クレジットカードを使わずにAmazonで買い物をしたいなら、電子マネー払いが選べます。ただしAmazonの電子マネー払いで使えるのは「楽天Edy」「モバイルSuica」「支払秘書」の3種類だけで、以前使えたJCBプレモやiDは選べません。この記事では、Amazonで使える電子マネー3種類の決済手順と上限額、電子マネー払いを選ぶときの注意点を解説します。
- Amazonの電子マネー払いで使えるのは楽天Edy・モバイルSuica・支払秘書の3種類
- 1回に使える上限は楽天Edyが50,000円、モバイルSuicaが20,000円、支払秘書が300,000円
- 電子マネー払いは複数の電子マネーやほかの支払い方法と併用できない
- 支払秘書はAmazon.co.jpでの利用に審査が通ったアカウントが必要
- チャージに使うクレジットカードは、電子マネーチャージがポイント対象外のことがある
Amazonで使える電子マネーは3種類
Amazonでは、電子マネー決済が利用できます。Amazon公式の支払い方法ガイドは、電子マネー払いについて「楽天Edy(Edyカード、Edyアプリインストール済みのおサイフケータイに対応)、モバイルSuica、支払秘書 の電子マネーが利用可能です」と案内しています。
つまり選べるのは「楽天Edy」「モバイルSuica」「支払秘書」の3種類です。かつて選べたJCBプレモやiDは、現在は選択肢にありません。
電子マネー払いは、コンビニ払い・ATM払い・ネットバンキング払いと同じ枠組みの支払い方法です。注文を確定すると「お支払い番号お知らせメール」が届き、そこから支払い手続きに進みます。
モバイルSuica
Suicaは、JR東日本が発行する交通系電子マネーです。全国の交通系電子マネーと相互利用ができ、多くの鉄道で利用できます。
鉄道での利用だけでなく、電子マネーとしてショッピング利用も可能です。駅以外でも、コンビニやスーパーなど対象店舗も多く使いやすいでしょう。都度チャージだけでなく、オートチャージにも対応しています。
Amazonで使えるのはモバイルSuicaのみで、カードタイプのSuicaは対象外です。Amazonでの利用上限は20,000円となっており、高額決済には向いていません。
なお、Suicaへのチャージにビューカードを使うと、VIEWプラスの対象としてJRE POINTが貯まります(オートチャージ・チャージは1.5%)。Amazonでの支払いに使う残高を、あらかじめビューカードでチャージしておく方法です。
楽天Edy
楽天Edyは、楽天が運営するプリペイド型の電子マネーです。AmazonではEdyカードとおサイフケータイの両方が使えます(おサイフケータイはEdyアプリのインストールが必要)。
おサイフケータイのポイントサービスに登録すると、楽天Edyでの1回の支払い200円(税込)ごとに1ポイントが貯まります。貯まるポイントは楽天ポイント/ANAのマイル/ヨドバシゴールドポイント/エディオンポイント/ドットマネーの5種類から1つを選ぶ形式で、1台につき1つだけ登録できます。
チャージ元にポイント還元のあるクレジットカードを使えば、チャージ分と支払い分の両方でポイントが得られる場合もあります。ただしカード会社によっては電子マネーへのチャージをポイント対象外にしているため、事前に確認しておきましょう。
おサイフケータイ1個にチャージできる残高は最大50,000円、1回のチャージ上限は25,000円です。Amazonでの利用上限も50,000円となっています。
楽天Edyは、楽天グループのプリペイド型電子マネーです:楽天Edy
支払秘書
支払秘書は、ウェルネットが提供するバーコード決済・オンライン決済に対応した決済サービスです。ECサイトでは、決済番号を使った支払いができます。
Amazonでの利用前に、残高をチャージしておきましょう。アプリに口座情報を登録すると銀行口座からチャージでき、ネットバンキングやATM、コンビニからのチャージにも対応しています。
Amazonでの利用上限は300,000円で、3種類のなかではもっとも高額です。ただし支払秘書の加盟店一覧では、Amazon.co.jpは「審査が通ったアカウントでのみお支払いができます」と注記された加盟店に分類されています。アカウントの状態によっては選べないことがある点に注意しましょう。
なおAmazonでの支払い方法は「決済番号支払い」です。バーコード決済ではありません。
JCBプレモとiDは選べなくなった
以前はAmazonの電子マネー払いでJCBプレモやiDも選べましたが、現在は3種類の案内から外れています。
特にJCBプレモは、サービスそのものが大きく変わりました。JCB公式は2025年10月1日より「チャージ機能の廃止」「残高移行機能の廃止」「有効期限の変更」を実施したと告知しており、「チャージ機能を廃止し、使い切り型に変更となります。すでにお持ちのJCBプレモカードも、商品性改定後はチャージ機能を利用できません」としています。繰り返しチャージして使う電子マネーではなくなったということです。
JCBプレモの利用可能店一覧に掲載されているオンラインストアにもAmazonは含まれていません。スマートフォンアプリ「JCBプレモウォレット」も2024年5月31日でサービスを終了しています。
iDについても、Amazonの公式ガイドが挙げる電子マネー3種類に含まれていません。iDはカードの支払い方法と紐づく電子マネーで、実店舗を中心に使えるサービスとして提供が続いています。Amazonの支払いで使いたい場合は、電子マネー払いではなく、iDを搭載しているカード自体をクレジットカードとして登録する形になります。
モバイルSuicaでの決済方法
Suicaでの決済には、モバイルSuicaが必要です。アプリを利用してネット決済ができることから、手間もかかりません。
普段から交通系電子マネーとしてSuicaを利用しているなら、Amazonでの利用も検討してみましょう。
アプリのメールアドレスで手続きする
モバイルSuicaをAmazonで利用するには、まずモバイルSuicaアプリを用意します。Amazonで商品を購入し、支払い方法で「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」を選んだうえで、電子マネーからモバイルSuicaを選びましょう。
モバイルSuicaに登録しているメールアドレスを入力すると、メールが届きます。掲載されているURLから支払い方法設定に進み、モバイルSuicaにログインして決済手続きをすれば完了です。
Amazonでの利用上限は20,000円のため、それを超える注文には使えません。残高が足りない場合は、事前にチャージしておきましょう。
Suicaのチャージに還元率の高いクレジットカードを利用しているなら、チャージ分のポイントも得られます。ただし楽天カードのように、モバイルSuicaへのチャージをポイント進呈対象外としているカードもあります。
アプリ名:モバイルSuica -電子マネーでキャッシュレス、定期券も買えて、電車や新幹線にも乗れる-
価格:無料
Google Play:ダウンロード
楽天Edyでの決済方法
楽天Edyは、Edyカードとおサイフケータイのどちらでも決済できるのが特徴です。対応のモバイル端末を持っていない人でも、Edyカードがあれば利用できます。
決済に必要なもの
Amazonの公式ガイドによると、楽天Edyは「Edyカード、Edyアプリインストール済みのおサイフケータイに対応」しています。
Amazonで商品を購入して電子マネー払いを選ぶと、注文確定後にお支払い番号お知らせメールが届きます。メールに記載された手順に沿って、Edyカードまたはおサイフケータイで支払い手続きを進めましょう。
Edyカードをパソコンから読み取る場合は、非接触ICカードリーダーとEdy公式のソフトウェアが必要です。手元の環境で読み取れないときは、おサイフケータイでの支払いを選ぶほうが確実です。
なお楽天Edyのスマートフォンアプリについて、楽天Edy公式は「楽天Edyアプリは新規ダウンロードを停止いたしました。機種変更時は楽天ペイアプリの楽天Edy機能をご利用ください」と案内しています。これから使い始める場合は楽天ペイアプリを確認しましょう。
Amazonギフトカードのチャージタイプを買う
楽天Edyでは、Amazonギフトカードのチャージタイプも購入できます。「Amazonギフト券」は現在「Amazonギフトカード」という名称に変わっており、金額は1円単位で設定できます(デジタルタイプは150円から)。有効期限は発行から10年です。
Amazonギフトカードのチャージタイプを選び、電子マネー払いから楽天Edyを選ぶ流れです。楽天Edyには楽天の通常ポイントをチャージできるため、余っているポイントの使い道としても使えます。
ただし電子マネー払いには対象外の商品があり、Amazonマーケットプレイスの出品者が販売・発送する一部の商品や、Kindle本・デジタルミュージック・アプリ・Amazonビデオ・デジタルゲーム&ソフトウェアダウンロードなどのデジタルコンテンツには使えません。
また、Eメールタイプや印刷タイプなど、購入方法によって選べる支払い方法が異なります。購入前に画面で確認しましょう。
支払秘書での決済方法
支払秘書は、アプリに残高をチャージして使う決済サービスです。Amazonでは決済番号を使って支払うため、カード番号を入力する必要がありません。クレジットカードをネット決済で使うのが不安な場合にも選びやすい方法です。
決済番号で支払う流れ
Amazonで商品を購入する際、配送方法と支払い方法の選択が重要です。支払い方法は「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」を選び、そのうえで電子マネーとして支払秘書を選びます。
注文確定後にお支払い番号お知らせメールが届くので、メールに記載されたオンライン決済番号と確認番号を支払秘書アプリに入力して支払います。支払秘書公式は、この方式について「商品購入時に案内される11桁のオンライン決済番号と4~6桁の確認番号をアプリで入力して支払えます」と説明しています。
お支払い番号お知らせメールは、Amazonの「アカウントサービス」内にある「メッセージセンター」からも確認できます。
残高不足の場合は?
支払秘書の残高が足りないときは、チャージしてから支払います。アプリに銀行口座を登録しておくと、口座から即時チャージが可能です。ネットバンキングやATM、コンビニからのチャージにも対応しています。
支払秘書には、支払い時に残高が不足していても不足分だけをチャージできる「ぴったりチャージ」があります。公式は「お支払い時に残高が足りなくても「ぴったりチャージ」を使えば不足分を1タップでチャージしてお支払いいただけます」と案内しています。
なお支払秘書には、マイナンバーカードを使って発行した電子証明書による本人確認とログイン認証が導入されています。Amazon.co.jpは審査が通ったアカウントのみが支払える加盟店に分類されているため、利用できない場合はアカウントの状態を確認しましょう。
Amazonで電子マネー払いをするときの注意点
Amazonで電子マネー払いをする前に、対象外の商品や併用の可否を知っておきましょう。上限額を超える注文には使えないため、支払い方法を決める前に金額を確認しておくと安心です。
併用できず、対象外の商品もある
Amazon公式は電子マネー払いについて「複数の電子マネー、他のお支払い方法との併用はできません」と明記しています。電子マネーとクレジットカードを組み合わせる、電子マネーを2種類使う、といった支払い方はできません。
商品にも制限があります。Amazonマーケットプレイスの出品者が販売・発送する一部の商品や、Kindle本・デジタルミュージック・アプリ・Amazonビデオ・デジタルゲーム&ソフトウェアダウンロードなどのデジタルコンテンツは対象外です。
各電子マネーの上限を超える金額の注文にも使えません。上限は楽天Edyが50,000円、モバイルSuicaが20,000円、支払秘書が300,000円です。
チャージ元のカードがポイント対象外のことがある
電子マネー払いで「チャージ分のカードポイント」と「電子マネー利用分のポイント」を両方得られるとは限りません。カード会社が電子マネーへのチャージをポイント対象から外している場合があるためです。
たとえば楽天カード公式は、ポイント進呈対象外の「決済サービスへのチャージ分」にモバイルSuicaやモバイルPASMOなどを挙げています。三井住友カードも、Amazon Mastercardの案内で「Edyチャージ・JRモバイルSuica・JR西日本スマートICOCA・WAONチャージ・nanacoクレジットチャージ・モバイルPASMO/Apple PayのPASMOへのチャージ・三井住友カードが発行するプリペイドカードの購入およびチャージなどの特定の加盟店でのご利用はポイント計算の対象となりません」としています。
チャージに使うカードの公式サイトで、対象外の一覧を確認してから使いましょう。
コンビニ払いという選択肢もある
電子マネーにこだわらないなら、コンビニ払いも選べます。Amazon公式によると、コンビニ払いを利用できるのはセブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、デイリーヤマザキ/ヤマザキデイリーストア、セイコーマートです(2025年9月30日現在)。
コンビニ払いは注文確定後に届くお支払い番号を使ってレジで支払う方法で、上限は300,000円です。レジでnanacoなどの電子マネーを使えるかどうかは店舗の取り扱いによるため、事前に店頭で確認しましょう。
そのほか、Pay-easy(ペイジー)ロゴのある銀行ATMでのATM払い、住信SBIネット銀行およびauじぶん銀行でのネットバンキング払いも利用できます。
まとめ|Amazonの電子マネー払いは3種類から選ぶ
Amazonの電子マネー払いで使えるのは、楽天Edy・モバイルSuica・支払秘書の3種類です。以前使えたJCBプレモやiDは選べなくなっており、JCBプレモはチャージ機能そのものが2025年10月1日に廃止されました。
上限は楽天Edyが50,000円、モバイルSuicaが20,000円、支払秘書が300,000円です。高額な注文をまとめて支払いたいなら支払秘書、普段から使っている残高で払いたいなら楽天EdyやモバイルSuica、と使い分けるとよいでしょう。
決済に必要なものは電子マネーごとに違います。アプリの準備やチャージなど、支払い方法に合わせた事前準備を行いましょう。