楽天カードの引き落としができなかったとき、対象の金融機関を支払い口座にしていれば「再振替(自動再引落)」で自動的に再度引き落としが行われます。ただし再振替が実施されると220円(税込み)の手数料がかかり、遅延損害金も別途発生します。本記事では対象金融機関と再振替の対象日、対象外だったときの入金方法、延滞したときに信用情報へ登録される内容を、楽天カードとCICの公式情報にもとづいて解説します。
- 再振替(自動再引落)の対象金融機関と、220円(税込み)の再振替手数料
- 再振替の対象日はどこで確認できるのか
- 再振替の対象外だったときの4つの入金方法
- 延滞したときにかかる手数料と、信用情報に登録される内容
- 楽天カードの支払いが遅れたらどうなる?
- 引き落とし日前日までの入金が必須
- 引き落としできない場合、信用情報に記録が残る
- 対象銀行なら再引き落としが可能
- 楽天カードには再振替サービスがある
- 再振替手数料220円(税込み)と遅延損害金がかかる
- 再引き落としに間に合うよう入金を
- 再振替の対象日はゆうちょ銀行とその他で違う
- お金を準備できないときは?
- 再引き落としができたか確認するには?
- 楽天e-NAVIとインターネットバンキングで確認する
- ご利用可能額への反映には時間がかかる
- 再引き落としがない、または即入金する場合
- 電話で振り込み口座を確認する
- 楽天e-NAVIで振り込み口座やバーコードを表示する
- 振込依頼書で支払う
- すぐに対処できなかったらどうなる?
- 長期の延滞で信用情報に「異動」が記録される
- 会員資格の取消し(強制解約)の可能性もある
- まとめ|楽天カードの再引き落としは対象金融機関のみ・手数料220円がかかる
楽天カードの支払いが遅れたらどうなる?
楽天カードの支払いが遅れると、何が起きるのでしょうか。まずは締め日と支払日という基本のルールを確認し、引き落としができなかったときに信用情報へ何が反映されるのかを見ていきましょう。
引き落とし日前日までの入金が必須
楽天カードの締め日は毎月末日、引き落とし日は翌月27日です。引き落とし日が土日祝などの金融機関休業日にあたる場合は、翌営業日に引き落とされます。なお、楽天市場・楽天ペイ・楽天トラベルの利用分は締め日が25日です。
振り込みや預け入れは、前営業日までに済ませておきましょう。楽天カードは楽天銀行を支払い口座にしている場合について「毎月27日の前営業日までにご請求額を口座にご準備いただくことで、口座振替の結果がお支払日の当日中に反映されます」と案内しています。
引き落としの時間は金融機関によって異なります。「当日の何時までに入金すれば間に合う」という基準は公表されていないため、前営業日までの入金を心がけるのが確実です。
土日祝日の振り込みや、日付が変わる直前のコンビニATMからの入金は、金融機関の処理が翌営業日扱いになることがあります。間に合わなかったときは、できるだけ早く預け入れや振り込みの手続きを行いましょう。
引き落としできない場合、信用情報に記録が残る
残高不足などで引き落としができなかった場合、その事実は信用情報に反映されます。楽天カードも加盟する信用情報機関CICは「信用情報には、お支払いが遅れた場合に、その内容が事実として反映されます」と説明しています。
CICの信用情報開示報告書では、入金状況が記号で表されます。「A」は「お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)」を意味する記号です。請求どおりに入金があった場合は「$」、請求額の一部が入金された場合は「P」が表示されます。
なお、CICは「当社が保有する信用情報に、ブラックリストという名のリストはありません。保有しているのは、客観的な取引事実を表す信用情報になります」としています。俗にいう「ブラックリスト」という名簿が存在するわけではありません。
また、再振替(自動再引落)の対象金融機関を登録していても、楽天カードは「前月分をご延滞されている場合、再振替の対象外となる場合がございます」と案内しています。延滞を重ねると、自動の再引き落としを前提にできなくなる点に注意しましょう。
対象銀行なら再引き落としが可能
楽天カードで再引き落としが行われるのは、対象の金融機関を支払い口座として登録している場合です。自分の口座が対象かどうかと、実施されたときにかかる手数料を確認しておきましょう。
楽天カードには再振替サービスがある
楽天カードの再振替(自動再引落)は、公式に「お支払日に引き落としができなかった場合、翌日以降の営業日に再度引き落としを行うもの」と説明されています。カード会社への連絡や申し込みの手続きは不要です。
対象となる金融機関は下記の通りです。
楽天銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、北海道銀行、北陸銀行、横浜銀行、千葉銀行、広島銀行、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、常陽銀行、肥後銀行、八十二長野銀行、七十七銀行、足利銀行、北洋銀行、群馬銀行、百五銀行、福井銀行、大分銀行、西日本シティ銀行
ゆうちょ銀行(ほかの対象金融機関とは再振替の対象日が異なります)
上記以外の金融機関を支払い口座として登録している場合、再振替は行われません。別途、振り込みなどの入金手続きが必要です。対象金融機関は変更されることがあるため、楽天カードのよくあるご質問で最新の一覧を確認しましょう(本記事は2026年8月時点の公式記載にもとづいています)。
再振替手数料220円(税込み)と遅延損害金がかかる
再振替は無料のサービスではありません。楽天カードは2024年4月分のお支払日から再振替手数料の請求を開始しており、金額は220円(税込み)です。
注意したいのは請求される条件です。楽天カードは「再振替を実施した場合には、引き落としの結果にかかわらず本手数料を請求させていただきます」「再振替の実施回数にかかわらず、再振替を実施した口座ごとに220円(税込み)を頂戴します」と案内しています。手数料はお支払日の翌々月お支払日に請求され、ポイント進呈の対象外です。
あわせて遅延損害金も発生します。楽天カードの遅延損害金はショッピング利用分が年率14.6%、キャッシング利用分が年率20%です。
さらに、期限までに支払いの手続きがない場合は回収事務手数料として275円(税込み)が請求されます。
カードの利用についても、楽天カード会員規約は支払いを怠った場合などに、会員へ通知することなくカードの利用を断る・利用を停止する・加盟店へ無効の通知をすることができると定めています。支払い後の再開時期については、楽天カードが「カードご利用代金をお支払いいただき、通常2~5営業日ほどでご利用が再開されますが、総合的な判断によりカードの利用を停止させていただく場合もございます」と案内しています。
再引き落としに間に合うよう入金を
支払日に遅れてしまったときでも、再振替に間に合えば督促や振込依頼書のやりとりは避けられます。対象日は金融機関によって異なるため、すぐに確認しておきましょう。お金が準備できないときの対処法もあわせて紹介します。
再振替の対象日はゆうちょ銀行とその他で違う
再振替の対象日は毎月変わるため、楽天カードが月ごとによくあるご質問で公表しています。ゆうちょ銀行はほかの対象金融機関と対象日が異なるため、必ず自分の口座の対象日を確認しましょう。
2026年7月お支払い分の場合、楽天銀行やみずほ銀行などの対象金融機関は7月28日から7月31日、ゆうちょ銀行は7月31日が対象日として案内されていました(2026年7月時点)。祝日や大型連休の影響で日程は前後するため、この日付をそのまま当てはめないようにしてください。
どのタイミングで入金しても引き落としの対象にはなりますが、早く入金するほど遅延損害金は少なく済みます。当日の引き落とし時間は金融機関によって変わるため、引き落としを行いたい日の前日までに入金しておきましょう。
お金を準備できないときは?
引き落とし日までにお金が準備できないと分かっているときは、早めの対処を考えましょう。楽天カードでは1回払いの利用分を「あとからリボ払い」や「あとから分割払い」に変更でき、当月の引き落とし金額を調整できます。
変更の締切日は登録している金融機関によって異なり、最長で支払い月の24日までです。楽天銀行は2営業日前の前日(最長24日)、みずほ銀行は3営業日前の前日(最長23日)など金融機関ごとに設定されており、自分の締切日は楽天e-NAVIのご利用明細から確認できます。支払い口座を登録していない場合の締切日は10日です。
すでに引き落としに間に合わないと分かっている場合や、変更の締切を過ぎてしまった場合は、楽天カードに相談しましょう。楽天カードコンタクトセンターとチャットサポート(オペレーター)の受付時間は9時30分から17時30分です。連絡を取らずに放置するより、早く相談したほうが選べる手段は多く残ります。
再引き落としができたか確認するには?
引き落としの結果は、楽天e-NAVIと支払い口座の金融機関の両方から確認できます。それぞれの見方と、カードが使えるようになるまでの時間を紹介します。
楽天e-NAVIとインターネットバンキングで確認する
楽天カードでは、楽天e-NAVIから当月分の引き落とし結果とご利用可能額への反映予定日を確認できます。「お支払い(ご利用明細)」を選んだあと「ご利用明細」を選択すると、請求金額の下部に「ご利用可能額反映予定日」「お支払い済み」などのステータスが表示される仕組みです(2025年7月時点)。
ただし、この表示は口座振替のみが対象で、家族カード・ビジネスカードは対象外です。
支払い口座側の入出金は、金融機関の「Webサイト」「アプリ」「通帳」のいずれからでも確認できます。インターネットバンキングに登録しているならWebサイトやアプリが早く、通帳しか持っていない場合はATMで記帳しましょう。
どの方法でも、入金の時間帯によっては当日の締切に間に合わず翌日の引き落としになることがあります。翌日以降にもう一度確認すると確実です。
ご利用可能額への反映には時間がかかる
引き落としが済んでも、その金額がすぐにご利用可能額へ反映されるわけではありません。楽天カードは反映までに「引落日当日~4営業日ほど」かかり、金融機関によって異なると案内しています。
内訳は、楽天銀行なら口座振替の当日または翌日、それ以外の口座は口座振替後 通常2~4営業日後です。
カード自体の利用再開についても、支払い後に通常2~5営業日ほどかかります。反映を待つ間に何度も問い合わせるより、楽天e-NAVIか楽天カードアプリでカードの状態を確認するほうがスムーズです。
遅延損害金の金額や、そのほか個別の状況を確認したいときは、楽天カードコンタクトセンターやチャットサポートに問い合わせましょう。
再引き落としがない、または即入金する場合
再振替の対象でない場合や、再振替の対象日が過ぎてしまった場合も入金の手段はあります。楽天カードが案内している支払い方法は「再振替(自動再引落)」「スマートフォンのバーコード表示」「銀行振込」「振込依頼書」の4つです。それぞれの手続きを見ていきましょう。
電話で振り込み口座を確認する
振込先を確認したいときは、自動音声専用ダイヤル(TEL:0120-30-6910)に連絡しましょう。24時間対応で、通話料は無料です。
楽天カードの案内では、この方法で振込先を確認できる期間は引き落とし日から翌月10日までです。手続きの際は「カード番号」と「生年月日」の入力が必要になるため、手元にカードを用意しておきましょう。
なお、振り込みをしても再振替が同時に停止するとは限りません。二重に入金してしまう心配がある人は、再振替の対象日を待つほうが安全です。
再振替の対象者が電話を使うのは、「ゆうちょ銀行で対象日が1日しかなく不安」「入金が対象日ギリギリになりそう」といったケースが中心になります。
楽天e-NAVIで振り込み口座やバーコードを表示する
楽天e-NAVIからも支払いの手続きができます。楽天カードの案内では、スマートフォンで楽天e-NAVIにログインしたあとTOPページの赤色バーから支払いの画面に進みます。この画面が表示されないタイミングでは、自動音声専用ダイヤルで手続きをしましょう。
同じ画面では、コンビニのレジで現金払いをするためのバーコードも表示できます。「お支払金額、ご請求内容をご確認のうえ、バーコード表示ボタンをタップ」する流れです。
バーコード払いやコンビニからの振り込みには、別途払込手数料がかかります。金額は利用するコンビニと支払金額によって異なり、1万円未満は110円、1万円から5万円未満は220円、5万円以上は440円または550円です。
楽天e-NAVIは、請求額の確認や支払い方法の変更にも使えます。初回利用の際は「カード番号」「生年月日」「登録の電話番号」を入力して利用手続きを行います。
振込依頼書で支払う
カード代金を延滞すると、「振込依頼書」が届くことがあります。「再振替の対象外で振り込みをしていない」か「再振替の対象日を過ぎた」場合に届くのが主なパターンです。
そのほか、入れ違いで振込依頼書が届くケースもあります。一般的には再振替の対象日が終わってから届きますが、届く時期は前後します。
なお、期限までに支払いの手続きがない場合は、回収事務手数料275円(税込み)が請求されます。振込依頼書が届いたら早めに手続きをしましょう。
引き落とし口座の設定ができていない場合も、振込依頼書での支払いになります。延滞の有無とは関係なく、引き落としの手段がないための代替手続きです。口座を登録していないと「あとからリボ払い」などの締切日も10日と早くなるため、早めに設定しておきましょう。
すぐに対処できなかったらどうなる?
楽天カードからの連絡を見逃していると、延滞が長期化する可能性があります。信用情報と会員資格にどう影響するのか、公式に定められている内容を確認しておきましょう。
長期の延滞で信用情報に「異動」が記録される
CICの信用情報開示報告書には「返済状況」という欄があり、条件に当てはまると「異動」と記録されます。CICが示している「異動」の内容は次の通りです。
・返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの
・返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの
・裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)
つまり「異動」は、数日の遅れで即座に記録されるものではなく、61日以上または3ヶ月以上という長期の延滞が基準になっています。一方で、短期間の遅れであっても入金状況の欄には「A」(未入金)として事実が残ります。
CIC・JICCに登録された信用情報の保有期間は5年です。カード会社が信用情報のどこをどう参照しているかは公開されていないため、「この程度なら影響しない」と判断できる基準はありません。
会員資格の取消し(強制解約)の可能性もある
楽天カード会員規約には、会員資格の喪失・取消しについての定めがあります。支払債務の履行を怠った場合や信用状態が著しく悪化した場合などが取消しの事由として挙げられており、該当すると未払債務の全額を直ちに支払うことが求められます。
また、規約には「期限の利益の喪失」という定めもあります。1回払いの支払いを1回でも遅滞した場合や、分割払いを遅滞して20日以上の期間を定めた書面での催告後も支払わない場合には期限の利益を失い、未払債務の全額を直ちに支払うことになります。
解約に至る具体的な日数や判断基準は公開されていません。そのため「何ヶ月までなら大丈夫」と見積もることはできません。延滞に気づいた時点で入金するか、支払いが難しければ楽天カードに相談するのが確実な対処です。
まとめ|楽天カードの再引き落としは対象金融機関のみ・手数料220円がかかる
楽天カードには再振替(自動再引落)があり、対象の金融機関を支払い口座にしていれば、支払日に引き落としができなかった場合に翌日以降の営業日で再度引き落としが行われます。連絡や申し込みの手続きは不要です。
ただし、再振替は無料ではありません。実施されると引き落としの結果にかかわらず口座ごとに220円(税込み)の手数料がかかり、ショッピング利用分には年率14.6%の遅延損害金も発生します。対象日を過ぎて支払いの手続きがなければ、回収事務手数料275円(税込み)も加わります。
再振替でも引き落としができなかった場合は、楽天e-NAVIのバーコード払いや銀行振込、振込依頼書で入金します。長期の延滞になると信用情報に「異動」が記録され、会員資格の取消しにもつながります。支払日に間に合わなかったときは、できるだけ早く入金を済ませましょう。