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PASMO定期券の払い戻し方法を解説。手続きする場所や手順も紹介
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PASMO定期券の払い戻し方法を解説。手続きする場所や手順も紹介

2026.08.09
by ドットマガジン編集部

引っ越しや転職でPASMO定期券が不要になったとき、どこで払い戻せばよいか迷いがちです。結論からいうと、定期券の払い戻しは「その定期券を購入した事業者」に申し出るのがルールで、駅やバス窓口ならどこでもよいわけではありません。鉄道定期券は有効期間が1ヶ月以上残っている場合に限り払い戻せます。手続き先・必要なもの・手数料・返金額の計算方法を、PASMO公式の案内にもとづいて整理します。

この記事でわかること
  • PASMO定期券の払い戻しは、その定期券を購入した事業者に申し出る
  • 一部の駅・バス窓口では払い戻しを取り扱っていないため、事前確認が必要
  • 記名PASMOの払い戻しには運転免許証などの公的証明書等が必要
  • 鉄道定期券は有効期間が1ヶ月以上残っている場合に限り払い戻せる
  • 定期券部分だけを払い戻せば、カードは記名PASMOとして使い続けられる

PASMO定期券には2種類ある

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「PASMO(パスモ)」は首都圏を中心に、全国の鉄道やバスで使える電子マネー機能付きの交通ICカードです。1枚のPASMOには、鉄道とバスの定期券をそれぞれ1種類ずつ購入できます。払い戻しの手続き先も、この2種類で分かれます。

電車の定期券

PASMOは27の鉄道事業者で利用できます(伊豆箱根鉄道駿豆線を除く)。PASMOに定期券を付加すると、定期区間も区間外も1枚のカードで移動できるようになるのがメリットです。定期区間を乗り越した場合は自動改札機で自動精算されます。

鉄道定期券の種類は「通勤」「通学」「小児用」です。PASMOをすでに持っている人はPASMOの新規購入は不要で、そのままPASMO定期券に切り替えられます。券売機と窓口のどちらでも購入できますが、通学・小児用の新規購入と年度をまたいでの継続購入は窓口でしか手続きできません。

なお、新規にPASMO定期券を購入する際は、デポジット(預り金)として500円が必要です。PASMO定期券から別のPASMOへ、またはSuica定期券からPASMOへ定期券を移し替えることはできません。

PASMO鉄道事業者|PASMO(パスモ)

バスの定期券

PASMOは首都圏を中心とする多くのバス事業者で利用できますが、「バス定期券」を発売しているのは一部の事業者のみです。発売事業者・発売箇所・定期券の種類・取り扱いについては、利用するバス事業者に直接問い合わせましょう。

バス定期券の情報はPASMOの券面には印字されません。その代わりに「IC定期券内容控」が発行されます。機器やカードの障害でカードが使えないときに乗務員が確認することがあるため、控えは常に携帯しましょう。

運賃後払い方式の区間では、乗車時にPASMO読取り部へタッチし、降車時にもIC運賃機の読取り部へタッチする必要があります。

バス利用サービス 取扱事業者一覧|PASMO(パスモ)

手続きはどこでできる?

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PASMO定期券が不要になったときは払い戻しができます。ただし、どの窓口でも手続きできるわけではありません。PASMO公式は「PASMOエリアの駅やバス窓口等にお持ちください」と案内する一方で、定期券については別の条件を付けています。

定期券は購入した事業者に申し出る

PASMO定期券の払い戻しは、その定期券を購入した事業者に申し出るのがルールです。例えば小田急電鉄で購入した定期券は、小田急電鉄で手続きします。営業時間は事業者によって異なるため、Webサイトで事前に確認しておきましょう。

また、一部の駅・バス窓口ではPASMOの払い戻しを取り扱っていません。「最寄り駅ならどこでもよい」と考えて出向くと二度手間になるため、行く前に取扱窓口を確認するのが確実です。

なお、障がい者用PASMOの払い戻しは、PASMO取扱鉄道事業者(一部事業者を除く)でのみの取り扱いとなります。

窓口は事業者ごとに指定されている

「バス定期券だからバス窓口」とは限らない点にも注意が必要です。実際の指定は事業者ごとに異なります。

東急バスの場合、PASMOそのものの払い戻しを扱う窓口は高津営業所と虹が丘営業所に限られます。一方で東急バスIC定期券の払い戻しは、東急電鉄定期券うりば(渋谷・日吉・三軒茶屋・あざみ野・自由が丘)と東急線各駅の券売機(世田谷線・こどもの国線を除く)が取扱窓口です。バスの定期券なのに鉄道の窓口や券売機で手続きする形になります。

さらに東急バスでは、券売機で定期券を購入する際に4ケタの払い戻し用暗証番号を設定しておくと、券売機で払い戻しができます。「窓口に行かないと払い戻せない」と決めつけず、利用している事業者の案内を確認しましょう。

PASMO1枚に鉄道定期券とバス定期券の両方を付加している場合、払い戻し手数料はそれぞれの定期券について必要になります。

手続きのやり方は?

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PASMOの種類によって、払い戻される内容は変わります。定期券部分だけを払い戻して、カードは記名PASMOとして使い続けることも可能です。必要な持ち物と手順を確認しましょう。

払い戻しの手順

用意するものは「不要になったPASMO」と「公的証明書等」の2点です。無記名PASMOの場合、公的証明書等は不要です。

PASMOがいう公的証明書等とは、運転免許証・旅券(パスポート)・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳(写真付)・健康保険資格確認書・在留カードまたは特別永住者証明書・学生証(写真付)・社員証(写真付)・個人番号カード・運転経歴証明書などを指します。学生証と社員証は写真付きに限られる一方、写真の有無を問わないものもあるため、手元の書類が一覧に含まれるかで判断しましょう。

窓口で公的証明書等を提示し、係員の指示に従って手続きを行います。手続きが完了すると、PASMOの種類に応じた払い戻し金額が返ってきます。

なお、払い戻しの申し出を受け付けた後は、払い戻しの取消しやPASMOの機能の復元はできません。また、SF(電子マネー)残額のみの払い戻しはできない決まりです。

定期部分だけ解約することもできる

定期券のみが不要なときは、定期券部分だけを払い戻せます。この場合カードは回収されず、引き続きPASMOとして使えます。SF残額もそのまま残ります。

一方、PASMOそのものを払い戻す場合はカードが回収され、SF残額とデポジット500円が返却されます。ただしクレジットカードとPASMOが一体になった「一体型PASMO」は、カードの回収およびデポジットの返却がありません。一体型PASMOのPASMO機能(SFおよび定期券部分)を払い戻したときは、別途クレジットカード会社にも申し出る必要があります。

区間変更は「新規購入+払い戻し」で行う

定期券の区間を変更する場合は、新しい区間の定期券を購入し、古い区間の定期券を払い戻すという扱いになります。窓口では係員に区間を変更したい旨を伝えましょう。モバイルPASMOではアプリの「区間や種類の変更」から手続きできます。

このときの払い戻し額は、通常の払い戻しとは計算方法が異なります。

・払い戻し額=定期運賃-(1旬相当額×使用旬数)-手数料

旬数は10日を1旬とし、1旬に満たない日の端数は1旬とします。ただし1ヶ月は3旬(1旬=10日)とみなすため、実際の日数とは一致しません。例えば1ヶ月と1日使用した場合の使用旬数は4旬です。

1旬相当額は、1ヶ月定期券なら「定期運賃÷30日×10日」、3ヶ月定期券なら「定期運賃÷90日×10日」、6ヶ月定期券なら「定期運賃÷180日×10日」で計算し、いずれも10円単位に切り上げます。新しく購入する区間によっては、月単位での払い戻しになる場合もあります。

モバイル版はアプリ上で手続き可能

PASMOにはモバイル版の「モバイルPASMO」があり、定期券の購入や払い戻しをアプリ上で行えます。窓口に足を運ばずに済むのがメリットです。

払い戻しの際は、PASMOアプリを起動して「定期券購入・PASMO管理」を開き、「鉄道定期券」または「バス定期券」を選びます。鉄道定期券を選んだ場合は「鉄道定期券メニュー」から「払いもどし」を選択しましょう。払い戻しの実行後は取消しができません。

ただし、24時間いつでも手続きできるわけではありません。定期券の購入・区間や種類の変更・払い戻しの利用可能時間は5:00〜23:45です。深夜に思い立っても操作できない時間帯があります。

返金の経路も分かれます。定期券は購入時のクレジットカードの口座へ返金されます。SF残額の払い戻しは退会時のみの取り扱いで、退会手続時に指定した金融機関口座へ返金されます。

いまお使いのPASMO、そのままスマホに入ります。

払い戻し手数料や返金額の計算方法

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バス・鉄道ともに、PASMO定期券の払い戻しには手数料がかかります。手数料の水準と、返金額がどう決まるのかを確認しましょう。

手数料は事業者によって異なる

定期券部分の払い戻し額は「定期券払いもどし計算額」-「払い戻し手数料」で決まります。PASMO自体を払い戻す場合は、SF残額とデポジット500円も返却されます。

定期券の払い戻し手数料は、定期券を購入した鉄道・バス事業者によって異なります。各窓口で確認しましょう。例えば東急バスIC定期券の払い戻し手数料は1件520円です。

これとは別に、PASMOのSF残額を払い戻すときの手数料はPASMO取扱規則でPASMO1枚につき220円と定められています。残額が220円未満のときは、その残額と同額を手数料とする決まりです。定期券とカードで手数料の水準が違う点に注意しましょう。

また、定期券払いもどし計算額とSF残額の合計額が定期券の払い戻し手数料以下の場合は、その合計額が手数料として充当されます。モバイルPASMOおよびApple PayのPASMOでは、SFのみを払い戻す場合の返金手数料は210円です。

定期券の払い戻し金額の計算方法

鉄道定期券には払い戻しの条件があります。使用・未使用を問わず「有効期間が1ヶ月以上残っている場合」に限って払い戻しができます。払い戻し額は、定期運賃から経過した期間の定期運賃と手数料を差し引いた残額です。1ヶ月未満の日数は1ヶ月に切り上げるため、2ヶ月と1日使用した場合の経過月数は3ヶ月になります。

・使用開始日前:定期運賃-手数料
・7日以内:定期運賃-(定期券区間の往復普通運賃×経過日数)-手数料
・1ヶ月:定期運賃-1ヶ月定期運賃-手数料
・2ヶ月:定期運賃-(1ヶ月定期運賃×2)-手数料
・3ヶ月:定期運賃-3ヶ月定期運賃-手数料
・4ヶ月:定期運賃-(3ヶ月定期運賃+1ヶ月定期運賃)-手数料
・5ヶ月:定期運賃-(3ヶ月定期運賃+1ヶ月定期運賃×2)-手数料

有効期間が12ヶ月の定期券で使用月数が6ヶ月以上になる場合の計算式は、定期券発売事業者に問い合わせましょう。

バス定期券は、経過日数分の「定期券払戻基準運賃」と手数料を差し引いた額が返金されます。定期券払戻基準運賃は事業者ごとに定める基準運賃の往復分で、事業者によって異なります。

・有効開始日前:定期運賃-手数料
・有効開始日後:定期運賃-(定期券払戻基準運賃×経過日数)-手数料

バス定期券には注意点があります。継続定期券を購入した後、継続定期券の使用開始日前に払い戻すと、旧定期券も消去されて使えなくなります。旧定期券を使い切りたい場合は、不要になった時点で払い戻し手続きを行いましょう。

PASMOの払いもどし|PASMO(パスモ)

PASMO定期券の払い戻しに関するよくある質問(Q&A)

PASMO定期券の払い戻しで迷いやすい点をまとめました。

Q

PASMO定期券の払い戻しはどこの窓口でもできますか?

A

いいえ、PASMO定期券の払い戻しは、その定期券を購入した事業者に申し出る決まりです。

さらにPASMO公式は「一部の駅・バス窓口ではPASMOの払いもどしができません」と案内しています。取扱窓口は事業者ごとに指定されているため、出向く前に利用事業者のWebサイトで確認しましょう。

Q

定期券の有効期間が残り1ヶ月を切っていても払い戻せますか?

A

鉄道定期券は、使用・未使用を問わず有効期間が1ヶ月以上残っている場合に限って払い戻しができます。

残りが1ヶ月未満の場合は払い戻しの対象外です。また経過した期間は1ヶ月未満の日数を1ヶ月に切り上げて計算するため、不要になった時点で早めに手続きするほど返金額は多くなります。

Q

定期券だけをやめてPASMOは使い続けられますか?

A

できます。定期券のみが不要なときは定期券部分だけを払い戻せて、カードは記名PASMOとして引き続き利用できます。

この場合カードは回収されず、SF(電子マネー)残額もそのまま残ります。なお、SF残額のみを払い戻すことはできません。

まとめ|PASMO定期券は購入した事業者の窓口で払い戻す

PASMOには鉄道とバスの定期券をそれぞれ1種類ずつ付加できます。便利な半面、払い戻しは購入した事業者に申し出る必要があり、一部の駅・バス窓口では取り扱っていません。窓口の場所と営業時間、手数料は事前に確認しておきましょう。

鉄道定期券が払い戻せるのは、有効期間が1ヶ月以上残っている場合に限られます。1ヶ月未満の日数は1ヶ月に切り上げて計算されるため、不要になったら早めに手続きするほど返金額は多くなります。

窓口に出向かずに済ませたい場合は、モバイルPASMOの利用も検討しましょう。定期券の新規購入・区間の変更・払い戻しをアプリで行えます。ただし手続きできるのは5:00〜23:45で、SF残額の払い戻しは退会時のみという条件があります。

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