状況によっては手元に戻る金額がなくなることもあります。
計算方法は交通機関によって変わるため、窓口や公式サイトで確認しておきましょう。区間変更の予定があらかじめわかっている場合は、変更前までの定期を購入して新規発行に備えておくと払い戻しで損する可能性は低くなります。
有効期限が切れている場合
PASMO定期券の有効期限が切れていても、更新は可能です。PASMOの定期券は券面の印字を書き換えたり消去したりできます。新規発行と同じ扱いになるため、手続きできる時期は事業者の定めに従います。
有効期限が切れた定期券を券売機や窓口で更新すると、新しい日付の定期に切り替わります。区間が変わらないのであれば、払い戻しの必要はありません。
PASMO定期券ではなく、通常のPASMOに戻したいときも同様です。有効期限が切れた定期の印字を消去してもらえば、記名PASMOとして使い続けられます。
PASMO公式も「有効期間の切れた定期券は消去しておくことをお勧めします」としています。当面定期券の利用予定がない場合は、定期券の日付を消去してもらいましょう。定期券の日付が残っていると、紛失や磁気トラブルなどで再発行を希望する際に、定期を発行した鉄道事業者の窓口以外での処理ができません。
定期券更新はPASMOのアプリが便利
カード型の定期券を持っている場合、「PASMOアプリ」に切り替えるとモバイル端末が定期として使えるようになります。
カードの紛失が気になるときや、スマホを活用したいときはアプリで定期券を使うことも検討しましょう。すでにPASMOアプリを利用している場合の継続定期購入方法も紹介します。
アプリでできることと注意点
PASMOアプリでは、定期券の購入やPASMOへのチャージができます。鉄道だけでなく、バスの定期も対象です。PASMOアプリでは、区間変更手続きにも対応しています。
アプリ下部のメニュー「定期券購入・PASMO管理」より、区間変更手続きを行いましょう。今まで使っていた定期は払い戻しとなり、購入時のクレジットカードに後日払い戻される仕組みです。
なお、「鉄道から鉄道バスへの連絡定期」券や「2区間定期券」など、PASMOアプリ上で区間変更手続きができないケースもあります。
そのほか、東急線などモバイルPASMO定期券ではポイント還元対象外となる路線もあり、定期の種類を決めるときは路線ごとのルールの確認も大切です。
アプリ名:PASMO
価格:無料
Apple Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
定期券を更新する手順
定期の更新は、現在持っているPASMOの種類によって方法が変わります。カードタイプのPASMO定期からの切り替えは、PASMOアプリで「モバイルPASMO新規発行」から「PASMOをモバイルPASMOに切り替える」を選んで手続きを行いましょう。
なお、カードからの切り替えができるのは「PASMOアプリの利用開始時」のみに限られます。移行後はカードの定期が払い戻しとなるため、窓口で手続きも必要です。
すでにPASMOアプリで定期を利用している場合は、「定期券購入・PASMO管理」のタブより手続きします。有効期限内の定期は「継続購入」、有効期限切れで同区間の定期は「前回内容から購入」を選択しましょう。
iPhoneを利用している場合、PASMOアプリだけでなく「Walletアプリ」の「定期券を更新」からも継続購入が可能です。エラーやトラブルなど、不明点は「モバイルPASMOサポートセンター」に問い合わせましょう。
通学定期券で年度をまたぐ場合
通学定期券の場合は「通学証明書の提示」などが必要となり、一般の定期とは取り扱いが異なります。カードのPASMOとモバイルPASMOでも購入方法に違いがあり、学生なら知っておきたい内容です。
カードのPASMOは窓口での購入となる
PASMO公式は、「通学・小児用の定期券新規購入、年度をまたいでの継続購入は、窓口でしかお手続できません」と案内しています。窓口にPASMO定期券・通学証明書など必要書類を持って、手続きに行きましょう。
申込書を記入し、手続きを行います。小児用PASMOの場合は、お子さまの年齢が確認できる公的証明書等(健康保険資格確認書、パスポート、在留カード、学生証、個人番号カードなど)も必要です。
逆にいえば、通学定期券でも年度をまたがない継続購入なら券売機で手続きができます。有効期限が切れたものや年度をまたいだものは窓口で再度手続きとなるため、少し手間がかかるでしょう。
中高生・大学、専門学生はアプリで購入できる
モバイルPASMOで購入できる定期券は、公式によると「通勤定期券および通学定期券(大学生・専門学校生・中高生)」です。ただし「13歳未満の方はご利用になれません」とされているため、小学生の小児用定期券はアプリでは購入できません。
支払いには本人名義のクレジットカードのほか、銀行口座と連携した各種デビットカード・プリペイドカードが使えます。通学定期券の購入に限り、保護者のクレジットカードによる代理決済も利用できます。
新規購入の際は通学証明書類を用意し、「定期券をご利用になりたい日の前日正午までにモバイルPASMOアプリで通学証明書類を撮影しお申し込みください」と案内されています。正午以降の申し込みは、原則として翌日に「予約完了」メールが届きます。
メールが届いたら、PASMOアプリで通学定期券の新規購入ができます。購入手続きは予約完了後から14日以内、かつ使用開始日の14日前より可能です。
継続購入では、「翌4月30日をまたいで購入する場合」などに該当すると、あらためて通学証明書類の撮影とお申し込みが必要になります。新年度をまたぐ定期を買うときは、書類を早めに準備しておきましょう。
まとめ
PASMO定期券の更新は、券売機や駅窓口、PASMOアプリで行います。定期券の種類や変更内容によっては、窓口での受付のみ対応の場合もあるでしょう。
東京メトロや小田急電鉄では継続購入・新規購入どちらも14日前から可能ですが、開始時期や払いもどし手数料は事業者によって異なります。学生の場合は通勤定期と取り扱いが異なるため、更新方法を事前に確認しておきましょう。
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