American Express®を電子マネーのように使いたいけれど、タッチ決済との違いやスマホ決済への登録可否が分かりにくい、と感じていませんか。
実際にはApple PayとGoogle Payのどちらにも登録でき、電子マネーのチャージ元としても使えます。ただし、チャージ分はポイントが貯まらないなど、注意すべき点があります。
本記事では、公式サイトに掲載されている現行の情報をもとに、登録できる決済手段とポイントの扱いを整理します。
- American Express®はApple PayとGoogle Payの両方に登録できる
- Google PayではQUICPay払いができず、タッチ決済で支払う
- 楽天Edy・モバイルSuica・モバイルPASMO・WAONなどへのチャージはポイント加算の対象外
- d払い・楽天ペイ・au PAY残高には使えるが、PayPay残高のチャージには使えない
- LINE Payは2025年4月30日に日本国内でのサービスを終了している
- American Express®カード1枚でスマートな支払い
- American Express®の特徴と種類
- タッチ決済と電子マネーの違い
- Apple Payでの使い方は2種類
- QUICPayとクレジット決済
- American Express®を追加する方法
- Google Payにも登録できる
- 登録できるカードと手順
- Google PayではQUICPayが使えない
- 電子マネーへのチャージはココに注意
- チャージはポイント加算の対象外
- 電子マネー側でも登録できるカードが決まっている
- そのほかの決済サービスには登録できる?
- d払いや楽天ペイで使える
- まとめ|American Express®はApple PayとGoogle Payの両方で使える
American Express®カード1枚でスマートな支払い
American Express®のカードの多くは、スマホ決済への登録やタッチ決済に対応しています。付帯サービスが充実し、ポイントプログラムなども用意されています。1枚持っておくだけで、さまざまな場面で手軽に決済できるでしょう。
American Express®の特徴と種類
American Express®は、アメリカでトラベラーズ・チェックやクレジットカードなどを発行する「アメリカン・エキスプレス」が発行するカードです。長い歴史をもち、「ゴールド・カード」や「プラチナ・カード」といったステイタスカードの発行における先駆け的存在です。
価値の高いカードを発行しているだけでなく、空港ラウンジや高級レストランの利用など付帯サービスにも魅力があります。
American Express®が直接発行する個人向けの「プロパーカード」は、グリーン・カード(月会費1,100円・税込)、ゴールド・プリファード・カード(年会費39,600円・税込)、プラチナ・カード(年会費165,000円・税込)の3種類です。ANAやMarriott Bonvoyなどと提携した「提携カード」もあります。「ビジネス・カード」も発行でき、利用シーンに合わせた種類が選べるでしょう。
American Express®のカードには「メンバーシップ・リワード」と呼ばれるポイントプログラムが用意されており、カードの利用金額100円につき1ポイントが貯まります。ただし、後述のとおり加算対象外になる利用や、200円につき1ポイントになる利用もあります。
タッチ決済と電子マネーの違い
非接触対応マークが付いたAmerican Express®のカードには、カードを端末にかざすだけで決済できる「タッチ決済」機能が備わっています。公式サイトによれば、タッチ決済に未対応のカードも一部あるため、券面のマークで確認しましょう。
日本の電子マネーとの違いは、通信規格です。American Express®のタッチ決済は世界的に普及している「NFC type A/B」を採用しています。一方、SuicaやWAONなど日本で流通している電子マネーの通信規格はNFC type Fに分類される「FeliCa」です。
規格が違うため、読み取る端末も異なります。それぞれ対応の端末でのみ読み取りができるため、利用できる店舗が異なる点に注意しましょう。
なお、公式サイトはタッチ決済について、1回当たりの支払い金額に上限があるとしています。上限額や上限を超えた場合の支払い方法は店舗により異なり、その場合はICカード決済またはサインで支払います。
Apple Payでの使い方は2種類
American Express®は、Apple Payに登録して使えます。タッチ決済としてもQUICPayとしても支払えるため、使い勝手がよいでしょう。iPhoneやApple Watchでタッチ決済をしたいときは、積極的な活用をおすすめします。カードを持ち歩く必要もありません。
QUICPayとクレジット決済
Apple PayにAmerican Express®のカードを登録すると、2種類の使い方ができます。一つはタッチ決済で、American Express®のタッチ決済に対応している店舗で使えます。公式サイトが挙げる対応店舗には、ローソンやセブン-イレブンなどのコンビニ、イトーヨーカドーなどのスーパー、ウエルシアなどのドラッグストアが含まれます。
もう一つがQUICPayです。公式サイトは「Apple Payを設定された方は、日本国内のQUICPayマークの店舗でもご利用いただけます」と案内しています。
支払い時は、タッチ決済なら「クレジットカードで」または「タッチ決済で」と伝え、QUICPayとして使いたいときは「QUICPayで」と伝えましょう。
Apple Payは1枚のカードでも複数の支払い方ができるため、利用したい支払い方法を明確に伝えることが必要です。
American Express®を追加する方法
Apple PayにAmerican Express®のカードを追加するには、American Express®の公式アプリか、iPhoneに標準搭載された「ウォレットアプリ」を使用します。ウォレットアプリの場合は、アプリを起動したら右上の「+」ボタンをタップし、クレジットカードを選んで画面の指示に従いましょう。
公式アプリの場合は、メニュー内の「Apple Pay」をタップし、設定するカードを選び、SMS認証を経てメインカードを設定します。
ウォレットアプリに最初に登録したカードが自動的にメインカードとなり、支払いはメインカードで決済されます。すでに他のクレジットカードを登録している場合は、メインカード設定を変更しておくと支払い時に選ぶ手間が省けます。
なお、家族カードも登録できます。公式サイトは、事前に基本カード会員の承諾を得てから登録するよう案内しています。
Google Payにも登録できる
Android端末向けのGoogle Payでも、American Express®のカードが使えます。公式サイトは「Google ウォレット」への登録手順を案内しており、American Express®のタッチ決済に対応している全ての店舗で支払えるとしています。
登録できるカードと手順
公式サイトによると、Google Payの対象カードは「アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(日本支社)が発行した個人向けカード、ビジネス・カード、コーポレート・カード」です。基本カード会員のほか、家族・追加カード会員も利用できます。家族・追加カード会員は、基本カード会員の承諾を得たうえで登録しましょう。
登録手順は、Android端末で「Google ウォレット」アプリを開き、「ウォレットに追加」から「クレジットカードまたはデビットカード」を選んでカードを登録し、本人確認を経て完了です。公式アプリのメニュータブにある「Google Pay」からも手続きできます。
支払い時は、有人レジなら「クレジットカードで」または「タッチ決済で」と伝え、セルフレジなら「クレジットカード」や「タッチ決済」を選択します。あとは画面ロックを解除して端末にかざすだけです。
Google Payの利用分は、通常のカード決済と同様にポイントやマイルが貯まります。ただし公式サイトは、カードのポイント/マイルプログラムに準じ、加算対象外になる場合があるとしています。
Google PayではQUICPayが使えない
Apple PayとGoogle Payで扱いが違う点が一つあります。QUICPayです。
公式サイトは「Google Payでは、AmexのカードのQUICPayでのお支払いは対応していません。お支払いの際は、クレジットカードのタッチ決済をご利用ください」と明記しています。
つまり、QUICPayには対応しているがタッチ決済には未対応、という店舗ではGoogle Payで支払えません。QUICPayも使いたい場合は、Apple Payを選ぶ必要があります。
Android端末でも、タッチ決済に対応している店舗であればGoogle Payで問題なく支払えます。行く店舗の対応状況にあわせて使い分けましょう。
電子マネーへのチャージはココに注意
American Express®のカードを電子マネーのチャージに使う場合、ポイントの付与に関して注意が必要です。公式サイトは、チャージがポイント加算の対象外になる決済サービスを一覧で公開しています。
チャージはポイント加算の対象外
公式サイトの「ポイント加算対象外/還元率の異なるご利用」によると、決済サービスへのチャージはポイント加算の対象外です。一覧には次のサービスが挙げられています。
・楽天Edy
・モバイルSuica
・SMART ICOCA、モバイルICOCA
・nanaco Apple Pay
・モバイルPASMO
・WAONチャージ
・au PAY 残高
・Kyash、バンドルカード、IDARE、EVERING など
なお、モバイルSuicaについては、定期券購入・特急券購入・Suicaグリーン券購入などの利用分もポイント加算の対象外である旨が注記されています。
チャージ元にできたとしてもポイントプログラムが利用できないのでは、お得度は下がります。ほかのクレジットカードではチャージがポイント付与の対象となっているケースもあるため、ポイントを重視するなら別のチャージ元を検討する方がよいでしょう。
ただし、対象外となるのはあくまでチャージに紐づけたカードへのポイントです。SuicaやWAONを使ったときに電子マネー側で貯まるポイントは、通常どおり付与されます。
American Express®のカードとの二重取りはできなくても、ポイントを貯めやすい電子マネーを選びましょう。
電子マネー側でも登録できるカードが決まっている
チャージ元として登録できるクレジットカードは、電子マネー側でも決められています。American Express®のカードが使えるかどうかは、利用したい電子マネーの公式サイトで確認しましょう。
たとえばWAONの公式サイトは、クレジットチャージができるカードの種類として、WAONカードプラス、イオンカード(WAON一体型)、モバイルWAON(イオンカードの登録が必要)、JMB WAONカード(JALカードのクレジットカードの登録が必要)、三井住友カードWAON、JP BANK カード WAON、Apple PayのWAONなどを挙げています。
このように、電子マネーごとに登録できるカードの範囲が異なります。「American Express®のカードでチャージできるか」と「チャージ分にポイントが付くか」は別の話なので、両方を確認しておくと確実です。
そのほかの決済サービスには登録できる?
Apple PayやGoogle Pay以外にも、スマホで支払う方法はあります。コード決済サービスでも、American Express®のカードが使えるものがあります。
d払いや楽天ペイで使える
American Express®のカードは、一部のスマホ決済サービスで利用できます。公式サイトのポイント加算に関する一覧には、200円につき1ポイントになる利用として「Amazon Pay」「d払い(二次元バーコード、バーコード決済分)」「楽天ペイ(コード払い決済分)」が挙げられています。通常の100円につき1ポイントより還元は下がりますが、支払い自体はできるということです。
また、同じ一覧の「決済サービスへのチャージ」に「au PAY 残高」が含まれています。チャージには使えるものの、ポイントは貯まりません。
一方、PayPay残高のチャージには使えません。PayPayの公式サイトが挙げるチャージ方法は、銀行口座、PayPayカード、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMからの現金チャージなどで、クレジットカードはPayPayカードに限られます。
なお、LINE Payは2025年4月30日をもって日本国内でのサービス提供を終了しています。
まとめ|American Express®はApple PayとGoogle Payの両方で使える
American Express®を使っているなら、非接触対応マークの付いたカードでのタッチ決済が便利です。対応店舗はコンビニ・スーパー・ドラッグストアなど幅広く広がっています。
スマホで支払いたい場合は、Apple PayとGoogle Payのどちらにも登録できます。違いはQUICPayの扱いで、Apple PayはQUICPayとしても支払えますが、Google PayではQUICPayが使えません。QUICPayを使いたい店舗があるならApple Payを選びましょう。
電子マネーのチャージ元としても使えますが、楽天Edy・モバイルSuica・モバイルPASMO・WAONなどへのチャージはポイント加算の対象外です。ポイントを重視するなら、チャージ以外の使い方で貯めるのが効率的です。
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