- Q
楽天カードの限度額はいくらまで上がりますか?
- A
公式サイトによると、ご利用可能枠は楽天カードが「最高100万円」、楽天ゴールドカードが「最高200万円」、楽天プレミアムカードが「最高300万円」です。
いずれも「最高」の金額です。実際に設定される枠は審査によって決まるため、一人ひとり異なります。
楽天カードの限度額(ご利用可能枠)は入会時に決まったまま固定されるものではなく、楽天カードが行う再審査の結果によって増枠も減枠もされます。申し込んでいないのに枠が増えていた、という経験に心当たりのある人もいるでしょう。
ただし「どういう状態なら増枠されるのか」という判断基準は、楽天カードも他のカード会社も公表していません。この記事では、公表されている規約とサービス内容の範囲で、限度額が変わる仕組みと、自分で確認・申請する方法を整理します。
- 楽天カード・楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードのご利用可能枠の上限
- 限度額が申請なしで変わる根拠(カード会員規約 第10条)
- 増枠の判断基準は公表されていないという事実
- ご利用可能枠とご利用可能額の違いと、確認する方法
- 増枠・一時的な増枠・減枠を自分で申請する手順
- 楽天カードの基本的な利用可能枠
- 楽天カードは最高100万円
- 上位カードは最高200万円~300万円
- 利用可能枠の仕組みと限度額の確認方法
- 法律に則って属性をもとに算出される
- 楽天e-NAVIか電話で確認する
- 楽天カードは利用可能枠が変動する
- 利用可能枠の増枠に関する規定
- 楽天カードの再審査とは
- 増枠の判断基準は公表されていない
- 公表されているのは「利用状況などを勘案する」という記載だけ
- 勤務先や年収が変わったら届け出が必要
- 支払いの遅れは信用情報に記録される
- 利用可能枠の希望を申請可能
- 増枠、一時増枠の申請
- 減枠の申請
- 楽天カードの限度額に関してのよくある質問(Q&A)
- まとめ|楽天カードの限度額は再審査で変わるが基準は非公表
楽天カードの基本的な利用可能枠
クレジットカードの「ご利用可能枠」とは、そのカードで利用できる「限度額」です。楽天カード株式会社が発行するクレジットカードには「楽天カード」「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」などがあり、ランクごとに異なる上限額が設定されています。
楽天カードは最高100万円
「楽天カード」は、楽天カード株式会社が発行するもっともベーシックなクレジットカードです。年会費は永年無料で、公式サイトでは「18歳未満、海外在住の方はカードをお申し込みいただけません」と案内されています。
最初のご利用可能枠は、申し込み時の「入会審査」で決まります。公式サイトによると、楽天カードのご利用可能枠は「最高100万円」です。
あくまで「最高」の金額なので、全ての人が100万円になるわけではありません。返済能力や信用力などをもとに個別に設定されるため、実際の金額は一人ひとり異なります。申し込み時に希望額を記入しても、必ずその通りになるとは限りません。
上位カードは最高200万円~300万円
楽天カードの上位カードには、年会費2200円(税込)の「楽天ゴールドカード」と、年会費1万1000円(税込)の「楽天プレミアムカード」があります。
楽天ゴールドカードのご利用可能枠は「最高200万円」です。国内空港ラウンジは年2回まで無料で、お誕生月は楽天市場・楽天ブックスでの利用額100円につき1ポイント(通常ポイント)が加算されます(獲得ポイントの上限は月間2,000ポイント)。
楽天プレミアムカードのご利用可能枠は「最高300万円」です。海外の空港ラウンジを使える「プライオリティ・パス」が付帯し、会員本人は年間5回まで無料、6回目以降は1回あたりUS35$で利用できます。利用には楽天e-NAVIから別途申し込みが必要です。
上位カードほど枠の上限は大きくなりますが、これも「最高」の金額です。実際にいくらになるかは審査によって決まります。
利用可能枠の仕組みと限度額の確認方法
カードのご利用可能枠は、個人の属性や支払可能見込額などをもとに算出されるため一律ではありません。「ご利用可能枠」と「ご利用可能額」の違いについても押さえておきましょう。
法律に則って属性をもとに算出される
公式サイトでは、ご利用可能枠は「ショッピング(1回払い/リボ・分割・ボーナス払い)とキャッシング(1回払い/リボ払い)でご利用いただける金額の上限」と説明されています。この枠の内側に、次の枠が置かれています。
・ショッピング枠:カードを使ってショッピングができる上限額
・キャッシング枠:カードを使って借り入れができる上限額。利用にはキャッシング枠付帯の申し込みが必要
・割賦枠:リボ払い・分割払い・ボーナス払いで利用できる上限額
割賦枠は割賦販売法に基づいて設定されるため、公式サイトでもご利用可能枠と割賦枠が一致していない場合があると案内されています。割賦枠を超えた分割払い・リボ払い・ボーナス払いの利用は、翌月1回払いになります。
割賦枠を決める際は、申し込み者の年収やローンの状況などから「包括支払可能見込額」を調査します。割賦販売法では、包括支払可能見込額に経済産業省令で定める割合(90%)を掛けた額を超える枠は設定できません。
一方でキャッシング枠は、貸金業法の「総量規制」の対象です。他社を含め「年収の1/3を超える借り入れ」はできません。
楽天e-NAVIか電話で確認する
クレジットカードには「ご利用可能枠」と「ご利用可能額」があり、それぞれ定義が異なります。公式サイトでは、ご利用可能額は「現時点でご利用いただける金額」と説明されています(ご利用可能枠からご利用残高を差し引いた額)。
例えば、ご利用可能枠が30万円のカードで既に20万円を利用した場合、現時点でのご利用可能額は10万円となります。
楽天カードの締め日は毎月末日、引き落とし日は翌月27日です(楽天市場・楽天ペイ・楽天トラベルの利用分は締め日が25日)。引き落とし日が土日祝日にあたる場合は翌営業日になります。
支払いが終わった分のご利用可能額は、すぐに戻るわけではありません。公式サイトでは、ご利用可能額は支払い完了後2〜4営業日で復活すると案内されています(金融機関によって異なります)。
ご利用可能枠とご利用可能額は、楽天e-NAVIの「ご利用可能額の照会」で確認ができます。楽天e-NAVIを利用していない場合は、自動音声専用ダイヤル(0120-30-6910・24時間年中無休)でもご利用可能額の照会ができます。
楽天カードは利用可能枠が変動する
楽天カードでは、カード発行後も会員の利用状況や信用情報を確認する「再審査」が行われています。その結果によって、ご利用可能枠の見直しが行われます。
利用可能枠の増枠に関する規定
限度額が申請なしで変わる根拠は、カード会員規約にあります。「第10条(クレジットカードご利用可能枠)」には、「当社は、会員のカード利用状況、会員の再審査の結果、その他の事情を勘案して、本条第1項及び第2項の利用可能枠を必要に応じて増枠又は減枠(0円とすることを含む)できるものとします」と定められています。
つまり、増枠されることも減枠されることも、あらかじめ規約で認められています。減枠には「0円とすること」も含まれるという点は、押さえておいて損はありません。
枠が増えれば、高額な支払いに対応しやすくなり、カードで払える機会が増えるためポイントも貯まりやすくなります。ただし限度額が上がっても収入が増えるわけではありません。引き落とし日に残高が不足しないよう、使いすぎには注意しましょう。
楽天カードの再審査とは
入会時に一度審査をしたら終わりではなく、カード会社はその後も会員の状況を確認しています。楽天カードのメディアでは、「クレジットカードの利用状況やそのほかのローンの支払い状況などを調査しています」と説明されています。
会員の信用情報や個人属性は時間とともに変わります。入会時は問題がなくても、数ヶ月後に収入が大きく減れば、カード会社は「貸し倒れ」のリスクを負うことになります。定期的または不定期に状況を確認する必要があるのは、このためです。
公式サイトでは、ご利用可能枠の減額や利用停止を行うことがあり、複数枚カードを持っている場合は同時に停止すると案内されています。また増枠の申し込みでは年収証明書が必要になることがあります。
増枠の判断基準は公表されていない
再審査でご利用可能枠が見直されること自体は規約に書かれています。しかし「どういう状態なら増枠されるのか」という基準は公表されていません。ここでは、公表されている内容と、自分でできることを分けて整理します。
公表されているのは「利用状況などを勘案する」という記載だけ
楽天カードは、増枠の判断基準を公表していません。公表されているのは、規約第10条の「カード利用状況、会員の再審査の結果、その他の事情を勘案して」という記載と、「調査の結果、優良な会員だと判断された場合は、各カード会社の判断でクレジットカードの利用限度額が上げられることがあります」という説明です。
「これを満たせば増枠される」「この金額を使えば枠が上がる」といった条件は、公式には示されていません。インターネット上で見かける増枠の条件も、公表された基準ではない点に注意してください。
枠を確実に上げる方法はありませんが、自分から増枠を申請することはできます(手順は後述します)。
勤務先や年収が変わったら届け出が必要
増枠の条件としてではなく、会員の義務として押さえておきたいのが届け出です。カード会員規約の「第22条(届出事項の変更)」には、「会員は、当社に届け出た氏名、住所、勤務先、連絡先、メールアドレス、支払口座、暗証番号、年収、債務、家族会員等の情報に変更が生じた場合は、遅滞なく当社所定の方法により届け出るものとします」と定められています。
勤務先や年収も届出事項に含まれています。転職や収入の変化があったときは、楽天e-NAVIの「住所・電話番号・お勤め先等を確認・変更」から手続きをしましょう。
届け出をしたからといって増枠されるわけではありませんが、届け出そのものは規約上の義務です。
支払いの遅れは信用情報に記録される
カードやローンの支払い状況は「信用情報機関」に登録され、加盟するカード会社の間で共有されています。信用情報の登録期間は、CIC・JICCで5年です。
そのため、楽天カードの利用状況が良好でも、他社カードやローンの支払い状況は楽天カードの再審査でも参照されます。逆に、遅れずに支払っていればその記録が残ります。
ただし繰り返しになりますが、遅れずに支払えば増枠される、という関係は公表されていません。支払いを守ることは増枠のための手段ではなく、カードを使い続けるための前提と考えるほうが実情に近いでしょう。
利用可能枠の希望を申請可能
ご利用可能枠は、カード会員が自分から「増枠」や「減枠」を申し込めます。楽天カードの場合は楽天e-NAVIから手続きができますが、希望どおりの枠になるかどうかは審査によって決まります。
増枠、一時増枠の申請
冠婚葬祭や旅行などでカードの利用額が増えそうなときは、楽天e-NAVIの「ご利用可能枠を増やす」または「ご利用可能枠を一時的に増やす」から申請が行えます。
一時的な増枠で引き上げられるのは、ショッピング1回払いのご利用可能枠だけです。引き上げられた枠は3ヶ月間有効で、期間が過ぎると元のご利用可能枠に戻ります。
いくらまで引き上げられるかは公表されていません。申請画面で希望額を入力し、審査の結果を待つ形になります。
増枠・一時的な増枠にはいずれも審査があり、公式サイトでは「年収証明書が必要になることがあり、審査結果によってはご希望にそえない場合がございます」と案内されています。利用の予定がある場合は、余裕をもって申し込みましょう。
減枠の申請
減枠も、楽天e-NAVIから申請を行います。減枠が向いているのは、カードを使いすぎる傾向がある人です。枠を下げておけば、万が一盗難や紛失で不正に利用されたときも、被害が最小限で済みます。
一方で、減枠したあとに増枠を申し込む場合は「再審査」の対象となり、希望の枠が付与されない可能性があります。申し込む前に、本当に減枠が必要かどうかをよく考えましょう。
なお、カードを2枚持っている場合、ご利用可能枠は合算されません。公式サイトでは「お持ちのカードのうち、ご利用可能枠が大きい方が総ご利用可能枠になります」「各カードのご利用可能枠の合算ではございません」と案内されています。サブカードを減枠しても、メインカードの枠が広がるわけではない点に注意してください。
楽天カードの限度額に関してのよくある質問(Q&A)
まとめ|楽天カードの限度額は再審査で変わるが基準は非公表
楽天カードのご利用可能枠は、カード会員規約の第10条に基づき、会員のカード利用状況や再審査の結果などを勘案して増枠も減枠もされます。申請していないのに枠が上がるのは、この規定によるものです。
一方で、どうすれば増枠されるのかという判断基準は公表されていません。楽天カードのメディアでも「調査の結果、優良な会員だと判断された場合は、各カード会社の判断で」上げられることがある、という説明にとどまります。「これをすれば増枠される」という条件は、公式には示されていないと考えてください。
自分でできるのは、楽天e-NAVIから増枠・一時的な増枠・減枠を申請することと、勤務先や年収が変わったときに規約第22条に沿って届け出ることです。現在の枠と使える金額は、楽天e-NAVIの「ご利用可能額の照会」でいつでも確認できます。