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QUOカードの株主優待がある銘柄はどこで確認できますか?
- A
各社のIRページにある株主優待の案内が一次情報です。優待の変更や廃止は適時開示やIRページで告知されるため、そこを確認するのが確実です。
情報サイトや過去の記事は内容が古いことがあり、すでに廃止された銘柄が掲載されたままのケースもあります。株を購入する前に必ず企業のIRページで最新の内容を確認しましょう。
QUOカードがもらえる株主優待を調べていて、掲載されている内容が実際と違って戸惑ったことはありませんか?QUOカードの株主優待は、この数年で廃止や内容変更が相次いでいます。本記事では各社のIR情報をもとに、2026年8月時点でQUOカードの優待を実施している銘柄の内容と、すでに廃止された銘柄を整理します。優待内容は各社の判断で変わるため、最新のIR情報の確認は欠かせません。
- 2026年8月時点でQUOカードの優待を確認できたのはタマホーム・城南進学研究社・不二電機工業・TOKAIホールディングス・INPEXの5社
- 全国保証・日本取引所グループ・テクノアルファ・パラカは優待制度そのものが廃止済み
- 明光ネットワークジャパンは2026年7月の変更で贈呈品がQUOカードではなく電子マネーになった
- 継続保有が条件の銘柄が多く、タマホームは保有3年未満2,000円分・3年以上4,000円分と期間で金額が変わる
- ファミリーマートは2025年12月22日でQUOカードの取り扱いを終了している
- QUOカードを株主優待で受け取るときの特徴
- 配当金とは税金の扱いが異なる
- 金券として全国の加盟店で使える
- QUOカードの株主優待は廃止・変更が相次いでいる
- すでに優待制度が廃止された銘柄
- 贈呈品がQUOカードでなくなった銘柄
- 株主優待を確認するときの注意点
- 優待をもらうには条件がある
- 変更・廃止はIRで告知される
- QUOカードが株主優待の5銘柄(2026年8月時点)
- 継続保有で金額が変わる タマホーム
- 継続保有が条件 城南進学研究社
- 株数と期間で変わる 不二電機工業
- 5コースから選べる TOKAIホールディングス
- 400株以上・1年以上の保有が条件 INPEX
- QUOカードの株主優待に関してのよくある質問(Q&A)
- まとめ|QUOカードの株主優待は最新のIRで確認する
QUOカードを株主優待で受け取るときの特徴
株式投資では配当金を目的に株を購入することもありますが、株主優待としてQUOカードを受け取れる企業もあります。配当金とは扱いが異なる点や、金券としての使い勝手を確認しておきましょう。
配当金とは税金の扱いが異なる
配当金には税金がかかります。国税庁は上場株式等の配当等について、「その支払の際に20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%、地方税5%)の税率により所得税及び復興特別所得税と住民税が源泉徴収(特別徴収)等されます。」と説明しています。そのため、受け取れるのはこれらが差し引かれた後の金額です。
一方、株主優待は源泉徴収されません。会社員などの給与所得者について、国税庁は確定申告が必要な人の要件を「各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える人」としています。
ただしこの20万円は株主優待だけの金額ではなく、副業やそのほかの所得と合計して判定する点に注意が必要です。また、これは所得税の確定申告についての要件で、住民税には同じ取り扱いがありません。判断に迷う場合は税務署や税理士に確認しましょう。
金券として全国の加盟店で使える
受け取ったQUOカードの使い勝手のよさも特徴といえます。QUOカード公式サイトの加盟店一覧には、コンビニとしてセブン-イレブン・ローソン・セイコーマートが掲載されています。
書店では紀伊國屋書店・丸善・ジュンク堂書店・三省堂書店・TSUTAYA、ドラッグストアではマツモトキヨシ、ファミリーレストランではデニーズなどが加盟店です。会社独自の優待券にありがちな、使える場所が近くになく持て余すということが起こりにくいでしょう。
注意したいのがファミリーマートの取り扱い終了です。QUOカード公式のお知らせによると、ファミリーマートでの利用は「2025年12月22日(月) 23時59分まで」で終了しました。同時に「QUOカードにつきましては、ファミリーマートでの利用終了日以降も引き続きその他のQUOカード加盟店でご利用いただけます」とも案内されています。なお、カード型のQUOカードについて公式FAQは「QUOカードにつきましては有効期限はございません。」としています。
QUOカードの株主優待は廃止・変更が相次いでいる
QUOカードの株主優待は、企業側にとって自社商品のアピールにつながりにくいこともあり、配当による還元へ切り替える動きが続いています。かつてQUOカードの優待銘柄として紹介されていた企業でも、すでに制度が終了しているケースが少なくありません。
すでに優待制度が廃止された銘柄
各社のIR情報で廃止が確認できるのは次の4社です。
全国保証(7164)は「2026年3月31日を基準日とした当社株主名簿に記載または記録された株主様への贈呈をもちまして、株主優待制度を廃止させていただきます。」と公表しています。
日本取引所グループ(8697)は「2025年3月31日を基準日として当社株主名簿に記載された100株以上保有の株主さまへの進呈を最後に、株主優待制度を廃止させていただきます。」としています。
テクノアルファ(3089)は「2022年11月30日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上保有の株主の皆様に対する株主優待品の贈呈(2023年2月実施)をもちまして、株主優待制度を廃止させていただきます。」と案内しています。
パラカ(4809)は株式情報のページで「2022年9月30日の株主名簿に記載された、当社株式100株以上保有の株主の皆様に対する贈呈を最後とし、廃止させていただきました。」としています。
贈呈品がQUOカードでなくなった銘柄
明光ネットワークジャパン(4668)は優待制度自体は続いていますが、2026年7月14日に内容が変更され、贈呈品が「ご希望に応じて選択できる電子マネーを贈呈いたします」という記載に変わりました。公式ページにQUOカードという記載はないため、QUOカードを目当てにする場合は対象外になります。
権利確定日は毎年8月31日で、金額は100株~299株が3年未満500円相当・3年以上1,500円相当、300株~499株が4,500円相当、500株~999株が5,000円相当、1,000株以上が6,000円相当です。
株主優待を確認するときの注意点
株主優待は企業の判断でいつでも変更・廃止される可能性があります。情報サイトや過去の記事の内容をそのまま信じず、必ず各社のIRページで最新の内容を確認してから判断しましょう。
優待をもらうには条件がある
株主優待を受け取るには二つの条件があります。一つ目は「必要な期日に保有していること」です。権利付最終日の大引け(取引時間終了時)までに株を購入することで、優待を受け取る権利を得られます。
二つ目は「決められた株数を保有すること」です。多くの企業では1単元以上の株を保有している株主を対象に優待を贈っています。1単元は企業が任意で決める株の取引単位で、100株のこともあれば1,000株のこともあります。
近年は継続保有の条件を追加する企業も増えています。例えば城南進学研究社は「同一の株主番号で、連続して3回以上、100株以上の保有が記録されていること」を条件としており、買ってすぐに優待を受け取れるわけではありません。
変更・廃止はIRで告知される
優待の変更や廃止は、各社のIRページや適時開示で告知されます。本記事で紹介する内容も2026年8月時点でIRページに掲載されていたものです。
権利確定日の直前に内容が変わることもあるため、株を購入する前に必ず企業のIRページで最新の株主優待情報を確認してください。本記事は優待内容という事実を紹介するもので、特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。
QUOカードが株主優待の5銘柄(2026年8月時点)
2026年8月時点で、各社のIRページでQUOカードの株主優待が確認できた5銘柄の内容を紹介します。金額や条件はいずれも公式の記載に基づくものです。
継続保有で金額が変わる タマホーム
注文住宅や分譲住宅・リフォームなど住宅関連の事業を手掛ける「タマホーム」は、3年以上株を保有すると優待内容が変わるのが特徴です。IRページでは「毎年11月30日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上の当社株式を保有されている株主様」が対象と案内されています。
金額は保有期間3年未満が2,000円分、3年以上が4,000円分です。3年以上とは「毎年11月末日、5月末日の当社株主名簿に、同一株主番号で7回以上連続して、いずれの基準日においても100株以上の保有が記載または記録されている」状態を指します。
贈呈は中間期に年1回で、「1月下旬頃の発送を予定」とされています。
継続保有が条件 城南進学研究社
首都圏を中心に学習塾や予備校を展開している「城南進学研究社」の権利確定日は3月31日現在です。金額は1単元(100株)以上で1,000円分、5単元(500株)以上で2,000円分、10単元(1,000株)以上で5,000円分となっています。
継続保有の条件があり、「毎年3月31日および9月30日を基準日とする株主名簿に、優待基準日から遡って同一の株主番号で、連続して3回以上、100株以上の保有が記録されていること」が求められます。
購入してすぐに優待を受け取れる銘柄ではない点に注意しましょう。
株数と期間で変わる 不二電機工業
「不二電機工業」の株主優待は、基準日(1月31日及び7月31日)現在の株主が対象で、保有株数と保有期間によって金額が変わります。
金額は300~500株未満が3年未満500円・3年以上1,000円、500~1,000株未満が3年未満1,000円・3年以上2,000円、1,000株以上が3年未満2,000円・3年以上3,000円です。
対象となる最低株数は300株で、100株では対象になりません。3年以上の判定は「各基準日時点での当社株主名簿に同一の株主番号で連続して7回以上」対象株数を保有していることが条件です。
5コースから選べる TOKAIホールディングス
ガス・電力・CATVといったサービスを提供している「TOKAIホールディングス」の株主優待は、5種類のコースから一つを選ぶ形式です。コースは(A)当社グループ飲料水宅配サービス関連商品、(B)QUOカード、(C)当社グループ「ヴォーシエル」「葵」お食事券、(D)TLCポイント、(E)LIBMOの5つです。
QUOカードを選んだ場合の金額は、100~299株が500円分、300~4,999株が1,500円分、5,000株以上が2,500円分です。
対象は「3月31日現在及び9月30日現在の株主名簿に記載された1単元株(100株)以上ご所有の株主の皆さま」で、年2回受け取れます。
400株以上・1年以上の保有が条件 INPEX
石油や天然ガスなどのエネルギー開発を手掛ける「INPEX」は、かつての社名を国際石油開発帝石といい、2021年に現在の社名へ変更されています。株主優待は「毎年12月31日現在、当社普通株式400株以上を1年以上継続して保有する株主さま」が対象です。
2025年11月13日に制度の変更(拡充)が発表され、「2025年12月31日現在の株主名簿に記載又は記録された株主さまに対する株主優待より、変更後の制度を適用いたします」とされています。変更後のオリジナルデザインQUOカードの金額は次のとおりです。
・400株以上800株未満:1年以上2年未満1,000円分、2年以上3年未満2,000円分、3年以上3,000円分
・800株以上:1年以上2年未満2,000円分、2年以上3年未満5,000円分、3年以上8,000円分
あわせて、8年間保有した株主にはオリジナル記念品を1回限り贈呈することが決まっています。継続保有年数は「同じ株主番号で毎年6月末日及び12月末日時点の当社株主名簿に、普通株式400株以上の保有株式数で次の回数以上、連続で記載又は記録されていること」で判定され、1年以上は3回、3年以上は7回とされています。
QUOカードの株主優待に関してのよくある質問(Q&A)
優待の確認方法や税金の扱いについて、よく寄せられる疑問に公式の記載をもとに回答します。
まとめ|QUOカードの株主優待は最新のIRで確認する
QUOカードの株主優待は廃止や内容変更が続いており、2026年8月時点でIRページに掲載を確認できたのはタマホーム・城南進学研究社・不二電機工業・TOKAIホールディングス・INPEXの5社でした。全国保証・日本取引所グループ・テクノアルファ・パラカはすでに制度が廃止されています。
続いている銘柄でも、必要株数が300株や400株に引き上げられていたり、継続保有が条件になっていたりと、以前とは条件が変わっています。株主優待は各社の判断で変更・廃止されるため、株を購入する前に必ず企業のIRページで最新の内容を確認しましょう。