バンドルカードの「ポチっとチャージ」を使ったものの、支払期限に間に合いそうになくて不安になっていませんか。ポチっとチャージは利用日の属する月の翌月末までに支払うサービスで、期限を過ぎると遅延損害金やカードの利用停止といった扱いが規約で定められています。この記事では、支払いが遅れた場合に何が起きるのかを、バンドルカードの公式サイトと後払いサービスの規約にもとづいて解説します。
- ポチっとチャージの支払期限は、利用日の属する月の翌月末日
- 期限を過ぎるとカードの利用を停止する場合があると公式サイトが案内している
- 支払いを遅滞した場合、支払期限の翌日から年14%の割合による遅延損害金が請求される
- 支払いを怠ると期限の利益を失い、残代金を一括で支払うことになると規約に定められている
- 支払いの問い合わせ先は、バンドルカードではなくセブン銀行またはGardia株式会社
後払い決済の支払いを滞納したらどうなる?
バンドルカードは事前チャージが必要なプリペイドカード(前払い)ですが、翌月末を支払期限とした「後払い決済」が選択できます。もし、支払いが遅れた場合は、利用者にどのようなペナルティがあるのでしょうか?
ポチっとチャージとは
バンドルカードには複数のチャージ方法がありますが、なかでも独自性のあるのが後払い式の「ポチっとチャージ」です。
カードと連携させたアプリで申し込みを行うと金額がチャージされ、Visa加盟店での支払いに使えます。
「バンドルカードの残高が足りない」「現金が手元にない」というときでも、欲しいものを我慢する必要がないのがメリットです。
申し込みは1回につき3,000円〜申し込み可能額の上限(最大50,000円)まで、1,000円単位で行えます。公式サイトによるとひと月の申し込み回数に制限はなく、上限額まで何度でも申し込めます。利用した分は、手数料と一緒に支払うルールです。
支払期限は、利用日の属する月の「翌月末日」です。後払いサービスの規約では「月間のご利用金額・回数にかかわらず、本サービスご利用日の属する月の翌月末日まで(当該期日が土、日、祝日であることを問いません)」と定められています。
支払い方法は、「コンビニ」「セブン銀行ATM」「ネット銀行」「銀行ATM(ペイジー)」の四つから選択ができます。なお、公式サイトによると分割して支払うことはできず、カード残高からポチっとチャージの支払いを行うこともできません。
また、ポチっとチャージの対象年齢は満18歳以上です。
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上限金額に影響する
支払期限を過ぎた場合は、いくつかのペナルティが科せられます。その一つが、ポチっとチャージの申し込み上限の制限です。公式サイトによると、上限額はバンドルカードの利用状況やポチっとチャージの支払い状況、カード種別などをもとに3,000円〜50,000円の範囲で個別に設定されます。
ひと月の利用合計金額が上限に達した場合でも、利用中のポチっとチャージの支払いを行うことで、再度上限額までの申し込みが可能になる仕組みです。
一方で公式サイトは「状況に応じてポチっとチャージの上限金額を制限する場合があります」としています。上限額は利用期間中にも変動する場合があり、審査内容や審査結果の理由は開示されません。
また、前月分のポチっとチャージの支払いが完了していないと、当月のポチっとチャージは申し込めません。支払い期限を過ぎた申し込みが残っている場合も同様です。
バンドルカードが使えなくなる
支払いが遅れると、バンドルカードの利用が停止されるおそれもあります。公式サイトは「期限をすぎると利用規約にしたがってカードの利用を停止する場合があります」と案内しています。残高やデータは消失するわけではありませんが、カードが使えなくなるのは不便です。
この場合、ポチっとチャージの支払いを行うと一時停止が解除される場合があるため、できるだけ早く対応しましょう。なお公式サイトによると、支払い期限を一定期間以上過ぎている場合は、セブン銀行ATMでの支払いが選択できなくなります。
また、支払期限をすぎたあとも支払いは可能です。ただし、ポチっとチャージの未払いや利用規約違反によって解約された場合は、問い合わせても利用を再開することはできません。
なお、バンドルカードアプリには、カードの利用をユーザー自らが一時停止・解除できる機能が搭載されています。自分で一時停止した場合には、アプリからの操作でいつでも再開可能です。
カードを紛失した場合、アプリ上からすぐに操作ができるため、第三者の不正利用が未然に防げるでしょう。
アプリ名:バンドルカード
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
利用規約を確認しておく
バンドルカードの後払いを使う前に、後払いサービスの規約を確認しておく必要があります。「上限額が制限されるだけだから…」と軽い気持ちでいると、遅延損害金が発生したり、残りの支払いを一括で求められたりするケースもゼロではありません。
遅延損害金発生の可能性あり
バンドルカードの「Gardia後払いサービス規約」の第5条には、「利用者が第2項に定めるお支払いを遅滞した場合、当社は利用者に対し、支払期限の翌日から支払いに至るまで、年14%の割合による遅延損害金をご請求させて頂きます」と記載されています。「セブン銀行後払いサービス利用規定」の第6条にも同じ割合が定められています。
遅延損害金とは、支払いを滞納した際に科せられる損害賠償金の一種です。一定の利率にもとづき遅滞日数に比例して増えていくため、滞納すればするほど金額が大きくなります。
見落としやすいのが、支払いを怠ると「期限の利益」を失うという定めです。両社の規約はいずれも、支払いを怠った場合には債務の全てについて直ちに期限の利益を喪失し、支払期限にかかわらず残代金を一括して支払うものとする、としています。「翌月末までに少しずつ払えばよい」という前提が崩れる点に注意しましょう。
督促や債権譲渡が行われることも
Gardia後払いサービス規約の第7条には、「当社は、当社が必要と認めた場合、当社が販売店等から譲り受けた利用者に対する商品代金債権を、当社所定の事業者(保証会社)に譲渡する場合があります。利用者は、当該債権譲渡を予め異議なく承諾するものとします」と記載されています。セブン銀行後払いサービス利用規定の第7条にも同様の定めがあり、譲渡先は「保証会社・債権回収会社等」とされています。
両社の規約は、債権譲渡がなされた場合、利用者は譲受人から直接連絡(連絡、通知、督促等その名称を問いません)を受けることがあるとしています。身に覚えのない会社から通知が来た場合は、こうした譲渡が行われた可能性を考えましょう。
延滞や踏み倒しは規約違反にあたるため、迅速かつ誠実に対応しましょう。このような措置はバンドルカードに限らず、多くの後払い決済で共通しています。
なお、Gardia後払いサービス規約の第3条には、同社が「業務委託先及び信用情報機関に対し、本サービスの提供に必要な範囲内で当該情報を提供する場合があります」と記載されています。どの情報がどの機関に提供されるかまでは公表されていないため、詳しくは提供事業者に確認しましょう。
支払いに関してわからないことがある場合
「急にカードが使えなくなった」「後払いの支払い状況がわからない」というとき、そのまま放置するのは好ましくありません。ただし、ポチっとチャージの支払いに関する問い合わせ先はバンドルカードではありません。
問い合わせ先は後払いサービスの提供事業者
バンドルカードは「株式会社カンム」によって運営されていますが、公式サイトによるとポチっとチャージは「セブン銀行」または「Gardia株式会社」が提供するサービスです。支払いができない場合は、カンムのサポートではなく提供事業者へ直接連絡する必要があります。
カードの利用停止
ポチっと申し込み上限の制限
債権譲渡
遅延損害金の請求
公式サイトは、提供事業者はアプリTOPの「チャージ」→「ポチっとチャージ」→「支払い」画面の右下で確認できると案内しています。表示されている事業者に応じて、次の窓口へ問い合わせましょう。
≪セブン銀行 後払いサービス担当窓口≫
問い合わせ方法:問い合わせフォーム、またはメール(support@7bk-deferred-payment.zendesk.com)
営業時間:10時00分〜17時00分(土日・祝日を除く平日のみ)
≪Gardia株式会社≫
電話番号:050-3184-3867
営業時間:10時00分〜17時00分(土日祝日を除く)
リクエストを送信 – Gardia(ガルディア) サポートデスク
滞納を繰り返さないために
滞納を繰り返す人は、「なぜ自分が期限内に支払えなかったのか」を考えましょう。金欠で支払えるお金がない人もいますが、「支払期限をうっかり忘れていた」というケースが多いのではないでしょうか?滞納を繰り返さないための対策を紹介します。
支払い金額と期限をこまめに見る
ポチっとチャージでは利用日の属する月の分を翌月末までにまとめて支払います。クレジットカードのように分割して支払うことはできないため、自分がどれだけ使ったかを把握しておくことが大切です。公式サイトによると、リボ払いや、複数回申し込みをした場合の回数ごと、または金額を指定しての支払いもできません。
アプリTOPの「支払いへ」、または「チャージ」タブ→「ポチっとチャージ」→「支払い」タブから「お支払い方法を選ぶ」をタップすると、支払い方法を選べます。チャージをよく行う人は、こまめに確認するようにしましょう。
忘れやすい人は、「タスク管理アプリ」や「リマインダー(備忘通知)」を使うのがおすすめです。日付や時間を設定しておけば、スマホ上に予定が表示されるため「うっかり忘れ」が防げます。
先払いのみのサービスを利用する
バンドルカードは、チャージした範囲内で支払いをする「先払い式」が基本です。毎月必要以上にお金を使ってしまう人は「ポチっとチャージやd払いチャージを使わない」という手もあるでしょう。
給料が入ったら1ヶ月で使う分をバンドルカードにチャージし「袋分け家計簿」のように、残高内でやりくりするようにします。残金が残り少なくなれば、「今月はもう少しセーブしよう」という意識が生まれるでしょう。
公式サイトによると、コンビニ・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・クレジットカード・ネット銀行・銀行ATM(ペイジー)でのチャージ手数料は0円です。手数料がかかるのは「d払い(ドコモ払い)」と「ポチっとチャージ」で、ポチっとチャージは1回のチャージにつき申し込み金額に応じた手数料がかかります。
手数料が積もり積もると大きく損をしてしまうため、できれば前払いで済ませたいところです。なお、公式サイトによるとポチっとチャージの手数料はカード残高には含まれません。
≪1回あたりの申し込み金額と手数料≫
3,000円〜10,000円:510円
11,000円〜20,000円:815円
21,000円〜30,000円:1,170円
31,000円〜40,000円:1,525円
41,000円〜50,000円:1,830円
まとめ|ポチっとチャージの滞納は遅延損害金と一括請求につながる
クレジットカードがない人にとってバンドルカードの後払い決済は、利便性の高いサービスです。支払期限は翌月末日のため、「給料日に合わせて支払いたい」という人にはぴったりでしょう。
ただ、チャージをするたびに手数料がかかる点がネックです。支払期限を過ぎると、カードの利用が停止される場合があるほか、規約にもとづき支払期限の翌日から年14%の割合による遅延損害金が請求されます。さらに支払いを怠った場合は期限の利益を失い、残代金の一括払いを求められます。ルールを守れる自信がない人や手数料で損をしたくない人は、先払い式のみを利用しましょう。
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