- Q
PASMOとSuicaで使えるエリアは違いますか?
- A
ほぼ同じエリアで使えます。PASMO公式サイトには「PASMOが1枚あれば、相互利用を行う全国※の鉄道・バス路線でも、改札機やバス車内の読取り部にタッチするだけでらくらくご利用いただけます。」と案内されており、Suicaも同様に相互利用の対象です。
違いが出るのは定期券で、PASMO定期券は私鉄・バス各社、Suica定期券はJR東日本が発行します。
PASMOとSuicaは何が違うのか、どちらを持てばよいのか迷っていませんか?相互利用が進んだ今、使えるエリアはほぼ同じですが、定期券を発行する会社・オートチャージの上限・付帯サービスには違いが残っています。本記事では公式に示されている内容をもとに2枚の違いを整理し、チャージでポイントが貯まるクレジットカードも紹介します。
- 相互利用でエリアはほぼ同じ。違いが出るのは定期券・オートチャージ・付帯サービス
- PASMO定期券は私鉄・バス各社、Suica定期券はJR東日本で発行する
- PASMOカードの払いもどしは2022年3月12日から220円の手数料がかかる
- オートチャージの上限はPASMOが1日1万円・1ヶ月5万円、Suicaは1日2万円
- Apple PayならPASMOとSuicaをiPhone1台で併用できる
- PASMOとSuicaの違いとは?
- 利用エリア
- 定期券を発行できる公共交通機関
- モバイル版の比較
- モバイルPASMO
- モバイルSuica
- Apple Payなら併用も可能
- それぞれを利用するメリットとは?
- PASMOを使うメリット
- Suicaを使うメリット
- 払いもどし手数料はPASMO・Suicaともにかかる
- チャージでポイントが貯まるおすすめクレカ
- 四つの機能を1枚に集約 ビューカード スタンダード
- 年1利用で年会費無料 ビックカメラSuicaカード
- ANAマイラーなら ANA To Me CARD PASMO JCB
- 東急利用者なら TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- PASMOとSuicaの違いに関してのよくある質問(Q&A)
- まとめ|PASMOとSuicaはエリアより定期券とオートチャージで選ぶ
PASMOとSuicaの違いとは?
首都圏を中心に全国で利用できる交通系ICカードの代表が、PASMOとSuicaです。株式会社パスモが展開するPASMOと、JR東日本が展開するSuicaには、どのような違いがあるのでしょうか?
利用エリア
PASMOの利用エリアは、東京メトロをはじめとする私鉄とバス会社を中心に形成されています。一方、Suicaは首都圏を中心としてJR東日本エリアで利用可能です。
ただし、現在は相互利用が進んでいるため、PASMOもSuicaもほぼ同じエリアで使えます。PASMO公式サイトでも「PASMOは1枚あれば、首都圏をはじめ、全国の鉄道・バスでご利用いただけます。」と案内されており、旅行や帰省などで地方へ行っても、いつものPASMOやSuicaを利用可能です。
特に、PASMOとSuicaは使い勝手がよく、お互いのエリアをまたいでの利用や、それぞれのエリア内でのオートチャージもできます。どちらを持っていても、首都圏で使うときにはほぼ同じように利用可能です。
定期券を発行できる公共交通機関
ほぼ同じ利用エリアで使えるPASMOとSuicaですが、定期券の発行ができる公共交通機関は異なります。PASMOの定期券を発行できるのは、私鉄やバス会社です。
PASMO定期券の発行事業者には、「小田急電鉄」「京王電鉄」「東京メトロ」「京成電鉄」「東急電鉄」などの鉄道会社が含まれます。バス会社でも発行できますが、取り扱う事業者と窓口は会社ごとに異なるため、PASMO公式サイトの事業者一覧で確認しましょう。
一方、Suica定期券を発行しているのは、「JR東日本」です。Suicaエリア内にある、みどりの窓口・多機能券売機・指定席券売機で購入できます。
モバイル版の比較
スマートフォンで利用できるモバイル版は、PASMO・Suicaどちらにもあります。窓口や自動券売機に並ばなくてもチャージができ、スムーズに電車の利用や買い物などができるモバイル版には、どのような違いがあるのでしょうか?
モバイルPASMO
Android版のモバイルPASMOは「Androidスマートフォンで購入時にAndroid6.0以上がインストールされており、最新版のおサイフケータイアプリがインストールされている端末」が対象です。iPhoneでは「Apple PayのPASMO」として提供されており、「iOSの最新バージョンを搭載したiPhone 8以降のiPhoneおよびiPhone SE (第2世代以降)」が対象と案内されています。
カードタイプのPASMO機能をそのままスマートフォンで利用できるうえ、アプリ上でさまざまな操作が可能です。例えば、定期券の購入やオートチャージの申し込み・チャージの残高確認などが、どこにいてもできます。モバイルPASMO特有なのは、鉄道やバスの定期券を購入できる点です。
さらに、バス乗車時の運賃に応じてポイントが貯まる「バス特」のポイント情報の確認もできます。また、万が一スマートフォンを紛失しても、モバイルPASMOの「再発行に関わる手数料は無料です。」と公式に案内されています。
モバイルSuica
「モバイルSuica」もモバイルPASMOと同じように、おサイフケータイ対応のAndroid端末とiPhoneで利用可能です。JR東日本のSuicaアプリでは対象機種として「iPhone 8以降のiPhone、Apple Watch Series 3以降のApple Watch、日本国内で発売されたiPhone 7及びApple Watch Series 2の機種が対象です。」と案内されています。
通常の利用がスマートフォンのみで便利にできるほか、お得に利用できるサービスもあります。例えば、Suicaグリーン券をモバイルSuicaで購入すると、「モバイルグリーン料金」が適用されるのです。車内で購入しても事前料金と同じ金額で利用できるため、グリーン車をよく利用する人に向いているでしょう。
日ごろの電車の利用や買い物で貯まる、JRE POINTへの登録もできます。便利に使うと同時に、ポイントも貯めたい人にぴったりです。
Apple Payなら併用も可能
住んでいる場所や職場によっては、PASMOもSuicaも使いたいということもあるでしょう。例えば、乗車駅はJRだからSuicaを使いたいけれど、駅まではバスを使っており定期券を購入している、といったケースです。
そのような場合には、二つを併用できるApple Payを使いましょう。WalletアプリにPASMOやSuicaを登録することで、iPhone1台で管理が可能です。
すると、JR利用分でポイントを貯められ、バスの定期券はアプリから購入できます。優先するカードを設定できるため、必要に応じてPASMOとSuicaを切り替えましょう。
Walletアプリだけでも利用できますが、PASMOとSuicaのアプリで会員登録をするとより便利です。会員登録により、定期券購入やオートチャージといった機能が使えるようになります。
それぞれを利用するメリットとは?
2種類の交通系ICカードのどちらかを選ぶ場合、それぞれのメリットを知ることも大切です。異なるメリットを比較して、使いやすいタイプを選びましょう。
PASMOを使うメリット
PASMOのメリットは、私鉄やバスの定期券を1枚にまとめられる点です。通勤・通学で私鉄やバスを使う人は、定期券とチャージ残高を同じカードで管理できます。
また、東急線では子ども見守りサービスの「エキッズ」も利用できます。お子さまがPASMOで東急線の駅自動改札や東急バスの運賃機をタッチすると、保護者に通過情報がメールで配信されるサービスです。
料金は東急セキュリティの公式サイトで「月額550円で、東急線の駅改札の通過情報と、東急バスの乗車情報のどちらもご利用いただけます」と案内されています。対象は「記名PASMO・PASMO定期券、小学生以下の方は小児用PASMOであればご利用いただけます。モバイルPASMOもご利用いただけます。但し、無記名PASMOではご利用いただけません」とされています。
Suicaを使うメリット
オートチャージをまとめて使いたい人にはSuicaが便利です。モバイルSuicaの公式サイトには「1日のオートチャージの合計金額の上限は2万円です。」と記載されており、1ヶ月あたりの上限については案内がありません。
一方、PASMOには「PASMOオートチャージサービスのご利用限度額1日あたり10,000円、1ヶ月あたり50,000円」という限度額が設けられています。1ヶ月に5万円を超えてオートチャージしたい人は、Suicaのほうが使いやすいでしょう。
また、モバイルSuicaなら「エクスプレス予約」を利用できるのもメリットです。JR東日本の案内によると、対象は「東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央間)」で、スマートフォンを改札機にタッチして乗車できます。
ただし利用には別途手続きが必要です。モバイルSuicaに登録したビューカードで使う場合は「ビュー・エクスプレス特約」への申し込みが必要で、年会費1,100円(税込)がかかります。
払いもどし手数料はPASMO・Suicaともにかかる
かつてPASMOカードの払いもどしは手数料無料でしたが、PASMO協議会は2021年12月24日に「2022年3月12日(土)から、PASMOカードを払いもどしされる際に220円の手数料を収受させていただきます。」と発表し、すでに施行されています。「2014年4月に払いもどし手数料を廃止いたしましたが、短期間での使用による払いもどしの抑制のため、PASMOカードの払いもどしに際し手数料を再設定させていただくこととした」と理由も示されています。
Suicaも同様で、JR東日本は「手数料220円を差し引いた金額に、預り金(デポジット)500円を加えて返金します」と案内しています。公式の例では、残額1,000円のSuicaは「払いもどし額780円と、預り金500円の計1,280円返金します」となります。
残額が手数料に満たない場合の扱いも同じです。Suicaは残額100円のとき「払いもどし額はありません。預り金500円のみ返金します」とされ、PASMOも「SF残額が払いもどし手数料以下の場合は、そのSF残額を払いもどし手数料としていただきます。」と案内されています。払いもどしの前にチャージ残高を使い切っておくと、手数料の負担を抑えられます。
チャージでポイントが貯まるおすすめクレカ
よりお得にPASMOやSuicaを利用したいなら、チャージでポイントが貯まるクレジットカードの利用がおすすめです。中でも使い勝手のよい4枚を紹介します。
四つの機能を1枚に集約 ビューカード スタンダード
Suica・定期券・JRE POINTカード・クレジットカードの機能を1枚に集約したのが「ビューカード スタンダード」です。JR東日本が2024年11月8日に発表したリリース「ビューカードが新しくなります!」により、従来の「ビュー・スイカ」カードから名称が変わり、2024年11月15日から新しい名称で受け付けています。
年会費は「本人会員 524円(税込)家族会員 524円(税込)」です。モバイルSuicaへのチャージは1.5%還元、モバイルSuica定期券の購入は5%還元、駅ビルでのクレジット払いは1,000円(税込)につきJRE POINTが5ポイント貯まると案内されています。
さらに「年間のご利用額累計に応じて、ボーナスポイント(ビューサンクスボーナス)がもらえます。」とされており、4月〜翌年3月の利用額が条件金額に達した翌月に付与されます。ただしSuicaへの入金(チャージ)や定期券・きっぷなど、対象外となる利用もあるため注意しましょう(※)。
(※)ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。
年1利用で年会費無料 ビックカメラSuicaカード
「初年度年会費無料!年1回のご利用で次年度も年会費無料!」と案内されているのが「ビックカメラSuicaカード」です。ビックカメラでの買い物なら、「最大11.5%ポイントサービス!!」とされており、「Suicaでのお支払いで基本10%のビックポイントに加えて、JRE POINTも最大1.5%貯まります。」と説明されています。
通常の買い物でも、「実質1%相当のポイント還元(ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%)」が受けられるカードです。メインカードにも向いています。
ANAマイラーなら ANA To Me CARD PASMO JCB
「ANA To Me CARD PASMO JCB」はソラチカカードとも呼ばれており、ANAマイラーにぴったりの1枚です。「To Me CARD PASMO」と「ANAカード」の機能が一つになったカードで、ソラ(空)ではANAのマイル、チカ(地下)では東京メトロのポイントを貯められます。
東京メトロのポイントは、2024年4月15日に「To Me CARDのメトロポイントは、メトロポイントクラブ(メトポ)にサービス統合しました」と案内されており、現在の名称は「メトポ」です。東京メトロの乗車では平日5ポイント・土休日15ポイントのメトポが貯まります。
年会費は2,200円(税込)で初年度は無料、新規入会者には「ご入会ボーナスとして1,000マイルをプレゼント」とされています。カードの利用分ではJ-POINTまたはANAマイルが貯まるため、乗車分とカード利用分の両方でポイントを受け取れる点が魅力です。
東急利用者なら TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
日常的に東急を利用しているなら「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」がお得です。年会費は「初年度無料 2年目以降1,100円(税込)」とされています。
PASMOオートチャージでは、「TOKYU CARD ClubQ JMB もしくは 各種ゴールドカードのPASMOオートチャージサービスのポイントはPASMO/Suicaのご登録で0.5%、クレジットポイントとして0.5%の最大1.0%の加算となります。」と案内されています。
買い物では「東急百貨店ではTOKYU POINTが3%貯まる」とされており、還元率は店舗によって異なります。貯まったTOKYU POINTはPASMOにチャージしてもよいですし、「JALのマイルとTOKYU POINT の相互交換可能」とされているためJALマイルへの交換もできます。
PASMOとSuicaの違いに関してのよくある質問(Q&A)
PASMOとSuicaの使い分けでよく寄せられる疑問に、公式の案内をもとに回答します。
まとめ|PASMOとSuicaはエリアより定期券とオートチャージで選ぶ
PASMOとSuicaは、ほぼ同じエリアで利用できる交通系ICカードです。お互いのエリアをまたいだ利用もできるほどの互換性の高さが特徴といえます。そのため、選ぶ基準になるのはエリアではなく、定期券とオートチャージ、付帯サービスの違いです。
定期券を私鉄やバスで作るならPASMO、JR東日本で作るならSuicaが基本です。オートチャージはPASMOが1日1万円・1ヶ月5万円、Suicaは1日2万円と案内されており、まとまった金額をチャージしたい人にはSuicaが向いています。
一方、東急線を使う家庭には子ども見守りサービス「エキッズ」があり、月額550円で利用できます。なお、払いもどし手数料は2022年3月12日からPASMOカードでも220円かかるようになったため、この点はSuicaと同じです。
違いを比べて自分に合っている1枚を選ぶほか、Apple Payを利用すれば1台のスマートフォンで併用もできます。必要に応じて使いたいカードに切り替えて利用するのもよいでしょう。
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