- Q
小児用PASMOはモバイルPASMOで発行できますか?
- A
できません。PASMO公式の「モバイルPASMO for Android™ ご利用案内」には、新規発行の説明として「小児用PASMOはご利用いただけません。」と明記されています。小学生のうちはカードのPASMOを用意しましょう。
子供が1人で電車やバスに乗るようになると、小児運賃で使える小児用PASMOが役に立ちます。ただし小児用PASMOは大人用と違い、モバイルPASMOでは発行できず、購入できる場所も事業者によって異なります。この記事では、PASMO公式と各鉄道会社の案内をもとに、小児用PASMOの買い方と必要なもの、オートチャージの設定方法、見守りサービスの料金、大人用への切り替え手続きまでを整理しました。
- 小児用PASMOの購入場所と、持っていくべき公的証明書
- モバイルPASMOでは小児用PASMOを利用できない(カードのみ)
- 小児用PASMOにオートチャージを設定する方法と、かかる年会費
- 見守りサービス「エキッズ」「まもレール」の料金と対象
- 有効期限が切れたあとに大人用PASMOへ切り替える手順
- 子供用PASMOの基礎知識
- 小児用PASMOは2タイプ
- 有効期限に注意
- 子供用カードの作り方と注意点
- 取扱鉄道会社の各駅やバス窓口など
- 用意するもの
- 小児用PASMOは1枚しか作れない
- オートチャージはできる?
- TOKYU CARDなら可能
- 小児用PASMOにオートチャージ可 TOKYU CARD ClubQ JMB
- 子供用ならではの見守りサービス
- 東急 エキッズ
- JR東日本・都営交通・東京メトロ まもレール
- 大人用への切り替え方法
- 切り替えのタイミング
- 手続きの場所は事業者によって異なる
- 券売機でも手続きできる
- 小児用PASMOに関してのよくある質問(Q&A)
- まとめ|小児用PASMOはカードのみ、購入も切り替えも事業者の案内を確認する
子供用PASMOの基礎知識
子供が電車やバスに乗るときに、小児運賃で乗車できるのが小児用PASMOです。PASMO公式は「小児用PASMOは、記名人であるお子さま本人が小児運賃で利用できるPASMOです」と説明しています。どのような特徴や注意点があるのでしょうか。
小児用PASMOは2タイプ
用途に合わせてぴったりの使い方ができるよう、小児用PASMOには「PASMO定期券」と「記名PASMO」の2種類があります。まずはどちらを作るか選びましょう。
PASMO定期券の利用は、通学に便利です。定期券区間外へ行くこともあるという場合には、事前にチャージしておくとスムーズに乗り降りできます。
1週間に数回だけ習い事で電車に乗る場合や、休日の外出時に電車を使う場合には、記名PASMOがよいでしょう。必要なだけチャージして、小児運賃で電車やバスを利用できます。
なお、公式は紛失時の再発行や履歴表示ができる点も小児用PASMOの特徴として挙げています。
有効期限に注意
小児運賃で乗車できる小児用PASMOには、有効期限があります。公式によると「小児用PASMOの有効期限は、12歳となる年度の3月31日までです」。
きっぷを購入するときには、中学生になると大人料金を支払います。それと同様に、小児用PASMOが使えるのは小学生の間だけです。中学生になる4月1日からは、大人と同じ運賃を支払うため、小児用PASMOは使えません。
子供用カードの作り方と注意点
小児用PASMOを作るときには、どこで手続きをすればよいのでしょうか?また、子供用ならではの注意点はあるのでしょうか?作り方と注意点を事前にチェックし、スムーズに購入しましょう。
取扱鉄道会社の各駅やバス窓口など
PASMO公式は「PASMO取扱事業者の駅やバス窓口等に行き、『PASMO購入申込書』に必要事項をご記入のうえ、ご購入ください」と案内しています。あわせて「詳しくはお求めになる事業者にご確認ください」と書かれているとおり、扱いは事業者によって異なります。
たとえば東急電鉄は「小児用PASMOは東急線各駅の券売機および、定期券うりばにてお買い求めいただけます」と案内しており、券売機で購入できます。一方、窓口でしか受け付けていない事業者もあるため、出かける前に利用する鉄道会社・バス会社の案内を確認しておくと確実です。
なお大人用(無記名・記名)のPASMOについては、公式が「PASMO取扱事業者各駅の券売機でのご購入、または駅の窓口でご購入いただけます」としています。時期によっては窓口が混雑することもあるため、余裕を持って購入しましょう。
用意するもの
購入時には「お子さまの年齢が確認できる公的証明書等」を持参します。小児運賃で乗車できるPASMOのため、PASMO表面に名前が記載される子供本人の年齢確認が必要だからです。
公式が例として挙げているのは、下記の書類です。
・健康保険資格確認書
・旅券(パスポート)
・身体障害者手帳
・療育手帳
・精神障害者保健福祉手帳(写真付)
・在留カードまたは特別永住者証明書
・学生証(写真付)
・個人番号カード
ほかにも、「デポジット」と呼ばれる預り金500円が必要です。公式は「PASMOを新規にご購入されるときに、お客さまからお預かりするお金のことで、金額は500円です。なおデポジットは、運賃の支払いや電子マネーとしてはご利用いただけません」と説明しています。
支払った金額のうち500円はデポジットに充てられるため、運賃や買い物に使えるのは残りの金額です。PASMOが不要になったときは、PASMOと引き換えにデポジット500円が返金されます(一体型PASMOの場合は返却なし)。
追加で入金したいときは、別途チャージをしましょう。1回に入金できる単位は、券売機やレジなど利用する方法によって異なります。
小児用PASMOは1枚しか作れない
年齢確認のための証明書とデポジットを窓口や券売機に持参することで、小児用PASMOを作れます。ただし公式には「すでに別の小児用PASMOやこども用My Suicaをお持ちの場合、新たに小児用PASMOを購入することはできません」という注意書きがあります。1人につき1枚と考えておきましょう。
また、小児用PASMOはカードのみで、モバイルPASMOでは利用できません。PASMO公式の「モバイルPASMO for Android™ ご利用案内」には、新規発行の説明として「小児用PASMOはご利用いただけません。」と明記されています。スマホで完結させたい場合でも、小学生のうちはカードのPASMOを用意することになります。
PASMOだけで何枚も所持することは叶いませんが、PASMOとSuicaはエリアをまたいで利用できます。利用する路線に合わせて作るとよいでしょう。
PASMO:モバイルPASMO for Android™ ご利用案内
オートチャージはできる?
大人用のPASMOはクレジットカードとひも付けることでオートチャージが可能です。小児用PASMOでオートチャージを利用する方法や、おすすめカードを紹介します。
TOKYU CARDなら可能
チャージ残高が一定以下になると自動的にチャージされるオートチャージは、「TOKYU CARD ジュニアオートチャージ」を利用すると小児用PASMOにも設定できます。公式は対象を「小学生~18歳まで(18歳になられた後、最初に到来する3月31日まで)」としています。
必要なものは、保護者名義(本人会員)のTOKYU CARD(家族カード不可)と、お子様の小児用PASMO(小学生の場合)または記名PASMOです。PASMO定期券も対象になりますが、無記名PASMO、Apple PayのPASMO、モバイルPASMO for Android、PASMO付身分証等は対象外です。またTOKYU POINT CARD、JALカード TOKYU POINT ClubQ、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO Mastercard®からは申し込めません。
申し込みは、子供が1人ならWebで可能です。公式は、Webでの申し込みは1名のみで、2人目以降または同時に複数名を希望する場合は資料請求のうえ紙の申込書で手続きするよう案内しています。
その後の流れは次のとおりです。
1. 申し込みから約1~2週間後に、東急カードより「TOKYU CARD ジュニアオートチャージのお手続きについてのお知らせ」が届く
2. 申し込みから約6週間後に、パスモより「PASMOオートチャージサービス受付完了のご案内」ハガキが届く
3. ハガキが届いたら、PASMOを持ってPASMO取扱事業者の駅で利用設定をする(東急線各駅では券売機を利用)
ハガキが届いた時点ではまだ使えず、駅での利用設定を済ませて初めてオートチャージが始まります。設定後は、オートチャージの条件と金額を東急線駅券売機で1,000円から10,000円までの範囲・1,000円単位で変更でき、利用限度は1日あたり10,000円、1ヶ月あたり50,000円です。なお申し込みには東急カードとパスモの所定の審査があります。
TOKYU CARD ジュニアオートチャージ│東急カード-電車でもお買物でもポイントが貯まる
小児用PASMOにオートチャージ可 TOKYU CARD ClubQ JMB
「TOKYU CARD ClubQ JMB」は、小児用PASMOのオートチャージに利用できるクレジットカードです。公式が「クレジットカードとPASMOは別々に持ちたいという方に!」と紹介しているとおりPASMOは搭載されていません。一体型が欲しい場合は「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」という別のカードが用意されています。
年会費は、初年度が無料、2年目以降は1,100円(税込)です(家族カードは330円・税込)。加えて、ジュニアオートチャージには年会費1,320円(税込)がかかります。これは1年ごとの後払いで、公式は子供を複数名申し込んだ場合でも年会費は1,320円(税込)のみとしています。
ポイント面では、クレジットポイントが最大1%貯まるほか、東急線のPASMO定期券購入やPASMOオートチャージでもTOKYU POINTが貯まります(貯めるには「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」の登録が必要)。ジュニアオートチャージの利用分は、500円(税込)につき1ポイントのクレジットポイントが貯まります。
JALマイレージバンク機能も付いており、公式は「JALのマイルとTOKYU POINT の相互交換可能」と案内しています。旅行によく行く人にも向いたカードといえるでしょう。
子供用ならではの見守りサービス
通学や習い事のために、子供が1人で電車やバスに乗ることもあるでしょう。問題なく通学できているか確認できるよう、小児用PASMOを利用した見守りサービスが用意されています。
各社の見守りサービスについて、ポイントをチェックしましょう。
東急 エキッズ
東急線や東急バスを利用しているなら「エキッズ」がよいでしょう。公式は「お子様が東急線の駅改札および東急バスの運賃機をICカード乗車券PASMOでタッチすると保護者に通過情報がメール配信されるサービス」と説明しています。対象路線は東急線全線です。
使えるのは記名PASMO・PASMO定期券・小児用PASMO(小学生以下の場合)で、モバイルPASMOも利用できます。ただし無記名PASMOとSuicaでは利用できません。
メール配信に利用できるのは、docomo・au・SoftBank(disney携帯も可)・Y!mobileのメールアドレスです。パソコンメールは利用できませんが、公式は「Yahoo他のメールアドレスであれば登録は可能です。但し、メールの遅延や未達があった場合の動作保証は致しかねます」としています。
東急 エキッズの対象は、小学生から20歳まで(20歳到達後、最初に到来する3月31日まで)です。1回の手続きで月額550円(税込)となり、東急線の駅改札の通過情報と東急バスの乗車情報のどちらも利用できます。メールアドレスは最大4件まで登録できますが、1件ごとに料金がかかります。支払いは原則クレジットカードです。
エキッズ-子どもの防犯対策・子ども見守りサービス- | 東急セキュリティ
JR東日本・都営交通・東京メトロ まもレール
東京メトロや都営交通といったPASMOエリアだけでなく、JR東日本も利用するなら、「まもレール」がぴったりです。公式は「JR東日本、都営交通、東京メトロの改札を使った見守りサービス」としており、SuicaとPASMOのどちらにも対応しています。使えるのは記名式・定期券のSuica/PASMOとモバイルSuica/モバイルのPASMOで、無記名式では利用できません。
お子さまが対象駅の自動改札機を通過すると、保護者へ「通過時刻・利用駅・チャージ残額」が通知される仕組みです。残高を把握できるため、不足し始めたら適切にチャージできます。使い過ぎ予防にも役立つでしょう。
通知方法は、メールかJR東日本アプリ(無料アプリ)の2種類から選べます。公式は「アプリでは、履歴の確認(20件まで)が簡単にできます!」と案内しており、過去20件分をすぐに確認できます。
サービス対象者は小学生・中学生・高校生(満18歳の3月31日まで)です。料金は、子供1人・通知先1件の登録で月額550円、2件目の通知先を登録すると月額110円(税込)が加算されます。入会金などの初期費用はかからず、利用開始日を含む月の料金も無料です。
通学・通塾時の子ども防犯対策・見守りサービスは【まもレール】
大人用への切り替え方法
小学生の間は小児用PASMOを使い続けていても、大人運賃が適用されるタイミングで大人用PASMOへの切り替えが必要です。切り替えるときに必要な手続きについて解説します。
切り替えのタイミング
子供用から大人用へPASMOを切り替えるタイミングは、小児用PASMOの有効期限が切れてからです。前述の通り、小児用PASMOの有効期限は、12歳になる年度の3月31日に設定されています。
そのため、切り替えの手続きは「12歳になってから初めての4月1日以降」に行いましょう。公式にも「4月1日以降に手続きをすることによって大人用PASMOとして引き続きご利用いただけます」とあり、自動では切り替わりません。
なお、小児用PASMO定期券から大人用PASMO定期券に変更する際は、いったん大人用記名PASMOに変更する必要があります。
手続きの場所は事業者によって異なる
PASMO公式は手続きの場所までは示しておらず、「詳しくは事業者におたずねください」としています。実際の案内は事業者ごとに異なります。
東京メトロは「4月1日以降にご利用の際は、各駅の駅事務所・多機能券売機または定期券うりばにて承ります」と案内しています。
東急電鉄は「大人用のPASMOへの変更は東急線各駅の係員のいる窓口・券売機または定期券うりばにて承ります」としています。
これまで使っていた小児用PASMOを持参し、大人用へ切り替えたいことを伝えて手続きをしましょう。定期券の情報が残っている場合は、駅係員に相談するよう案内している事業者もあります。
券売機でも手続きできる
上記のとおり、東京メトロは多機能券売機、東急電鉄は券売機でも切り替えを受け付けています。利用する駅に対応の券売機がある場合には、そちらで手続きをする方がスピーディーです。
ただし、切り替えのタイミングである4月上旬は窓口も券売機も混雑しやすい時期です。期限が切れた後、時間に余裕のあるときに早めに手続きを済ませておくとよいでしょう。対応している機器の種類は事業者によって違うため、事前に確認しておくと安心です。
小児用PASMOに関してのよくある質問(Q&A)
小児用PASMOを作るときに迷いやすいポイントをまとめました。
まとめ|小児用PASMOはカードのみ、購入も切り替えも事業者の案内を確認する
小児用PASMOは小学生が終わるまで使える交通系ICカードです。小児運賃で電車やバスに乗れます。定期券機能付きもあるため、通学はもちろん、習い事や塾・休日の外出にも便利です。ただしモバイルPASMOでは発行できないため、カードで用意しましょう。
都度チャージする手間が面倒な場合には、TOKYU CARD ジュニアオートチャージを設定できます。年会費1,320円(税込)が必要ですが、残高不足でPASMOが使えないという状況を予防可能です。
エキッズ・まもレールといった見守りサービスも、各社で用意しています。PASMOで改札を通過すると通知が届く仕組みで、離れていても子供の行動を見守れるのです。
大人運賃に変更になるタイミングである中学入学の4月以降は、小児用PASMOを大人用へ切り替えることで、引き続き使い続けられます。購入時も切り替え時も、手続きできる場所は事業者によって違うため、利用する鉄道会社の案内を確認しておきましょう。
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