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デビットカードとクレジットカードの違いを解説。クレヒスに注意
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デビットカードとクレジットカードの違いを解説。クレヒスに注意

2026.08.09
by ドットマガジン編集部

デビットカードとクレジットカードは、見た目も使える店もよく似ています。ただし「いつ引き落とされるか」「何歳から持てるか」「何回払いを選べるか」は明確に違います。イオン銀行は両者を比べた表を公開しており、その違いは一目でわかります。この記事では、公式情報をもとに二つのカードの違いを整理し、あわせて「クレジットヒストリー(クレヒス)」との関係を確認します。

この記事でわかること
  • デビットカードは口座残高の範囲で即時引き落とし、支払いは1回払いのみ
  • 申し込める年齢はデビットが15歳から、クレジットは18歳からという銀行がある
  • 楽天銀行はデビットカードについて「申込時の信用力審査がありません」と明記している
  • デビットカードにもポイントや旅行傷害保険が付く種類がある
  • クレジットの利用履歴がない場合の審査について、CICが公式に見解を示している

デビットカードの特徴

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お店やオンラインで使えるカードといえば、クレジットカードが思い浮かびますが、「デビットカード」を利用している人も一定数存在します。銀行口座があれば申し込めるため、クレジットカードを持っていない人や高校生でも利用できるのが特徴です。

デビットカードは即時引き落とし

「デビットカード」とは、カードの支払いと同時に、自分の預金口座から利用額が引き落とされる仕組みのカードです。イオン銀行は、支払いのタイミングをクレジットカードの「後日口座から引落とし」に対し、デビットカードは「使ったその場で口座から引落とし」と説明しています。

プリペイドカードのような事前チャージは不要ですが、使えるのは「口座の残高まで」です。イオン銀行も「『今あるお金』から払うので、お財布からお金を出すのに近い感覚」と案内しています。

デビットカードの利点は際限なくお金を使う心配がない上に、口座一つでお金の管理ができる点です。使いすぎが心配な場合は利用限度額の設定も使えます。三井住友銀行は、SMBCデビットの利用限度額について「三井住友銀行アプリ、または、SMBCデビット会員用WEBサイトでご確認いただけます」「お客さまご自身で随時、ご利用限度額の変更を行っていただけます」としています。

国際ブランドが付与されているデビットカードは、必要に応じて海外のATMで現地通貨が引き出せます。クレジットカードのキャッシング(借り入れ)は利息が生じますが、デビットカードは自分の口座からお金を引き出す仕組みです。

銀行が発行している

デビットカードを発行するには、「自分名義の銀行口座があること」が前提です。申し込みの手続きは、銀行の「窓口」または「Webサイト」にて行いましょう。デビットカードには主に以下の種類があります。

・国際ブランドが付与されたデビットカード(Visaデビット・JCBデビットなど)
・ジェイデビットカード(J-Debit)

「ジェイデビットカード」は、手持ちのキャッシュカードで直接支払いができる即時決済サービスで、新たにカードを発行する必要がありません。三井住友銀行は「ジェイデビットカードは、SMBCデビット(Visaデビット)とは異なります」と、国際ブランド付きのデビットカードとは別物であることを明記しています。

全国の「J-Debitマーク」のある加盟店では、カードを提示して暗証番号を入力すると、利用代金が口座より直接引き落とされます。三井住友銀行の場合、年会費・利用手数料は無料で、1日あたりの利用限度額は個人50万円(初期設定額。1万円~50万円の範囲で変更可能)です。利用可能時間は「24時間利用可能(毎週日曜日21:00~翌月曜日7:00を除く)」とされており、加盟店側の利用可能時間の範囲内という条件も付きます。

「国際ブランドが付いたデビットカード」は、JCBデビットはJCB加盟店、VisaデビットはVisa加盟店といったように、「ブランドの各加盟店舗」でのみ決済が可能です。

15歳から使えるカードもある

申し込み可能な年齢は発行元によって違います。例えばイオン銀行の「イオン銀行キャッシュ+デビット」は、「15歳以上(中学生は除く)」から申し込めます。同行はクレジットカードとの比較表で「何歳から使える?」の欄に、クレジットカードは「18歳から」(高校生は卒業年度の1月1日以降に申し込み可能)、デビットカードは「15歳の高校生から」と記載しています。

海外留学に行く高校生に、クレジットカードの代わりとしてデビットカードを持たせる親も少なくありません。

申し込み時の扱いもクレジットカードとは異なります。楽天銀行は自社のデビットカードについて「カード会社が立替え払いをするクレジットカードとは違い、申込時の審査ナシ」「楽天銀行デビットカードは申込時の信用力審査がありません」と説明しています。ただし、銀行口座そのものの開設手続きは必要です。イオン銀行も「その他の条件は、口座開設の条件と同じです」としています。

年会費は基本的に無料ですが、中にはクレジットカードの上級ランク並みの特典が付いた有料カードも存在します。

クレジットカードの特徴

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クレジットカードは、利用者のカード代金を一時的にカード会社が肩代わりする仕組みを取っており、「入会審査」が行われるのが特徴です。日本クレジット協会の調査によると、2025年3月末のクレジットカード発行枚数は3億2,057万枚で、前年比2.2%の増加となっています。

まとめて引き落とし、後払いができる

クレジットカードは、カード会社がカード利用金額を一時的に立て替える仕組みのため、利用者は手元にお金がなくてもショッピングが可能です。

即時払いのデビットカードに対し、クレジットカードは「後払い」で、1ヶ月分の利用金額は「翌月以降」に利用者の口座にまとめて請求されます。イオン銀行のイオンカードを例にすると、毎月10日までの利用分が翌月2日にまとめて引き落とされます。

支払い方法にも違いがあります。イオン銀行は比較表で、クレジットカードは「分割払いやリボ払いなどもOK」、デビットカードは「1回払いのみ」と記載しています。1回の支払い負担を減らしたいときは、クレジットカードが便利でしょう。

カードでショッピングができる「ショッピング機能」のほかに、カードを使ってお金の借り入れができる「キャッシング機能」が付帯しているのも大きな特徴でしょう。

ただし、キャッシングを利用すると、毎月の返済ごとに利息がかかる点に注意が必要です。

種類豊富で自分に合うカードが選べる

クレジットカードはデビットカードと比べて種類が豊富です。付帯する特典の内容が自分のライフスタイルに合っていれば、日常生活や旅先でさまざまな恩恵が受けられるでしょう。

カードの使いやすさは、「発行元」「国際ブランド」「ランク」などに左右されます。

例えば、日本で流通している代表的な国際ブランドは「Visa」「Mastercard®」「JCB」「American Express®」などがあり、カードごとに加盟店舗数や利用しやすいエリアが異なります。

カード発行元は「銀行系」「流通系」「信販系」などの複数の系統に分けられます。系統の特徴やメリットを調べた上でカードを申し込むようにしましょう。

「カードのランク」は、「一般」→「ゴールド」→「プラチナ」の順に上がっていくのが一般的です。ランクの高いカードは年会費が高額になるため、コストと特典のバランスが大事です。

審査があり、原則18歳以上が対象

クレジットカードに申し込める年齢は、原則「高校生を除く満18歳以上」で、成人年齢に達していない人は「親権者の同意」が必要です。

カードのランクや種類ごとに「申し込み条件」があり、条件に合致する人しか申し込みはできません。例えばセブンカード・プラスの入会条件は「原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方/18歳以上で学生の方(高校生除く)」とされています。

申し込み後、カード会社による「入会審査」が行われるのもクレジットカードの特徴です。これは各社の判断だけで行われているものではなく、割賦販売法にもとづく義務です。経済産業省は「クレジットの支払が多くなりすぎて、日々の生活に困ったり、住んでいる自宅を失ったりしないようにするために、包括信用購入あっせん業者、個別信用購入あっせん業者には消費者の『支払可能見込額』を調査することが義務づけられています」と説明しています。

なお、審査の基準は各カード会社が独自に定めており、公開されていません。指定信用情報機関のCICも「各クレジット会社では、独自の審査基準に基づいて審査を行っております」「CICでは否決された理由はわかりません」としています。

ポイントや特典はどちらにも付く

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「ポイント還元」「付帯特典」「入会キャンペーン」はクレジットカードの魅力ですが、デビットカードにも同じような仕組みがあります。それぞれ公式が公開している内容を見ていきましょう。

クレジットカードは優待割引などでお得

カードをショッピングで利用すると、買い物や商品交換、ポイント移行などの用途に使える「ポイント」が還元されます。付与の条件はカードごとに違うため、申し込む前に公式サイトで確認しておきましょう。

ポイント還元が受けられるほかに、クレジットカードには複数の「特典・サービス」が付帯しています。

スーパーや百貨店が発行するカードの場合、特定の店舗でカードを使うと割引が受けられたり、ポイントが多く付いたりする優待が用意されているケースが大半です。例えばセブンカード・プラスは、毎月8日・18日・28日の「ハッピーデー」にイトーヨーカドーで食料品・衣料品・住まいの品がほとんど全品5%引きになります(ネット通販は対象外)。

また、カード会社では「ポイントモール」と呼ばれるポイント優待サイトを設けており、カード会員がモール経由で買い物をすると、通常よりも多くのポイントが貯まります。

入会特典が用意されているのもクレジットカードの特徴です。ただし内容は時期によって入れ替わるため、申し込み時点の公式サイトで条件を確認しましょう。

デビットカードも割引やポイント還元あり

デビットカードにもポイントプログラムがあります。付与の条件はカードによって異なるため、公式の記載を確認しておきましょう。

「楽天銀行デビットカード」は、利用額100円につき楽天ポイントが1ポイント進呈されます。貯まったポイントは1ポイント=1円として利用できます。

イオンの「イオン銀行キャッシュ+デビット」は、基本で200円(税込)ごとに1WAON POINTが進呈されます。イオングループの対象店舗では、会員登録をしていれば200円(税込)で2ポイントになります。イオン銀行は「イオンカードと同等にデビットカード(イオン銀行キャッシュ+デビット)にもWAON POINTサービスが付帯されています」としています。

付帯特典の充実度はクレジットカードのほうが上ですが、年会費がかかるデビットカードの中には、クレジットカードに引けを取らない特典が付帯するものもあります。

なお、ポイントや特典が付くのは「国際ブランドが付いたデビットカード」です。

機能はどちらもカードによって差がある

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デビットカードやクレジットカードは、ランクやカードの種類などによって機能や付帯特典が異なります。

カードを選ぶときは、「クレジットカードとデビットカードのどちらがよいか」だけでなく、「どのランクのカードが自分に合っているか」までしっかり考えましょう。

クレジットカードは支払い方法が選べる

クレジットカードの支払い方法には、「1回払い」「2回払い」「分割払い」「リボ払い」「ボーナス払い」などがあります。1回払いのみのデビットカードと比べると、クレジットカードは月々の収支がコントロールしやすいといえるでしょう。

ただし、どの支払い方法が選択できるかは、「カードを利用する加盟店」や「カードの種類」によって異なります。加盟店の中には「1回払いはできるが、分割払い・リボ払いには対応していない」というところもあるようです。

また、リボ払い・分割払い・ボーナス払いには、ご利用可能枠とは別に「割賦枠」という上限が設定されています。楽天カードは「割賦枠を超えた分割払い、リボ払い、ボーナス払いのご利用は翌月1回払いとなります」と案内しています。支払い方法によって使える金額が変わる点は覚えておきましょう。

支払い方法以外に大きな違いはない

「支払い方法以外」は、クレジットカードとデビットカードに大きな違いはありません。クレジットカードには、カードの種類やランクに応じた「旅行傷害保険」や「空港ラウンジサービス」などが付帯していますが、デビットカードも同様です。

例えば、楽天銀行のデビットカード(Visa)には、「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」の三つのランクがあります。年会費はベーシックが永年無料、シルバーが2,200円(税込)、ゴールドが5,500円(税込)です。

基本的な機能のみが付帯したベーシックに対し、ゴールドには「国内/海外旅行傷害保険」「ショッピング保険」「Visaゴールド優待特典」の三つの特典が付きます。

また、高島屋が発行する「タカシマヤプラチナデビットカード」は年会費30,000円(税込33,000円)で、「ラウンジ・キー(LoungeKey)サービス」により、世界1,000以上の空港ラウンジを年間(1/1~12/31)6回まで実質無料で利用できます。高島屋は「ご利用時にラウンジ利用料金を口座から引落し、後日返金となります」と説明しています。クレジットカードの「プラチナランク」に引けを取らない内容です。

デビットカードだけを使うのはあり?

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「自分はデビットカードだけで十分」と考える人もいます。ここで気になるのが「クレジットヒストリー(クレヒス)」との関係です。信用情報機関の公式情報をもとに、事実として確認できることを整理します。

クレヒスと信用情報の基本を押さえよう

「クレジットヒストリー(クレヒス)」とは、クレジットやローンの取引履歴と、それに基づく個人の信用情報を指します。指定信用情報機関のCICは、信用情報を「クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報」と定義しています。人種や思想、保健医療、犯罪歴などの項目は一切含まれません。

CICが保有する情報は3種類あり、それぞれ保有期間が異なります。

・申込情報(新規申し込みで照会した事実):照会日より6ヶ月間
・クレジット情報(契約の内容や支払状況):契約期間中および契約終了後5年以内
・利用記録(利用途上で照会した事実):利用日より6ヶ月間

なお、CICは「当社が保有する信用情報に、ブラックリストという名のリストはありません。保有しているのは、客観的な取引事実を表す信用情報になります」としています。「ブラックリストに載る」という言い方は、実在するリストを指したものではありません。

一方、デビットカードは口座残高の範囲で即時に決済する仕組みで、カード会社が代金を立て替える後払いの契約ではありません。三井住友銀行は信用情報について「銀行で口座を開設しただけでは、原則として情報は登録されませんが、ローンやクレジット機能付きキャッシュカードを利用すると記録が残ります」と説明しています。デビットカードの利用が信用情報機関にどう扱われるかを名指しで説明した公式情報は確認できなかったため、この記事では断定を避けます。気になる場合は、利用している銀行に直接確認するのが確実です。

クレジットの履歴がない場合の審査はどうなる?

「クレジットカードを使ってこなかったから審査で不利になるのでは」という不安については、CICが公式に見解を示しています。

「クレジットを契約したことがないので、当然延滞はありません。なぜ、与信拒否されるのですか?」という質問に対し、CICは「各クレジット会社では、独自の審査基準に基づき、信用情報がないことも一つの参考資料として、総合的に審査を行っております。当社では審査を行っておりませんので、否決された理由はわかりかねます」と回答しています。

つまり、信用情報の有無は数ある参考資料の一つであり、それだけで結果が決まるわけではありません。そして、審査の基準は各カード会社が独自に定めており、公開されていません。「何年使えば通る」「どう使えば有利になる」といった目安を公表しているカード会社はないため、そうした情報を前提に行動するのは避けましょう。

自分の信用情報が気になる場合は、CICで開示請求ができます。手数料はインターネット開示が500円、郵送が1,500円です。

まとめ

クレジットカードとデビットカードの大きな違いは「支払いのタイミング」と「支払い方法」です。クレジットカードは後払いで複数の支払い方法から選択ができるのに対し、デビットカードは使ったその場で口座から引き落とされ、1回払いのみに対応します。

デビットカードは口座の残高までしか使えないため使いすぎを抑えられ、楽天銀行のように「申込時の信用力審査がありません」と明記している銀行もあります。イオン銀行のように15歳から申し込めるカードもあり、クレジットカードを持てない年齢でもキャッシュレス決済を始められます。

一方、クレジットヒストリーはクレジットやローンの取引履歴を指すもので、CICは「信用情報がないことも一つの参考資料として、総合的に審査を行っております」と説明しています。審査の基準は各カード会社が独自に定めており公開されていないため、噂や目安に振り回されないことが大切です。

生活費はデビットカードで支払い、そのほかの支出はクレジットカードを使うといったように、二つのカードを使い分けるのも一つの方法でしょう。

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