- Q
楽天カードから切り替えると入会特典はもらえますか?
- A
切り替えでの申し込みは入会特典の対象外です。楽天ANAマイレージクラブカードの公式ページに「切り替えでのお申し込みの方は特典進呈の対象外となります」と明記されています。
また切り替えには手数料1,100円(税込み)がかかり、所定の審査もあります。楽天ANAマイレージクラブカードは2枚目カードの申し込み対象外である点も押さえておきましょう。
楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードにANAマイレージクラブ機能を載せた1枚で、ANAマイルコースと楽天ポイントコースを選んで切り替えられます。ただしマイルコースを選ぶと楽天PointClubの会員ランクは上がりません。
楽天カードから切り替えると入会特典の対象外になるなど、あとから知ると損をする条件もあります。この記事では、楽天カードとの違い・向いている人・切り替え手順を公式情報にもとづいて整理します。
- ANAマイルコースは200円で1マイル、楽天ポイントコースは100円で1ポイント
- ANAマイルコースを選ぶと楽天PointClubの会員ランクは上がらない
- 楽天ポイントからANAマイルへの交換は上限や日数の制約がある
- ANAカードのような搭乗ボーナスマイル・入会継続マイルは付かない
- 切り替えは楽天カード・楽天PINKカードのみ楽天e-NAVIから。手数料は1,100円(税込み)
楽天ANAマイレージクラブカードとは
楽天ANAマイレージクラブカード(楽天AMCカード)は、楽天が発行するクレジットカード「楽天カード」に「ANAマイレージクラブ機能」が搭載されたものです。
「楽天Edy」や「楽天ポイントカード」の機能も自動付帯し、1枚でマイル・ポイントの両方を扱えます。国際ブランドはVisa・Mastercard®・JCBから選べ、ご利用可能額は最高100万円です。海外旅行傷害保険は死亡後遺障害が最高2,000万円(適用条件あり)で付帯します。
申し込み条件について、公式は「18歳未満、海外在住の方はカードをお申し込みいただけません」「カード発行には所定の審査がございます」と案内しています。
楽天カードよりもマイルが貯まりやすい?
楽天カードのポイントは、公式表記で「1%還元(100円につき1ポイント)」です。貯まった楽天ポイントは、楽天ポイント2ポイント=ANAのマイル1マイルのレートで交換できます。
一方、楽天AMCカードでは、還元方法をポイントかマイルから選べるのが特徴です。ANAマイルコースを選ぶと200円で1マイル、楽天ポイントコースを選ぶと100円で1ポイントが貯まります。
この二つの関係について、楽天カード公式は「楽天ANAマイレージクラブカードで『ANAマイルコース』を選択した場合に貯まるマイルと、楽天ポイントからANAのマイルへの交換は、同じ交換レートです」と明記しています。つまり、貯まるマイルの量そのものは変わりません。
違いが出るのは手間と制約のほうです。楽天ポイントからの交換には上限や日数の条件がありますが、ANAマイルコースなら自動でマイル口座に積算されます。すでにANAマイレージクラブ会員で、マイル一本に絞りたい人ほど楽天AMCカードが向いています。
楽天カードとの違いは?
楽天カードと楽天AMCカードのどちらを選ぶべきか迷ったときは、年会費や入会特典、貯まるものの違いを比べてみましょう。
入会特典と実質無料の年会費
楽天カードの年会費は「永年無料」ですが、楽天AMCカードは初年度無料で、2年目以降は年1回のご利用で550円(税込み)が無料になります。年に1度でも使えば負担は発生しません。
入会特典は、どちらのカードも「新規入会特典」と「カード利用特典」の2本立てです。カード利用特典を受け取るには、期限までに所定の回数カードを利用し、口座振替設定を完了させる必要があります。選ぶ国際ブランドによって進呈ポイント数が変わるほか、対象期間が設定される特典もあるため、申し込み前に必ず公式サイトの進呈条件を確認しましょう。
注意したいのは切り替えの扱いです。楽天AMCカードの公式ページには「切り替えでのお申し込みの方は特典進呈の対象外となります」と明記されています。すでに楽天カードを持っている人が切り替えで申し込む場合、入会特典は受け取れません。また、楽天AMCカードは2枚目カードの申し込み対象外です。
マイルかポイント、2コースから選べる
楽天カードはカード利用で楽天ポイントが貯まりますが、楽天AMCカードには二つのコースが用意されています。コースは楽天e-NAVIから変更が可能です。
・ANAマイルコース:200円につき1マイル
・楽天ポイントコース:100円につき1ポイント
「いろいろな用途にポイントを使いたい」という人は、楽天ポイントコースがおすすめです。「マイルを貯めて特典航空券を手に入れたい」という人は、ANAマイルコースのほうが目標に早くたどり着けるでしょう。
なお、ANAマイルコースを選んでいても、全てがマイルになるわけではありません。公式の注記によると、楽天市場でのカード利用で貯まる「楽天カードご利用通常ポイント」は2ポイントを1マイルとして自動交換されますが、「楽天カードご利用特典ポイント」は期間限定の楽天ポイントとして進呈されます。楽天ポイントカードの提示で貯まる分も楽天ポイントです。
ANAマイレージクラブ機能が使える
楽天AMCカードには、ANAマイレージクラブ会員としての機能が備わっています。公式が挙げているのは「ANA・スターアライアンス加盟各社のフライトのご予約や提携ホテル・レンタカーなどANA提携パートナーのご利用でマイルが貯まる」「マイルは航空券や商品に交換可能」という2点です。
なお、かつてANAカードの特典として案内されていた国内線の「SKiPサービス」は、2023年3月31日をもって終了しています。2023年4月以降は国内線自動チェックイン機での取り扱いも順次終了しました。
現在の搭乗手続きは「オンラインチェックイン」です。便出発の24時間前から20分前までに、ANAアプリやANAウェブサイトでモバイル搭乗券を発行します。パソコンで手続きして搭乗券を印刷したり、メールで送ったりすることもできます。予約情報にANAマイレージクラブお客様番号を登録しておけば、会員ログインだけで手続きが進みます。
利用するメリットとデメリット
楽天AMCカードはカード決済でマイルが直接貯まるのがメリットですが、ANAマイルコースを選ぶと楽天PointClubの会員ランクが上がらないのがデメリットです。
ANAカードのような搭乗ボーナスマイル・入会継続マイルが付かない点も含めて、どのカードが自分に合っているかをじっくり検討してみましょう。
マイル交換の手間がかからない
ANAマイルコースを選択すると、楽天カードご利用通常ポイントが2ポイント=1マイルとして自動交換され、利用月の翌月15日頃までにANAマイレージクラブのマイル口座へ進呈されます。交換の申請をしなくてよいのがメリットです。
一方、楽天ポイントを自分でANAマイルへ交換する場合は、次の制約があります。
・交換可能なポイント数の上限は20,000ポイント/月
・1回に交換可能なポイント数は5,000ポイント/回
・マイル登録が確認されるまで、交換申し込みから約3週間〜4週間を要する
・交換申請は楽天の1IDかつANAの1お客様番号につき24時間に1回まで
・期間限定ポイントと、提携先から交換したポイントはANAマイルに交換できない
交換申請の手続き後はキャンセルができない点にも注意しましょう。マイルの貯めやすさ・使いやすさからいえば、楽天AMCカードに軍配が上がります。
ANAマイレージモール経由で楽天市場を使えばマイルの二重取り
「ANAマイレージモール」とは、ANAが運営するポイントモールです。ログインしてから提携ショップのサイトへ移動し、買い物やサービスの利用をするとANAマイルが積算されます。掲載されているのは楽天市場・楽天トラベル・じゃらんnet・Yahoo!ショッピング・Amazon・無印良品ネットストア・ビックカメラ.com・ユニクロオンラインストアなどです。
楽天市場のマイル積算数は、公式の記載で「ご購入200円ごとに1マイル」です。ここで楽天AMCカードを使って決済すれば、登録コースに応じてカード利用分のマイルまたは楽天ポイントも貯まります。
「モールで貯まるマイル」+「カード決済で貯まるマイル」で、マイルの二重取りができる形です。ただし、モールを経由せずに直接楽天市場へアクセスすると積算されないため、買い物の入口をANAマイレージモールにする習慣を付けましょう。
ボーナスマイルがもらえない
ANAが発行するマイレージ機能付きのクレジットカードは「ANAカード」と呼ばれます。ANAカードでANA便に搭乗すると、通常のフライトマイルに加えて「ボーナスマイル」が上乗せされるのがメリットです。ANA公式が示している積算条件は次のとおりです。
・ANA一般カード:区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%
・ANAワイドカード:区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
・ANAゴールドカード:区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%
・ANAカード プレミアム:区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%
さらにANAカードには、入会時と毎年の継続時にもボーナスマイルが進呈されます。ANAカード一般は入会時・継続時とも1,000マイル、ANAゴールドカードは2,000マイル、ANAカードプレミアムは10,000マイルです。
一方で、楽天AMCカードにはこれらのボーナスマイルがありません。フライトが多い人の場合は、ANAカードとのマイルの貯まり方に大きな差ができてしまいます。
マイルコースでは会員ランクが上がらない
楽天PointClubには、ポイントの獲得数と獲得回数に応じた「ダイヤモンド」「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「レギュラー」の五つの会員ランクがあります。シルバー会員以上には特典が用意され、ダイヤモンド会員・プラチナ会員には限定のメールマガジンで優待セールや優先販売の案内が届きます。
ここで注意したいのが、楽天カード公式の注記です。「ANAマイルコースをご選択のお客様は楽天PointClub会員ランクのランクアップの対象外となります」と明記されています。カードをどれだけ使ってもランクアップにはつながりません。
上級会員向けの特典を重視する人は「楽天ポイントコース」を選ぶのが賢明です。コースは楽天e-NAVIからいつでも変更できるため、生活の変化に合わせて切り替えるのもよいでしょう。
楽天カードから切り替えできる?
すでに楽天カードを持っている場合でも、楽天AMCカードへの切り替えは可能です。ただし切り替え手数料がかかるうえ、入会特典の対象外になります。旧カードに楽天Edyの残高が残っている場合の扱いにも注意が必要です。
切り替え方法
切り替えの手続きは、現在持っているカードの種類によって異なります。公式の案内は次のとおりです。
・楽天カード、楽天PINKカード:楽天e-NAVIの「カードの追加・切り替え」から楽天ANAマイレージクラブカードを選ぶ。付帯する国際ブランドはそのまま引き継がれる
・楽天プレミアムカード、楽天ゴールドカード:退会のうえ再申し込みが必要。カード裏面記載の電話番号(営業時間9:30〜17:30)へ問い合わせる
・楽天カード アカデミー:退会のうえ再申し込みが必要。楽天カードコンタクトセンターへ問い合わせる
・楽天銀行カード:退会のうえ再申し込みが必要。退会手続きは楽天銀行へ連絡する
切り替え手数料は1,100円(税込み)です。また、公式には「切り替えに際して所定の審査をさせていただきます。審査の結果、ご希望に沿えない場合や割賦枠が変更になる場合がございます」と記載されています。楽天AMCカードは2枚目カードの申し込み対象外である点も押さえておきましょう。
切り替えるときの注意点
公式が案内している切り替え時の注意点をまとめます。
・カード番号が変更になる。新しいカードの請求データが届いたタイミングで旧カードは使えなくなる
・電気・ガス・公共料金などの支払い元に登録している場合は、各社ごとに変更手続きが必要
・楽天ポイントは切り替え後のカードに自動的に引き継がれる
・切り替え前のカードの利用残高は新カードへ自動的に移行し、支払い口座も引き継がれる
・手元の楽天ETCカードは引き続き利用できる
・家族カードは新しいカードが届いてから、本カード会員の楽天e-NAVIで申し込み直す
楽天Edyの扱いには特に注意しましょう。旧カードにEdy残高がある場合は、残高を使い切ってからはさみで裁断して破棄するか、専用機器を使って新しいカードへ移行します。
Edyオートチャージを登録している場合は、自分で解除の手続きが必要です。公式は「解除手続きをされてから反映されるまでにお時間がかかります。手続きを行ってから2日ほど経過したのち、残高の使い切りをしていただくようお願いいたします」と案内しています。新しいカードでも使いたい場合は、再度オートチャージの設定を行いましょう。
楽天ANAマイレージクラブカードに関してのよくある質問(Q&A)
切り替え前に迷いやすい点をまとめました。
まとめ|楽天ANAマイレージクラブカードはマイル一本に絞る人向け
楽天AMCカードの良さは、ANAマイルコースと楽天ポイントコースを選んで切り替えられる点です。ANAマイルコースならカード利用分が自動でマイル口座に積算され、楽天ポイントからの交換にある上限や日数の制約を受けずに済みます。
ただし、ANAマイルコースを選ぶと楽天PointClubの会員ランクは上がりません。楽天市場のセールや上級会員の特典を重視するなら、楽天ポイントコースか楽天カードのほうが合っています。
また、ANAカードのような搭乗ボーナスマイル・入会継続マイルは付きません。出張や旅行でANAをよく利用する人は、本家のANAカードも検討しましょう。切り替えで申し込むと入会特典の対象外になるため、これから申し込むならどの導線を使うかも合わせて確認しておくと安心です。
両カードの年会費や還元の条件を、あらためて並べて確認しておきましょう。
マイルよりも楽天ポイントと会員ランクを重視するなら、楽天カードの申し込み内容を確認してみましょう。
クレジットカードの発行はポイントサイトからのお申し込みでさらにお得になります。今なら新規会員登録キャンペーンも開催中です。

