バンドルカードと同じように、審査なしで発行できるVisaプリペイドカードは今も選べます。ただし顔ぶれは入れ替わり、LINE Payは2025年4月30日に日本国内でのサービスを終了しました。この記事では、現在も申し込めるKyash・ソフトバンクカード・ultra pay カードの3つを、公式情報をもとに手数料と上限額で比較します。
- LINE Payは2025年4月30日に日本国内でのサービス提供を終了した
- Kyashは「Kyash Card」「Kyash Card Virtual」の2種類で、ポイント還元率はどちらも0.5%
- ソフトバンクカードはソフトバンク・ワイモバイル・ラインモの契約者向けで、200円(税込)ごとに1ポイント
- ultra pay カードの提供元は2024年10月に株式会社ULTRAから株式会社Yenyへ社名変更
- ultra payの「そとなカード+」は2024年7月22日より順次申込受付を終了
- バーチャルカードやプリペイドカードって?
- クレジットカードなしで買い物を楽しめる
- プリペイドカード
- バーチャルカード
- サービスの選び方
- お得で選ぶならKyash
- Kyash Cardの発行手数料は900円
- バーチャルカードでも0.5%ポイント還元
- 選択肢は入れ替わっている|LINE Payは終了
- LINE Payは2025年4月30日にサービス終了
- 選ぶときに見るべきポイント
- 利用者は限られるが便利 ソフトバンクカード
- Apple Pay対応で街でも利用OK
- 合算払いやポイントチャージができる
- 100円単位でチャージできる ultra pay カード
- そとなカードの発行手数料は500円
- 少額チャージや後払いチャージが可能
- まとめ|バンドルカード類似のサービスは3つから選ぶ
バーチャルカードやプリペイドカードって?
キャッシュレス化が進む中、「バーチャルカード」や「プリペイドカード」といったタイプのカードが増えてきています。キャッシュレスの主流だったクレジットカードとの違いや、サービスを使うメリットを考えてみましょう。
クレジットカードなしで買い物を楽しめる
プリペイドカードやバーチャルカードがあれば、クレジットカードを持たない人でも買い物を楽しめます。その仕組みを見ていきましょう。
プリペイドカード
プリペイドカードは、事前にカードに入金して使う「前払い式」の決済手段です。VisaやMastercard®などの国際ブランドが付帯しており、実店舗及びネット上の各ブランドの加盟店で「カード1回払い」ができます。
クレジットカードが持てない人でも便利な「カード払い」が選択できるうえ、無駄遣いをする心配がないのがメリットです。入会審査はなく、基本的に誰でも発行できます。
バーチャルカード
バーチャルカードは、ネット上でのみ使用できるカードです。スマホアプリ上でカード発行の申請をすると、カード番号やセキュリティコードが記載されたカードがスマホアプリ上に表示されます。
ネット上で買い物をする際は、支払い画面にカードの情報を入力して使用する形です。クレジットカードを使う必要がなく、「より便利にネットショッピングがしたい」という人にも支持されています。
実店舗でも使用したい場合は、プラスチックカードを別途申請できる決済サービスも検討しましょう。バーチャルカードに対して「リアルカード」とも呼ばれます。手元に届いたらアプリ上で「有効化」の手続きを行うことで、バーチャルカードとの同期が可能です。
なお、近年はスマホのウォレット機能を使ったタッチ決済に対応するサービスが増えました。リアルカードを発行しなくても、Apple PayやGoogle Payに登録すれば実店舗で使えるケースがあります。
サービスの選び方
プリペイドカードやバーチャルカードは、「チャージ方法が多いもの」を選びましょう。主なチャージ方法には、クレジットカード・ネットバンク・銀行口座・コンビニレジ・銀行ATMなどがあります。その都度自分に合った方法が選べると、「チャージが面倒だ」と感じることが少なくなるはずです。
また、カードの「チャージできる金額」や「残高上限額」も、利用前に比較検討しておきたいポイントになります。上限額が低いカードは無駄遣いが防げる一方、すぐに残高不足になりチャージ回数が増えるのがネックです。
上限が高いカードは大きな買い物に適していますが、無駄な出費が多くなる可能性が高いでしょう。カードを選ぶときは、「いつ」「どこで」「何に使うか」を明確にするのがポイントです。
お得で選ぶならKyash
Kyashは、「株式会社Kyash」が発行するVisaのプリペイドカードです。カード利用で「Kyashポイント」が還元されるため、お得にカードを利用したい人に人気があります。カードのラインナップは、「Kyash Card」「Kyash Card Virtual」の2種類です。
Kyash Cardの発行手数料は900円
Kyash Cardは、国内外のVisa加盟店で使えるリアルカードです。発行手数料は900円で、年会費は無料。ICチップを搭載しており、タッチ決済ができないお店でも差し込みで決済ができます。
ポイント還元率は0.5%で、付与上限はありません。ただし公式は「ポイント還元はKyashマネーでの決済のみ対象となります。また一部対象外となる取引がございます」と注記しているため、対象外の取引がある点は押さえておきましょう。
なお、磁気カードの「Kyash Card Lite」は2025年9月30日18時で利用終了となりました。公式は「国際ブランドのセキュリティ対策の一貫としてICカードの発行が義務付けられており、それに伴いIC決済端末も大幅に普及した結果、磁気カードのご利用が一部の店舗で拒否される事象が散見されております」と理由を説明しています。
入金方法は、銀行口座・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・コンビニ・銀行ATM・ネットバンキング(ペイジー)・クレジットカード/デビットカードなどから選べます。あと払いタイプの「イマすぐ入金」もあり、1回につき3,000円〜50,000円を入金して、翌月末までに精算する仕組みです。
アプリ名:Kyash(キャッシュ)-チャージ式Visaカード
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
バーチャルカードでも0.5%ポイント還元
オンライン専用のバーチャルカード「Kyash Card Virtual」も、ポイント還元率は0.5%です。発行手数料は無料で、必要なのはメールアドレスと携帯電話番号だけ。アプリから最短1分で発行できます。
Kyash Card Virtualは差し込み決済に対応していませんが、Apple Pay・Google Pay・Samsung Payに登録すればVisaのタッチ決済が使えます。公式は「Visaのタッチ決済マークがあるお店ならどこでもお支払いができます」と案内しており、店頭では「Visaのタッチ決済で」と伝えて端末にかざす形です。
Apple Pay経由の利用でもポイントは還元されます。なお、Kyash CardとKyash Card Virtualはどちらも本人認証サービス(3Dセキュア)に対応しています。
選択肢は入れ替わっている|LINE Payは終了
プリペイドカード系のサービスは入れ替わりが激しく、かつて定番だった選択肢が使えなくなっています。乗り換え先を検討する前に、まずは現状を確認しましょう。
LINE Payは2025年4月30日にサービス終了
LINEに搭載されていたスマホ決済機能「LINE Pay」と、そこから発行できた「Visa LINE Payプリペイドカード」は、現在は利用できません。
LINE Pay公式サイトには「LINE Payは2025年4月30日(水)をもちまして日本国内におけるサービス提供を終了いたしました」と掲示されています。
そのほか、次のような変更も起きています。乗り換え先を選ぶときは、申し込み受付が続いているかを必ず確認しましょう。
・Kyash Card Lite:2025年9月30日18時に利用終了(Kyash本体は継続)
・ultra pay「そとなカード+」:2024年7月22日より順次、申込受付を終了
・ultra payの提供元:2024年10月23日に株式会社ULTRAから株式会社Yenyへ社名変更
現在も新規で申し込めるのは、この記事で紹介するKyash・ソフトバンクカード・ultra pay カードの3つです。
選ぶときに見るべきポイント
サービスが入れ替わる前提で選ぶなら、「発行元が明示されているか」「申し込み受付が続いているか」の2点を先に確認しましょう。
資金決済法にもとづく前払式支払手段の発行者は、公式サイトで発行元の社名と登録の有無を公表しています。KyashもYenyも、それぞれの公式サイトに前払式支払手段(第三者型)の発行者である旨を掲載しています。発行元が変わっている場合もあるため、申し込み前に確認しておくと安心です。
そのうえで、チャージ方法・上限額・発行手数料を比べるのが実用的です。
利用者は限られるが便利 ソフトバンクカード
ソフトバンクカードは、「ソフトバンク」が発行するVisaのプリペイドカードです。バーチャルカードとリアルカードの2種類があり、どちらも「ソフトバンクカードアプリ」から発行ができます。
「ショッピング利用代金」と「スマホ料金」が合算して支払えるため、ソフトバンクユーザーには利便性が高いでしょう。
Apple Pay対応で街でも利用OK
ソフトバンクカードは、ソフトバンク・ワイモバイル・ラインモの回線契約をしているユーザー向けのカードです。公式は「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでチャージをして、お買い物にご利用いただけます」と説明しています。
バーチャルカードはオンライン専用ですが、Apple Payに登録すると「全国のiD加盟店」でスマホ決済(iD支払い)ができるようになります。支払い時はお店の人に「アイディーで」と伝えましょう。Visaのタッチ決済にも対応しています。
リアルカードはVisaの加盟店で使えるプラスチックカードです。新しいデザインではセキュリティ強化のため、カード番号と有効期限が裏面への記載となりました。
なお、かつての「Tマーク付き旧カード」はそのまま利用できますが、有効期限更新や再発行時に順次新しいデザインのカードへ切り替えられます。すぐに切り替えたい場合は、公式サイトから申し込みができます。
カード受け取り後は、カード裏面への署名と暗証番号の設定が必要です。
アプリ名:ソフトバンクカード-カード利用額・家計簿管理アプリ
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
合算払いやポイントチャージができる
ソフトバンクカードのチャージ方法は、公式によると「オートチャージ」「ケータイ料金と合算」「ポイントでチャージ」「セブン銀行ATMからチャージ」です。リアルカードなら、さらにATMや銀行口座からのチャージもできます。
オートチャージを設定しておけば、買い物した分だけ自動でチャージされるため、事前のチャージが不要です。利用した金額は、月々の携帯料金と合算で支払えます。
「ソフトバンクポイント」は、ソフトバンクカードの利用額200円(税込)ごとに1ポイント貯まります。ソフトバンク携帯電話の利用でも貯まるため、すでに貯まっている人もいるでしょう。
貯まったポイントは1ポイント→1円相当でカードにチャージでき、1ポイント単位で使えます。携帯電話の通話・通信料や機種代金の支払い、PayPayにも利用可能です。ただし、PayPay残高チャージの利用ではソフトバンクポイントは貯まりません。
100円単位でチャージできる ultra pay カード
「ultra pay(ウルトラペイ)カード」は、アプリから発行できるVisaのプリペイドカードです。提供元は株式会社Yeny(2024年10月23日に株式会社ULTRAから社名変更)で、前払式支払手段(第三者型)の登録事業者として金融庁に登録されています。
そとなカードの発行手数料は500円
ultra payカードのラインナップは、「でじなカード」「そとなカード」「そとなカード+」の3種類です。ultra payのアプリからアカウント登録すると、オンライン専用のでじなカード(発行手数料なし)が発行されます。
国内の実店舗で利用する場合は、そとなカードを検討しましょう。発行手数料は500円(税込み)で、本人確認手続きは不要です。年会費はどのカードも無料、有効期限は5年です。
なお、そとなカード+は2024年7月22日より順次、申込受付を終了しました。公式は「街中のお店でもご利用いただけるカードをご希望の方はそとなカードをお申し込みください」と案内しています(そとなカード+の発行手数料は700円(税込み))。
チャージ上限額は、でじなカードとそとなカードで1回3万円・残高10万円・1日12万円・1ヶ月12万円・有効期限内100万円です。加盟店での利用上限額は1回10万円・1日12万円・1ヶ月12万円となっています。
アプリ名:ultra pay(ウルトラペイ)-誰でもVisa
価格:無料
App Store:ダウンロード
Google Play:ダウンロード
少額チャージや後払いチャージが可能
ultra pay カードは、1回あたりの最小チャージ単位が100円と少額です。ただし、セブン銀行ATMの場合は1,000円、後払い(ミライバライ)の場合は1,000円(2,000円以上/回よりチャージ可能)となります。
チャージ方法は、後払い(ミライバライ)・セブン銀行ATM・コンビニエンスストア・ペイジー(Pay-easy)・ultra pay カード用ギフトコードの5つです。チャージ手数料は無料ですが、コンビニエンスストアおよびペイジーで3,000円未満/回のチャージを行う場合は100円(税込み)/回がかかります。
後払いチャージの「ミライバライ」は、AGペイメントサービス株式会社が提供するサービスです。利用にあたっては同社による確認があり、別途手数料が発生します。金額はアプリで確認しましょう。
なお、ultra pay カードで利用できないVisa加盟店として、公式はガソリンスタンド、宿泊施設、航空会社、公共料金、定期支払・定期購買、保険料の支払い、高速道路料金、機内販売、自動券売機など暗証番号が必要なお店などを挙げています。
まとめ|バンドルカード類似のサービスは3つから選ぶ
バンドルカードと似たVisaプリペイドカードは、現在Kyash・ソフトバンクカード・ultra pay カードの3つが主な選択肢です。かつて定番だったLINE Payは2025年4月30日に日本国内でのサービス提供を終了しています。
ポイント還元を重視するならKyash(還元率0.5%)、スマホ料金とまとめて支払いたいならソフトバンクカード、100円単位の少額チャージをしたいならultra pay カードが向いています。
このジャンルはカードの終了や仕様変更が起きやすいため、申し込む前に必ず各社の公式サイトで最新の受付状況と上限額を確認しましょう。