- Q
ブラックカードは招待がないと持てないのですか?
- A
招待制のカードと、自分で申し込めるカードの両方があります。JCB ザ・クラスは「招待制カード」と明記され、ダイナースクラブ プレミアムカードも「ダイナースクラブの招待制カードです」と案内されています。
一方、ラグジュアリーカード(Mastercard® Gold Card™など)は招待制ではなく、公式サイトから自分で申し込めます。
ブラックカードは招待がないと持てない、と思っていませんか。実際には、自分で申し込める最上位クラスのカードもあれば、申込条件を公式サイトで公開しているカードもあります。この記事では、ハイステータスカードの年会費や特典を公式情報で確認し、招待制のカードと申し込めるカードの違い、その手前で選ぶべきカードまで整理します。年会費と申込条件は、各カードの公式表記にもとづいて確認していきます。
- ラグジュアリーカードは招待制ではなく自分で申し込める(Gold Cardの年会費は220,000円(税込))
- 楽天ブラックカードは公式サイトで「お申し込み対象条件」を公開している数少ないカード
- JCB ザ・クラス、ダイナースクラブ プレミアムカードは招待制で、招待の基準は非公表
- センチュリオン・カードは日本の公式サイトに掲載がなく、年会費も条件も公表されていない
- ダイナースクラブ プレミアムカードの年会費は165,000円(税込)、ANAダイナース プレミアムカードは198,000円(税込)
- 一度は持ってみたい憧れのブラックカード
- クレジットカードの最高ランクとは
- 限度額なし、コンシェルジュ付などの特長
- American Express®最高峰のセンチュリオン・カード
- インビテーションを受けるために必要なこと
- 招待の条件を公開しているカードもある
- 最上位カードを持つのにふさわしい使い方
- 富裕層らしい最上位カード
- Visa Infinite
- Mastercard Gold Card
- ダイナースクラブプレミアムカード
- ANAダイナース プレミアムカード
- 持ち続けやすく、充実の特典
- JCBザ・クラス
- 楽天ブラックカード
- ハイステータスカードに関するよくある質問(Q&A)
- まとめ|ブラックカードは招待制と申込制の2種類がある
一度は持ってみたい憧れのブラックカード
普段からハイクラスカードを利用していると、さらに上のランクのカードが気になることも増えてきます。芸能人など、特別な人だけが持てる印象の「ブラックカード」は、どのような特徴を持っているのでしょうか?
クレジットカードの最高ランクとは
カード会社では、利用実績の高い顧客を優遇するサービスとして、カードにランクを設けています。一般カードの上には「ゴールド」「プラチナ」などがありますが、最高ランクとして「ブラックカード」を設けているカード会社も多いのです。
ただし「ブラック」という名称が必ずしも最上位を意味するわけではありません。たとえばラグジュアリーカードでは、Mastercard® Black Card™(年会費110,000円(税込))の上にMastercard® Gold Card™(年会費220,000円(税込))があり、さらにその上に完全招待制のMastercard® Black Diamond™が位置しています。
一方で、多くの会社が最高ランクのカードにブラックカラーを採用してきたこともあり、「最高ランクのカード=ブラックカード」と認識されているのが実情です。
限度額なし、コンシェルジュ付などの特長
ハイステータスカードのわかりやすい特徴が、利用可能枠に一律の上限を設けていないことです。ダイナースクラブ プレミアムカードの公式サイトは、ご利用可能枠を「一律の制限なし」とし、「ご利用可能枠は、会員お一人様ごとのご利用状況やお支払い実績などによって個別に設定しています」と説明しています。
一方、一般的なカードは利用可能枠があらかじめ提示されています。楽天カードなら最高100万円、楽天ブラックカードでも最高1,000万円というように、券種ごとに上限が決まっている形です。
もう一つの特徴が、専用のコンシェルジュサービスです。ダイナースクラブ プレミアムカードは「レストランやゴルフ場のご予約から、ご旅行の手配、コンサート・演劇などのチケットや記念日のプレゼント手配など、24時間・年中無休で会員様のさまざまなご要望にお応えします」と案内しています。
コンシェルジュは秘書に依頼するようなイメージで使えるサービスです。カードによってはLINEやアプリからも依頼でき、電話をかける時間が取れない人でも使いやすくなっています。
American Express®最高峰のセンチュリオン・カード
最高ランクのブラックカードとして知られるのが、American Express®の「センチュリオン・カード」です。ただし日本の公式サイトのカード一覧にセンチュリオン・カードは掲載されていません。年会費も招待の条件も公表されていないため、この記事でも金額は掲載しません。
日本のAmerican Express®公式サイトで申し込める個人カードのうち、最上位に位置づけられているのは「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」で、年会費は165,000円(税込)、家族カードは4枚まで無料です。プラチナ・コンシェルジェ・デスクやメタル製カードなど、ハイステータスカードらしい特典が用意されています。
なお、センチュリオン・カードでは何でも購入できるといううわさが流れることがありますが、根拠となる公式の情報はありません。公表されていない以上、外部の情報だけで判断しないほうが無難です。
インビテーションを受けるために必要なこと
ハイステータスカードには、招待を受けて初めて申し込めるものと、誰でも申し込めるものがあります。まずは、狙うカードがどちらなのかを確かめるところから始めましょう。
招待の条件を公開しているカードもある
招待制カードの多くは条件を公表していません。ダイナースクラブ プレミアムカードは公式サイトの詳細欄で「入会の目安」を「非公開」と明記しています。JCB ザ・クラスも「JCBが定めた条件を満たした方を招待します」とだけ案内しており、具体的な基準は示していません。
一方で、楽天ブラックカードは公式サイトに「お申し込み対象条件」を掲載しています。公式が挙げているのは「現在、楽天プレミアムカードを保有し、かつ当社の定める時点において楽天プレミアムカードのご契約から12ヶ月以上経過していること」「当社の定める12ヶ月間のカードご請求金額の合計が500万円以上であること」の2つです。
公式は「対象者の更新は3ヶ月ごとに行います」「条件を達成された方は、楽天e-NAVI内へご案内バナーが表示されます」とも説明しています。これは申し込み対象になるかどうかの条件であり、カードの発行には所定の審査があります。
最上位カードを持つのにふさわしい使い方
条件が公開されていない場合でも、発行会社が「まずはこのカードから」と案内していることがあります。JCB ザ・クラスの公式サイトは「JCBプラチナやJCBゴールドをお持ちでない方は、まずは同カードの申し込みをご検討ください」と明記しています。
楽天ブラックカードも同様に、申込対象条件の1つ目が楽天プレミアムカードの保有です。つまり同じ発行会社の下位カードを持つことが出発点になります。
なお、条件は変わることがあります。楽天カードの公式サイトにも「予告なくお申し込み対象条件・お申し込み対象期間が変更となる可能性がございます」という注記があります。基準を公表していないカードについては推し量ることができないため、招待を待つよりも、次に紹介する自分で申し込めるハイステータスカードを検討する方法もあります。
富裕層らしい最上位カード
最上位カードには、ほかのランクのカードでは見られない特典・サービスも付帯しています。カード本体も豪華な仕上げとなっており、持っているだけでステータスが感じられるはずです。富裕層にふさわしい特徴を持つハイクラスなカードを紹介しましょう。
Visa Infinite
Visaカードの最上位ブランドが「Visa Infinite」です。Visaの公式サイトは「Visa Infiniteカードは、パーソナライズされたサービスの新しい基準を打ち立て、他にはない特典やプレミアムな旅行・ショッピング保険をご提供します」と説明しており、申し込みについては「Visa Infiniteのお申し込みは発行会社にお問い合わせください」と案内しています。
主なサービスが「Visa Infiniteコンシェルジュ・センター(VICC)」です。公式は「Visa Infiniteカードをお持ちの会員様であればVisa Infiniteコンシェルジュ・センター(VICC)を24時間365日ご利用いただけます」としており、特典案内や旅行サポート、ゴルフ場・レストラン・レンタカーの予約、ギフト相談などを承っています。電話だけでなくLINEやウェブからも依頼できます。
Visaが日本国内発行のVisa Infinite会員向けに用意している優待には、Visa Luxury Hotel Collection、空港宅配(出国時・帰国時)、国際線クローク、Wi-Fiレンタル・eSIMの割引、ホテルダイニングやラグジュアリーダイニングの割引クーポン、国内有名ゴルフコースの割引クーポンなどがあります。
旅行傷害保険や空港ラウンジなどの条件はカードによって異なります。Visaも「カード発行会社ごとに独自の優待・特典が用意されていますので、あわせてご確認ください」としているため、申し込む前に発行会社のページで確認しましょう。
Mastercard Gold Card
「Mastercard® Gold Card™」は、ハイステータスな「ラグジュアリーカード」のうちの1枚です。ラグジュアリーカードではBlack Cardの上にGold Cardが位置しており、公式は「Mastercard®最上位『ワールドエリート』を日本で初めて採用したクレジットカード」と説明しています。24金コーティングの金属製カードです。
年会費は本会員220,000円(税込)、家族会員55,000円(税込)で、家族会員のみ初年度無料です。ポイントの付与単位は200円につき3ポイントで、公式が示すキャッシュバック率は1.5%。マイル交換レートは100円あたり0.9マイル相当で、JAL・ANA・ユナイテッド航空へ移行上限なし・移行手数料なしで交換できます。
コンシェルジュ、プライオリティ・パス(家族会員も無料・回数制限なし、同伴者は35USD/人)、国内のラウンジ設置空港の全てで無料になる空港ラウンジなど特典も豊富です。対象年齢は「20歳以上(学生不可)」、発行期間は最短5営業日となっています。
ゴールドカード Mastercard®Gold Card™ | ラグジュアリーカード
ラグジュアリーカードは招待制ではなく、自分で申し込めるのが特徴です。券種ごとのスペックを並べて確認しましょう。
ダイナースクラブプレミアムカード
「ダイナースクラブ プレミアムカード」は、公式サイトが「ダイナースクラブの招待制カードです」と説明する最上位カードです。ご利用可能枠は一律の制限がなく、年会費は本会員165,000円(税込)、家族会員は無料となっています。入会の目安は非公開です。
注意したいのが年会費の改定です。公式サイトには「サービス品質の維持・向上と会員様へのより充実した特典の提供を目指して、年会費・年間手数料を改定しました」という告知が出ており、新サービスは2026年4月以降に順次提供が始まっています。改定前の金額を掲載している情報が残っているため、必ず公式サイトで確認してください。
付帯保険は海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険とも傷害死亡・後遺障害が最高1億円で、いずれも「利用条件付き」です。ショッピング・リカバリーは年間500万円限度(利用条件付き)となっています。
ダイナースクラブに対応していない店舗をカバーしたい場合は、Mastercard®ブランドの「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」を年会費無料で持てます。これは「TRUST CLUB ワールドエリートカード」を無料付帯するもので、公式は「通常年会費は143,000円(税込)のところ、プレミアムカード会員様はコンパニオンカードとして年会費無料でお持ちいただけます」と案内しています。
ダイナースクラブ プレミアムカード | ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード
ANAダイナース プレミアムカード
「ANAダイナース プレミアムカード」は、マイルも貯めたい人に向いた1枚です。公式は「ダイナースクラブおよびANA各々の所定のお申し込み基準があるご招待制のクレジットカードです」としており、ご利用可能枠は一律の制限がなく個別に設定されます。
年会費は本会員198,000円(税込)で、家族会員は無料です。入会時にもれなく10,000マイル、さらに毎年の継続時にも10,000マイルが進呈されます(家族会員は対象外)。
ポイントはカード利用100円ごとに1ポイントで、プレミアム・ボーナスポイントプログラムにより通常の国内/海外での利用は+0.5ポイント(100円ごとに合計1.5ポイント)、ANAグループでの利用は+1.5ポイント(100円ごとに合計2.5ポイント)が加算されます。ポイントに有効期限はなく、1ポイント=1マイルで移行できます。
公式は、プレミアム・ボーナスポイントプログラムとANAカードマイルプラスを合わせて「100円につき最大4.5マイル相当の獲得が可能です」と説明しています。搭乗時には通常のフライトマイルに加えて「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%のボーナスマイル」が積算されます。
国内線のANAラウンジやダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジを利用できるほか、国内/海外あわせて1,700ヵ所以上の主要空港ラウンジを本会員・家族会員とも無料で利用できます。旅行傷害保険は海外・国内とも傷害死亡・後遺障害が最高1億円(利用条件付き)です。
ANAダイナース プレミアムカード | カードラインナップ | ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード
持ち続けやすく、充実の特典
ブラックカードは年会費が数十万円になることも多く、経済的にも負担がかかります。しかし、年会費数万円でブラックカードを維持できるカード会社もあるのです。最上位カードならではの特典と、手頃な年会費を併せ持つカードを紹介しましょう。
JCBザ・クラス
「JCB ザ・クラス」はJCBオリジナルシリーズの最上位カードです。公式サイトによると年会費は55,000円(税込)で、家族会員は8名様まで無料。招待制カードで、「JCBが定めた条件を満たした方を招待します」とだけ案内されています。
ちなみにJCBプラチナは年会費27,500円(税込)、家族会員は1名様無料・2人目より1名様につき3,300円(税込)です。ザ・クラスは最上位カードとしては手頃な年会費でありながら、特典が充実しています。
ザ・クラス会員専用のコンシェルジュデスクは、旅の手配・予約などさまざまな相談に対応してくれます。MyJCBアプリからレストランの予約やゴルフ場の手配を依頼できる「デジタルコンシェルジュ」も用意されています。
年に1度、上質な品々のなかからお好きな商品を1つ選べる「ザ・クラス メンバーズ・セレクション」のほか、国内のレストランで所定のコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になる「グルメ・ベネフィット」、ゴルファー保険、プライオリティ・パス、最高1億円補償の旅行傷害保険などが付帯します。会員専用のペアカード「JCBザ・クラス メタルカード」も用意されています。
楽天ブラックカード
「楽天ブラックカード」は楽天カードの最上位カードで、公式サイトに専用ページがあります。年会費は33,000円(税込み)、ご利用可能枠は最高1,000万円、通常還元率は1%還元(100円につき1ポイント)で、ETCカードの年会費は無料です。
海外空港ラウンジは、「世界各国の1,400カ所以上の空港ラウンジ(※2025年1月時点)をご利用いただける『プライオリティ・パス』を無料でお申し込みいただけます」と案内されています。本会員は無料、同伴者は2名まで無料で、3名以上の場合は1名につき1回あたりUS35$がかかります。申し込めるのは本会員のみで、家族会員は申し込めません。
国内の主要空港ラウンジは本会員・家族カード会員とも無料で利用できます。そのほか「招待日和」による国内外の有名レストラン約250店舗で、2名以上の予約ならコース代金1名分が無料になる特典や、全国約1,400の国内ゴルフ場で使える割引クーポン、コンシェルジュサービスなどが付帯します。
楽天市場では、楽天カード特典分(月間5,000ポイント上限)に加えて、楽天ブラックカード・楽天プレミアムカード会員だけが対象の楽天市場特典分(毎週火曜・木曜)とお誕生月特典分も加算されます。前述のとおり申込対象条件は公開されていますが、まずは楽天プレミアムカードを保有することが前提になります。
ハイステータスカードに関するよくある質問(Q&A)
ブラックカードやハイステータスカードで迷いやすい点をまとめました。
まとめ|ブラックカードは招待制と申込制の2種類がある
ブラックカードと呼ばれる最上位カードには、招待を受けて初めて申し込めるものと、自分で申し込めるものがあります。JCB ザ・クラスやダイナースクラブ プレミアムカードは招待制で、招待の基準は公表されていません。一方、ラグジュアリーカードは招待制ではなく自分で申し込めます。
狙うカードが決まっているなら、その発行会社の下位カードから検討するのが基本です。JCBは公式に「JCBプラチナやJCBゴールドをお持ちでない方は、まずは同カードの申し込みをご検討ください」と案内していますし、楽天ブラックカードは楽天プレミアムカードの保有が申込対象条件になっています。
年会費や特典の内容はカードごとに大きく異なります。申し込む前に、発行会社の公式サイトで年会費と特典を確認しましょう。




