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QUICPayとQUICPay+の違い。スマホなら2万円の上限なし
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QUICPayとQUICPay+の違い。スマホなら2万円の上限なし

2026.08.09
by ドットマガジン編集部

QUICPayとQUICPay+の違い

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QUICPay(クイックペイ)」は、支払い金額の上限や設定できるカードが限られています。より便利に使いやすくした支払い方法が「QUICPay+(クイックペイプラス)」です。まずは、基本的なサービスの特徴や違いを紹介しましょう。

そもそもQUICPayとは?

QUICPayは、スマートフォンやカードを店の端末にかざすだけで決済ができる電子マネーです。運営しているのはJCBで、公式サイトによると全国373万台以上の場所で利用でき、会員数は3,761万会員以上にのぼります(いずれも2026年3月末時点)。

支払い方法はクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの3種類から選べ、対応するカード発行会社は179社です(2026年3月末時点、グループ会社を含む)。

スマートフォンで使うほかに、QUICPayの機能だけがついた専用カードやクレジットカード一体型といった「カードタイプ等」もあります。「ディズニー★JCBカード」をお持ちの方なら、ミッキーマウスをイメージしたキーチェーン型の「QUICPay for ディズニー★JCBカード」も申し込めます。

なお、1枚のカードに対して登録できるQUICPayの上限数はカード発行会社によって異なります。複数登録できるものであれば「同じクレジットカードからの支払いで、スマートフォンとキーチェーン型を併用する」といったことも可能です。

電子マネー【QUICPay(クイックペイ)】

QUICPay+はスマホ決済で使える

QUICPay+は、スマホ決済である「Apple Pay」と「Google Pay」に対応しています。iPhoneはApple Pay、Android端末はGoogle Payで支払いが可能です。

カードタイプ等のQUICPayに設定できるのはクレジットカードのみですが、QUICPay+なら「デビットカード」や「プリペイドカード」も設定できます。

デビットカードは口座から即時に引き落とされ、プリペイドカードは事前にチャージした残高から支払われます。使いすぎを避けたい人にも選択肢が広がる仕組みです。

なお、店舗によりQUICPayに対応しているかQUICPay+に対応しているかは異なります。デビットカードやプリペイドカードを設定した場合は、QUICPay+マークのある店舗でのみ利用できます。

QUICPay+決済は上限額なし

QUICPay公式サイトの比較表では、QUICPayマークの店舗での支払いは「1回あたり2万円(税込)まで」Apple PayやGoogle Payで使うQUICPay+は「上限なし」と示されています。ただし上限なしといっても、実際の金額は支払いに指定したカードや利用する店舗によって異なります。

注意したいのは、スマートフォンにクレジットカードを設定していてもQUICPayマークの店舗で使うときは2万円(税込)までという点です。上限がなくなるのはQUICPay+マークの店舗で使ったときだけです。

また、カードタイプ等のQUICPayはQUICPayマーク・QUICPay+マークのどちらの店舗でも使えますが、1回あたりの上限は2万円のままです。2万円を超える買い物にQUICPayを使いたいなら、スマートフォンに設定してQUICPay+対応店舗を選ぶ必要があります。

なお、店頭での支払い方法は1回払いのみです。分割払いやリボ払いを店頭で指定することはできません。

QUICPay+を利用するための準備

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QUICPay+は簡単に登録できますが、いくつか準備が必要です。まずはQUICPay+に対応した端末を用意することから始めましょう。

対応機種を用意する

QUICPay+を利用できるのは、Apple PayまたはGoogle Payに対応している端末です。QUICPay公式サイトが案内している条件は次のとおりです。

<Apple Pay>
最新バージョンのiOSまたはiPadOS、watchOS、macOSが必要(対応デバイスはAppleのサイトで確認)

<Google Pay>
「Google ウォレット」アプリのインストールが必要。対応するAndroid OSのバージョンはGoogle ウォレットのサポートページで確認

Google PayでQUICPayを使うには、おサイフケータイ対応のデバイスが必要です。FeliCa非搭載の端末では利用できません。

対応端末を持っておらず、カード型やキーチェーン型にこだわる場合は、カード発行会社に申し込むカードタイプ等のQUICPayを検討しましょう。

対応カードをスマホ決済に登録する

QUICPayに対応するカード発行会社は179社です(2026年3月末時点、グループ会社を含む)。楽天カードやクレディセゾンなど、身近なクレジットカードにも対応しています。

公式の対応カード発行会社一覧では、デビットカードはJCB・みずほ銀行・auじぶん銀行が、プリペイドカードはJCB系のJAL Payのほかアプラス・KDDI・トヨタファイナンス(TOYOTA Wallet)・三菱UFJニコス・ファミマデジタルワン・パン・パシフィック・インターナショナルフィナンシャルサービス(majica)が掲載されています。

まとめて後から引き落としたいならクレジットカード、口座残高の範囲で使いたいならデビットカード、事前にチャージした分だけ使いたいならプリペイドカードを選びましょう。

利用するスマホ決済(Apple PayまたはGoogle Pay)にカードを登録すると、QUICPay+での支払いができるようになります。

対象の店舗を確認する

QUICPay+は「セブン-イレブン」や「ローソン」などのコンビニや、「ケンタッキーフライドチキン」などのファストフード店でも使えます。

「ドン・キホーテ」など日用品の買い物にも使え、「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」といったレジャー施設も公式の加盟店一覧に掲載されています。

QUICPayとQUICPay+の対応店舗はやや異なるため、注意が必要です。レジや入口に掲示されているマークがQUICPayかQUICPay+かを確認しましょう。

なお、支払い元にデビットカードやプリペイドカードを設定している場合は、QUICPay+マークの店舗のみで利用できます。クレジットカードの場合は、QUICPayとQUICPay+のどちらのマークでも使えます。

QUICPay+の使い方

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QUICPay+を利用し始める際には、登録などの下準備以外に「使い方」も押さえておきましょう。支払い方法を告げるときに、店舗スタッフに伝わりにくいことがあります。また、どの支払いに使えるのかも、あらかじめ確認しておきましょう。

QUICPay+での支払いを伝える

支払いをしたいときは、レジで「クイックペイで」と伝えます。これはQUICPay公式サイトが案内している言い方で、Apple PayでもGoogle Payでも共通です。

Apple PayとGoogle Payは、QUICPay以外の決済にも対応しています。Suicaやその他の電子マネー、クレジットカードやデビットカードも登録可能です。

そのため「Apple Payで支払いたい」「Google Payで支払いたい」と伝えても通じないことがあります。公式のよくある質問にも、この場合は「クイックペイで」と伝えるよう記載されています。

支払い方法を伝えると、店舗側で端末の準備をしてくれます。iPhoneの場合はFace IDまたはTouch IDで認証してから端末にかざし、Android端末はそのままかざしましょう。店の端末が青色点滅から青(緑)色点灯に変わり、「クイックペイ」という決済音が鳴れば完了です。

支払えない商品や併用できる決済方法は?

QUICPay+が使える店舗でも、対象外の商品やサービスがあります。QUICPay公式サイトも「一部、QUICPayが利用できない店舗・商品・サービスがあります」と案内しており、詳細は利用する店舗で確認する必要があります。

はっきりしている例が、コンビニでの料金の払い込みです。セブン-イレブンの公式サイトには、収納代行サービス(電気・ガス・電話・水道料金や通信販売の代金など)について「お支払いは現金またはnanacoのみとなります。交通系電子マネー、楽天Edy、iD、QUICPay、クレジットカード、デビットカード、バーコード決済、QUOカード、各種商品券、お買い物券ではお支払いいただけません」と明記されています。

基本的には「QUICPay+単独で支払う」と考えておきましょう。現金や他の決済手段と組み合わせられるかどうかは店舗ごとの運用によります。

また、支払い時にエラーが出る原因はQUICPay公式サイトの「利用不可」ページにまとめられています。かざす時間が短い、スマートフォンカバーや他のICカードがタッチを妨げている、設定したカードが有効期限切れになっている、といった原因が挙げられており、解決しない場合の問い合わせ先はカード裏面に記載の各カード発行会社です。

Apple Payに登録する方法

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Apple Payに登録するには、iPhoneの「ウォレット」アプリを利用します。設定するカードを読み込む必要があるため、事前に手元に用意しておくとスムーズです。

Walletアプリを起動する

iPhoneには「ウォレット」アプリが標準で搭載されています。QUICPayの設定をするには、まずウォレットアプリを起動しましょう。

もしウォレットアプリが見当たらない場合は、App Storeからダウンロードできます。なお、Apple Payを利用するには最新バージョンのiOSが必要です。

ウォレットアプリを開いたら右上の「+」ボタンを選び、「クレジットカードなど」を選択します。「続ける」を選ぶと、画面の案内に沿って新しいカードを追加できます。

・アプリ名:Apple Wallet
・価格:無料
・App Store:ダウンロード

カードをカメラで読み込むか入力する

カード情報は、カメラまたは手動で入力できます。カメラで読み込んだ場合は、手動入力の手間が省けてスムーズです。読み込めない情報があるときは、カード詳細情報でその都度入力できます。

情報が合っているか確認しながら、カードの有効期限やカード裏面に記載されている「セキュリティコード」などを入力していきましょう。

入力が終わると、カード発行元による情報の確認が行われます。カード発行元によっては、補足情報の提示や専用アプリのダウンロードを求められる場合があります。Apple Payでのカード使用が承認されれば設定は完了です。

なお、複数のカードを登録している場合は、最初にウォレットアプリへ追加したカードがメインカードになります。変更したいときは、ウォレットアプリでメインにしたいカードを最前面までドラッグしましょう。

Google Payに登録する方法

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Android端末で設定する場合は、「Google ウォレット」アプリを使います。おサイフケータイ対応の端末が必要な点と、カメラでカードを読み込める点はiPhoneと同じです。

Google Payアプリを入れる

Android端末では、「Google ウォレット」アプリを利用してQUICPayの設定を行います。アプリが見当たらない場合は、Google Playよりダウンロードしましょう。

おサイフケータイ対応の機種は必要ですが、アプリの利用やダウンロードに費用はかかりません。

Google ウォレットアプリを起動したら「+ ウォレットに追加」を選び、「クレジットやデビットカード」、続いて「+ 新しいクレジットカードかデビットカード」を選択するとカード情報の入力に進めます。

・アプリ名:Google ウォレット
・価格:無料
・Google Play:ダウンロード

カメラで読み込み、続行する

追加したいカード情報をカメラで読み込むか、カード番号やセキュリティコードなどを手入力します。

入力を終えたら「続行」を選び、規約を確認して「同意する」を選択します。続いて画面の案内に従い本人確認認証を行いましょう。

追加したカードが画面に表示されたら「OK」を選択して設定完了です。

気をつけたいのが有効期限です。Google Payに設定したQUICPayの有効期限は、設定から原則5年とされています。期限が切れると自動的に削除、または無効化されて使えなくなるため、続けて使う場合は再度設定が必要です。

QUICPay+でポイントを貯める方法

QUICPay+は設定したカードと紐付いているため、そのカードのポイントが貯まります。しかし、QUICPay+独自のポイントはありません。

ポイントを効率よく貯めたいなら、還元率や特典が自分の使い方に合ったカードをQUICPay+に設定するのが基本です。

貯まるのは設定したカードのポイント

QUICPay公式のよくある質問には、「QUICPayのお支払いで、QUICPayのお支払いに設定したカードのポイントやマイルが貯まります」と記載されています。付与されるポイントの種類や還元方法はカードによって異なるため、詳細は各カード発行会社に確認しましょう。

つまり、QUICPay+を経由したからといってポイントが上乗せされるわけではありません。「かざすだけで支払えるようになる」ことがQUICPay+のメリットで、ポイント面はカード選びで決まります。

なお、クレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードを設定した場合も、そのカード側のポイントプログラムが適用されます。

支払い元カードの利用可能枠には従う

QUICPay+にはQUICPay+独自の利用枠がありません。公式のよくある質問でも「QUICPayのお支払に設定しているカードのご利用可能枠に準じます」と案内されています。

そのため、QUICPay+マークの店舗で2万円を超える買い物ができるといっても、設定したクレジットカードの利用可能枠を超える決済はできません。デビットカードなら口座残高、プリペイドカードならチャージ残高が上限です。

店舗側が独自に上限額を定めている場合もあるため、高額な支払いに使う予定があるなら事前に店舗へ確認しておくと安心です。

QUICPay+に設定できるカードと終了したサービス

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QUICPay+にはクレジットカードのほか、デビットカードやプリペイドカードも設定できます。一方で、かつてQUICPay+と組み合わせて使えた決済サービスの中には、すでに終了したものもあります。現在の状況を整理しておきましょう。

au PAYプリペイドカードでPontaが貯まる

Apple Payでプリペイドカードを使いたいなら、「au PAY プリペイドカード」が選択肢になります。au公式サイトには「au PAY プリペイドカード(au WALLET プリペイドカード)は、QUICPay+(クイックペイプラス)加盟店でApple Payをご利用いただけます」と記載されています。

支払い時は「QUICPay」または「タッチ決済」で支払うことを伝え、iPhoneのサイドボタンかホームボタンを2回クリックして認証してからかざします。

お買い物でPontaポイントがたまり、たまったPontaポイントをカードにチャージして使うこともできます。ただしPontaポイントのチャージは月に合計2万円までです。また、各種通信料金や公共料金、高速道路料金など一部利用できないサービスがある点にも注意しましょう。

au PAY プリペイドカード|ポイント・決済|au

手軽なみずほWalletも使える

「みずほ銀行」の口座を持っているなら、「みずほWallet」も選択肢です。QUICPay公式の対応カード発行会社一覧には、「みずほWallet[Smart Debit]は、みずほ銀行の口座を登録するだけで、口座直結でデビット払い[Smart Debit]ができるスマホ決済アプリです。コンビニ・スーパーでササッとスマートに支払えます」と紹介されています。

みずほ銀行は同一覧でデビットカードの発行会社として掲載されており、Apple PayとGoogle Payのどちらにも対応しています。

デビットカードを設定したQUICPayは、QUICPay+マークのある店舗でのみ利用できる点に注意しましょう。利用条件やキャッシュバックなどの詳細は、みずほ銀行の公式サイトで確認してください。

・アプリ名:みずほWallet
・価格:無料
・App Store:ダウンロード
・Google Play:ダウンロード

KyashとLINE PayのQUICPay+は終了した

かつてQUICPay+と組み合わせて使えた決済サービスのうち、次の2つはすでに利用できません。

Kyashは、Visaのタッチ決済の提供開始に伴い、2025年6月2日17時にQUICPay+の新規登録を終了し、2025年8月31日18時にQUICPay+による決済の取り扱いを終了しました。現在Apple PayやGoogle ウォレットでKyash Visaカードを使う場合は、レジで「Visaのタッチ決済で」と伝える方式に変わっています。

LINE Payは、2025年4月30日をもって日本国内におけるサービス提供を終了しました。QUICPay+との組み合わせを含め、LINE Pay残高での支払いはできません。

このほか、JCBの案内によると「QUICPayモバイル」は2021年3月31日に終了、nanacoカードにQUICPay機能を追加する「QUICPay(nanaco)」は2024年11月30日、「QUICPayコイン」は2025年10月30日に新規申し込みの受付を停止しています。すでに持っている人は引き続き利用できます。

まとめ

QUICPayとQUICPay+の一番の違いは、設定できるカードの種類と1回あたりの上限額です。QUICPayマークの店舗やカードタイプ等では1回2万円(税込)までですが、Apple PayやGoogle PayのQUICPay+をQUICPay+マークの店舗で使えば、この上限がなくなります。

デビットカードやプリペイドカードを設定できるのもQUICPay+だけです。ただしその場合はQUICPay+マークの店舗でしか使えないため、レジや入口に掲示されているマークを確認してから支払いましょう。

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