楽天カードに「ブラックカード」はあるのだろうか、と気になっていませんか。楽天ブラックカードは実在する最上位ランクのカードで、公式サイトによると「原則、楽天カードが発行するカードをお持ちの方の中から選ばれたお客様へご案内」するインビテーション制です。年会費は3万3000円(税込)です。この記事では、楽天ブラックカードの年会費・特典と、公式が示すお申し込み対象条件を解説します。
楽天カードにブラックカードはあるの?
ハイステータスカードの中でも最高クラスといわれる「ブラックカード」ですが、楽天カードには存在するのでしょうか?ブラックカードの特徴や、楽天カード内での位置づけを知っておきましょう。
ブラックカードとは
多くのカード会社では、「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」など、ノーマルカードの上位に位置するカードを発行しています。
中でも、「ブラックカード」は最上位カードとして設定されていることが一般的です。楽天カードの場合は、「ゴールド」「プレミアム」「ブラック」の順にランクが上がります。
ブラックカードは、「インビテーション制(招待制)」であることがほとんどです。カード会社に認められた人しか発行できない、特別なカードといえるでしょう。その分、利用可能額や特典などが、他のカードとは異なります。
楽天カードにも招待制ブラックカードが存在
楽天カードにも、最上位ランクのカードとして「ブラックカード」があります。楽天ブラックカードはインビテーション制です。国際ブランドは「Visa」「Mastercard®」「JCB」「American Express®」から選べます。
公式サイトでは「楽天ブラックカードは、原則、楽天カードが発行するカードをお持ちの方の中から選ばれたお客様へご案内させていただいております」と説明されています。申し込みができるのは、楽天カードからインビテーションが届いた人だけです。
なお、招待の案内が届いたとしても、入会するかは会員の自由です。ブラックカードへの切り替え後は旧カードが使えなくなるため、コストや特典を比較した上で検討しましょう。
楽天カードは、公式サイトで「お申し込み対象条件」として次の2つを示しています。
- 現在、楽天プレミアムカードを保有し、かつ当社の定める時点において楽天プレミアムカードのご契約から12ヶ月以上経過していること
- 当社の定める12ヶ月間のカードご請求金額の合計が500万円以上であること
対象者の更新は3ヶ月ごと、年4回(各年の1・4・7・10月)に行われ、各期の申し込み期限は更新月の前月末までです。
ただし公式サイトには、「上記の条件を満たしていない場合でも、当社の基準で適格であると判断された会員様へは、別途楽天ブラックカードお申し込みのご案内を送らせていただく場合がございます」「条件を満たしていても、当該カードのお申し込み対象として当社の総合的な判断で、ご案内バナーの表示を控える場合がございます」という但し書きも記載されています。
つまり、条件は公開されているものの、それを満たしたからといって必ず案内が届くわけではなく、逆に満たしていない人に案内が届く場合もあるということです。「予告なくお申し込み対象条件・お申し込み対象期間が変更となる可能性がございます」との注記もあるため、最新の内容は公式サイトで確認しましょう。
なお、ここに挙げられている楽天プレミアムカードは、公式サイトから申し込みができるカードです。年会費や特典は次のとおりです。
年会費は3万3000円
楽天ブラックカードの年会費は、3万3000円(税込)です。プレミアムカードが1万1000円(税込)であることを考えると、維持費は高くなります。
しかし他社のブラックカードと比べると、楽天ブラックカードの年会費はリーズナブルです。一例として、申し込みが可能な「ラグジュアリーカード」のブラックカードの場合、年会費として11万円(税込)がかかります。
それ以外のブラックカードも10万円以上に設定されているものが多いでしょう。中には、数十万円の年会費がかかるカードもあるといわれています。
年間3万3000円のコストでブラックカードが所有できると考えると、楽天カードはお得です。案内が届いたとしても、膨大なコストがかかる心配はありません。
楽天ブラックカードのメリット
楽天ブラックカードには、固有の特典が付帯しています。利用可能額も下位カードに比べると高額に設定されており、高所得者向けのカードです。特典、利用可能額など、ブラックカードを発行するメリットをそれぞれ見ていきましょう。
コンシェルジュサービスが利用できる
楽天ブラックカードには、「コンシェルジュサービス」が付帯しています。申し込み型の中で最上位に位置する、プレミアムカードにはないサービスです。
コンシェルジュサービスは、レストラン予約・旅行時のサポート・コンサートやライブの予約・ゴルフ場の案内などに使えます。人気店の案内や海外渡航先の予約も代行が可能で、スムーズに旅行や食事を楽しめるでしょう。
コンシェルジュサービスを利用するには、会員限定の電話番号に電話をかけます。予約したいお店のジャンルや日程などを伝え、コンシェルジュの案内を受けましょう。
素敵なお店を案内してもらいたいとき、人気店の予約を任せたいときに活用できるはずです。
利用可能額が高額に設定される
楽天ブラックカードのご利用可能枠は、最高1,000万円です。実際にいくらの枠が設定されるかは、個別の審査によって決まります。
公式サイトの比較表では、ご利用可能枠は楽天カードが最高100万円、楽天ゴールドカードが最高200万円、楽天プレミアムカードが最高300万円です。楽天ブラックカードの最高1,000万円は、この中で最も高い設定です。
クレジットカードで高額決済を考えている人や、下位カードの上限では枠が足りなくなりがちな人は、使い勝手がよいでしょう。
反対に、利用する金額が少ない場合は、無理にブラックカードを発行する必要はありません。ブラックカードに固有の特典のメリットを考えた上で、検討しましょう。
比較対象になる楽天カード・楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードのスペックは、次のとおりです。
旅行系の特典が豪華
楽天ブラックカードの付帯サービスは多様で、特に旅行系の特典が充実しています。旅行好きなら、発行を検討してもよいでしょう。海外旅行保険や手荷物宅配など、旅行が多い人におすすめの特典内容を紹介します。
最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯
楽天ブラックカードには、最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯しています。楽天プレミアムカードは最高5000万円であることを考えると、倍の補償額です。
海外旅行の補償内容を充実させたい場合は、ブラックカードが適しているでしょう。なお、国内旅行傷害保険の傷害死亡・後遺障害保険金は最高5,000万円で、こちらは楽天プレミアムカードと同額です。
また、家族カードは2枚まで年会費無料で発行できます。家族旅行の機会が多いなら、家族の分もあわせて備えられるでしょう。
このほか動産総合保険も付帯し、楽天ブラックカードで購入した1個1万円以上の商品が購入日より90日以内に偶然な事故(破損、盗難、火災等)で損害を被った場合、最高300万円まで補償されます。
無料でプライオリティ・パス会員になれる
楽天ブラックカードでは、世界各国の1,400カ所以上の空港ラウンジ(※2025年1月時点)を利用できる「プライオリティ・パス」を無料で申し込めます。会員本人は無料、同伴者も2名まで無料で利用できます。
なお、同伴者が3名以上の場合は、1名につき1回あたりUS35$が請求されます。また、サービスの対象は楽天ブラックカードの本会員で、家族会員は申し込めません。
プレミアムカードにもプライオリティ・パス会員権は付帯していますが、同伴者は別途利用料金がかかります。プライオリティ・パス公式サイトからの一般申し込みも同様で、同伴者無料はブラックカード固有の特典です。
利用を考えている場合は、ブラックカードが届いた後に会員限定申し込み窓口からプライオリティ・パスにも申し込んでおきましょう。
プライオリティ・パスとは別に、国内主要空港のラウンジも無料で利用できます。対象となる空港は楽天カード公式サイトに一覧で掲載されているため、よく使う空港が含まれているか確認しておきましょう。
年間2回まで手荷物宅配サービスが無料
旅行や出張で空港を利用する場合、手荷物宅配を依頼すると往復数千円の料金がかかります。楽天ブラックカードには手荷物宅配無料のクーポンが付帯し、サービスの利用は年間2回までとなっています。
利用できる空港は、成田国際空港・羽田空港国際線・関西国際空港・中部国際空港の4空港です。国内線のみの利用が中心なら、この特典は使う機会が少ない点に注意しましょう。
プレミアムカードでも手荷物宅配のクーポン特典はありますが、複数の特典から一つを選ぶ形になります。
サービスの利用には専用クーポンが必要で、楽天e-NAVIから申し込みます。荷物の引き渡し場所や日程もあわせて決めましょう。なお、このサービスは株式会社JALエービーシーが提供しています。
予約の締切が決まっているケースもあるため、数日~1週間前には手続きを済ませておきましょう。
楽天市場ではどれくらいポイントが貯まる?
楽天ブラックカードを持っていると、楽天市場でのポイント還元はどのくらい有利になるのでしょうか?基本的なサービスで貯まるポイントや、他のカードと違いはあるのか紹介します。
楽天市場での買い物は最大6倍
公式サイトによると、楽天市場でのお買い物の最大特典は、楽天ブラックカードで最大6倍です。ただしこれは、条件が全てそろったときの倍率です。内訳は次の6つに分かれています。
- 楽天カード通常分+1倍(全てのカードが対象)
- 楽天カード特典分+1倍(全てのカードが対象)
- 楽天市場ご利用分+1倍(全てのカードが対象)
- 5と0のつく日特典分+1倍(全てのカードが対象・エントリーが必要)
- 楽天市場特典分+1倍(楽天ブラックカード・楽天プレミアムカードが対象)
- お誕生月特典分+1倍(楽天ブラックカード・楽天プレミアムカード・楽天ゴールドカードが対象)
「5と0のつく日特典分」は、対象期間中にエントリーすればエントリー前の買い物もポイントアップの対象になりますが、開催期間ごとにエントリーが必要です。エントリーを忘れると6倍にはなりません。
なお、楽天ブックスでの買い物は別枠で、公式サイトの表記は3倍(お誕生月はさらに+1倍)です。楽天市場と同じ倍率ではない点に注意しましょう。
公式サイトの比較表では、楽天市場でのお買い物の最大特典は楽天プレミアムカードも同じ最大6倍です。「楽天市場での特典を最大にしたいだけ」なら、年会費1万1000円(税込)の楽天プレミアムカードでも同じ倍率に届きます。
火曜・木曜と誕生月はさらにポイントアップ
前述の「楽天市場特典分」は、毎週火曜・木曜の楽天市場でのカード利用が対象で、100円につき1ポイント(通常ポイント)が進呈されます。公式サイトでは、この特典を含めた毎週火曜・木曜の倍率を4倍と表記しています。
なお、楽天プレミアムカードの場合は「楽天市場特典」を選んでいる場合が対象と注記されています。
「お誕生月特典分」は、楽天市場・楽天ブックスでの楽天ブラックカード利用額100円につき1ポイント(通常ポイント)です。獲得ポイントには月間10,000ポイントの上限があります。
誕生月だからといって無制限に貯まるわけではないため、大きな買い物をまとめる場合は上限を意識しておきましょう。
まとめ
楽天ブラックカードは、楽天のカード保有者の中から選ばれた人だけが申し込みできるカードです。他社カードと同じく、カードランクは最上位に位置します。
ブラックカードとしてはコスパがよく、年会費は3万3000円です。同伴者無料のプライオリティ・パスや手荷物無料宅配、コンシェルジュサービスなど限定特典もあります。招待が届いたら、楽天ブラックカードを検討してみましょう。








