「Amazonでデビットカードを使うと、いつ口座から引き落とされるのか」は気になるところです。公式ヘルプでは、注文した時点ではなく出荷準備が始まった時点でカード承認が行われ、そこで注文額が口座残高から引き落とされると案内されています。この記事では、Amazonで使えるデビットカードの条件、引き落としのタイミング、二重引き落としと返金までの期間、支払い回数の制限を解説します。
- 使えるのはVisa・Mastercard®・American Express®・Diners Club・JCBのデビットカードで、J-Debitと銀聯のデビットカードは対象外
- 引き落としは注文時ではなく「出荷準備が始まった時点」のカード承認(オーソリ)で行われる
- 注文のキャンセルや再与信で一時的に二重引き落としが起こることがあり、返金にはカード発行会社により45日から60日かかる場合がある
- デビットカードは即時払いのため、2回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス払いは選べない
- 代金引換は2024年6月6日に終了しており、コンビニ支払いは30万円、モバイルSuicaは2万円などの上限がある
- Amazonで使えるデビットカード
- 国際ブランド付きのカードのみ
- キャッシュカードのJ-Debit機能は使えない
- ポイント還元率が高いデビットカードを選ぼう
- Amazonでデビットカード決済するメリット
- 15歳から申し込めるカードもある
- 預金残高の範囲で計画的に買い物できる
- スムーズな買い物、支払い方法の選択肢が広がる
- デビットカードを使って買い物をする方法
- アカウントサービスのお支払い方法に追加
- Amazon Payの支払い方法にも対応
- デビットカードの支払いの仕組み
- 引き落としのタイミングは出荷準備開始時
- 二重引き落としの原因と返金が遅い理由
- デビットカードを使うときの注意点
- 残高不足にならないよう確認しておく
- 分割払いやリボ払いはできない
- クレジット、デビットカード以外の決済方法
- 残高にチャージして使うAmazonギフトカード
- 国際ブランド付きプリペイドカード
- まとめ|Amazonのデビットカード決済は出荷準備開始時に引き落とされる
Amazonで使えるデビットカード
Amazonでは、支払いに「デビットカード(Debit card)」が使えます。後払いのクレジットカードに対し、デビットカードは「即時払い」と呼ばれ、カード決済と同時に自分の預金口座から代金が引き落とされるのが特徴です。Amazonで使えるデビットカードにはいくつかの条件があります。
国際ブランド付きのカードのみ
Amazonのヘルプでは、商品の注文に利用できるカードのブランドが明示されています。カード券面に、以下のブランドのロゴマークが付いているかを確認しましょう。
≪Amazonで利用可能なカードブランド≫
Visa
Mastercard®
American Express®
Diners Club
JCB
銀聯(クレジットカードのみ利用可)
中国でもっとも普及している国際ブランド「銀聯(ぎんれん)」については、公式ヘルプに「クレジットカードのみ利用可」と記載されており、デビットカードでは利用できません。さらに銀聯カードは、Amazonプライム会費とデジタル注文には利用できないとも案内されています。
なお、支払い時の組み合わせにも決まりがあります。公式ヘルプには「利用可能なクレジットカードまたはデビットカードのいずれかとAmazonギフトカードの併用払いは可能ですが、複数のカードの併用払いはできません。」と記載されています。
キャッシュカードのJ-Debit機能は使えない
日本で普及しているデビットカードは、「国際ブランドのデビットカード」と「ジェイデビットカード(J-Debit)」の二つに大別されます。
ジェイデビットカードは「日本電子決済推進機構」が運営するサービスです。厳密にいえば、銀行のキャッシュカードに「J-Debit」というデビットサービスが付帯したものを指します。「J-Debit加盟店」でカード決済をすると、預金口座から直接代金が引き落とされる仕組みです。
しかしAmazonの支払いでは、J-Debitは利用できません。Amazon Payの公式ヘルプにも「J-Debitはご利用いただけません。」と明記されています。
一方、国際ブランドと提携した銀行のデビットカードであれば利用できます。たとえば三井住友銀行が発行する「SMBCデビット」はVisaブランドのため、Amazonでの支払いに使えます。
ポイント還元率が高いデビットカードを選ぼう
クレジットカードを持っていない人は「ポイント還元の恩恵が受けられない…」と思ってしまいがちですが、一部のデビットカードでは、利用金額に応じたポイントやキャッシュバックが受けられます。
還元の条件はカードごとに異なるため、各行の公式サイトで確認してから選びましょう。
≪ポイントプログラムのあるデビットカード例≫
SMBCデビット:0.5%のポイント還元(Vポイント)または0.25%のキャッシュバックを選べる。Vポイント還元は毎月1日〜末日の利用金額の総額に対して翌月20日頃に付与され、Vポイントに変更するにはSMBCポイントパックの契約が必要
楽天銀行デビットカード:ご利用金額100円につき楽天ポイント1ポイント
イオン銀行キャッシュ+デビット:イオングループの対象店舗なら200円(税込)ごとに2ポイント、対象店舗以外は200円(税込)ごとに1WAON POINT
なお、以前このジャンルで紹介されることの多かった「リクルートポイント付きVisaデビットカード」(スルガ銀行リクルート支店)は、2023年1月31日をもって取扱いを終了しています。
Amazonでデビットカード決済するメリット
支払いでポイント還元が受けられる以外に、Amazonでのデビットカード決済にはどんなメリットがあるのでしょうか?「クレカ払いは使いすぎが怖い」という人は、クレジットカードからデビットカードへ切り替えるのもよいでしょう。
15歳から申し込めるカードもある
デビットカードは「預金口座の残高=利用可能額」で使う仕組みのカードです。クレジットカードのような後払いの仕組みではないため、申し込める年齢が低く設定されているカードもあります。
たとえばイオン銀行キャッシュ+デビットは、公式FAQで申込条件が「15歳以上(中学生は除く)」と案内されています。国際ブランドはJCBで、発行手数料・年会費・再発行手数料はいずれも無料です。ただし未成年の場合は親権者の同意が必要になる場合があります。
申込条件はカード発行元によって異なるため、申し込む前に各行の公式サイトで確認しましょう。
預金残高の範囲で計画的に買い物できる
Amazonでは、年間を通して「Amazonプライムデー」や「Amazonブラックフライデー」などのお得なセールが行われています。「必要以上に物を買い込んでしまう…」という人も、多いのではないでしょうか?
カード利用額の支払いが翌月以降となるクレジットカードは、欲しいものがあると見境なく使ってしまう危険性がありますが、デビットカードは預金残高の範囲内でしかカードが利用できません。無駄遣いの心配が少なく、計画的に買い物ができるのは大きなメリットです。
利用した記録は明細に残るため、家計管理も簡単です。利用限度額を設定できるかどうかはカードによって異なるので、発行元の案内を確認しておきましょう。
スムーズな買い物、支払い方法の選択肢が広がる
Amazonの支払い方法は、公式の案内では「クレジット/デビットカード、Amazonギフトカード、Amazonポイント、コンビニ支払い、ATM/ネットバンキング、モバイル決済、後払い決済、PayPay」とされています。
ここで押さえておきたいのが、以前あった「代金引換」がすでに使えなくなっている点です。Amazonの案内には「Amazon.co.jpでは2024年6月6日より、マルチチャネルサービスでは2024年9月20日より代金引換による支払いオプションは終了しました。」と明記されています。以前は代金引換に手数料がかかっていましたが、この選択肢自体がなくなりました。
コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払いは現在も利用できます。ただし公式ヘルプによると支払い方法ごとに上限があり、電子マネーは楽天Edyが50,000円、モバイルSuicaが20,000円、支払秘書が300,000円、コンビニ支払いは300,000円までとなっています。また、Amazonマーケットプレイスの出品者が販売・発送する一部の商品や、Kindle本・デジタルミュージック・アプリなどのデジタルコンテンツはこれらの支払い方法の対象外です。
デビットカードがあれば、コンビニやATMに都度足を運ぶ必要がなく、デジタルコンテンツの注文にも使えます。
デビットカードを使って買い物をする方法
デビットカードの支払い方法は、クレジットカードの利用時とほぼ変わりません。カード情報をAmazonのアカウント情報に登録しておけば、次回からは入力が省けます。
「Amazon Pay」の支払元にもデビットカードが登録できるため、オンラインショッピングがより便利になるでしょう。
アカウントサービスのお支払い方法に追加
まずは、Amazonの「アカウントサービス」「お客様のお支払い方法」と進み、使用するデビットカードを登録しましょう。
「お支払い方法を追加」をタップして「クレジットカードまたはデビットカードを追加」に進みます。カード番号やカード名義人・有効期限などを、画面の案内に従って入力すれば追加は完了です。
このとき、公式ヘルプには「ご注文の際には、お支払い方法の有効性確認のため、1円分の請求が行われます。この請求額は、カード発行会社により、直後に取り消されるか、後日返金されます。」と記載されています。明細に1円の請求が並んでいても、確認のための処理なので慌てる必要はありません。
ショッピングのときに注文確認画面で、指定した国際ブランドやカード情報が反映されているかどうかチェックしましょう。決済できない場合は、登録したカード情報が間違っているかもしれません。もう一度アカウントサービスから、「お客様のお支払い方法」を確認しましょう。
Amazon Payの支払い方法にも対応
「Amazon Pay」の支払い元にも、デビットカードが登録できます。Amazon Payの公式ヘルプでは、利用できる支払方法としてクレジットカード(Visa、Mastercard®、American Express®、JCB、Diners Club)に加えてデビットカード・プリペイドカードが挙げられており、J-Debitは使えない点も明記されています。
Amazon Payを使用すれば、Amazonアカウントに登録済みの住所やカード情報を使って「Amazon以外のサイト」でも決済ができるようになります。各ショッピングサイトに個人情報を入力する手間が省けるうえ、カード情報の流出リスクが減るのがメリットでしょう。
Amazonの支払いアカウントに手持ちのデビットカードを追加していれば、特別な登録手続きは必要ありません。Amazon Payの対応ショップでは、決済方法の画面で「Amazonアカウントでお支払い」を選びましょう。
続いてAmazonアカウントにログインし、Amazonに登録済みの「お届け先」と「支払い方法」を選択します。なお、American Express®やAmazonギフトカード、あと払い(ペイディ)などは、全ての加盟店サイトで使えるわけではないと案内されています。
デビットカードの支払いの仕組み
Amazonでデビットカード決済をした場合、どの時点で商品代金が引き落とされるのでしょうか?デビットカードの特性上、注文をキャンセルしたときに「二重引き落とし」が起こる場合もあります。公式ヘルプの記載を確認しておきましょう。
引き落としのタイミングは出荷準備開始時
Amazonの公式ヘルプには、「デビットカードでのお支払いのご注文については、ご注文品の出荷準備が始まった時点でカード承認が実施され、この時点でご注文額がデビットカードの口座残高から引き落とされます。」と記載されています。注文した瞬間ではなく、出荷準備が始まったタイミングだという点が要点です。
この「カード承認」は、決済の世界では与信(オーソリ)処理と呼ばれるものです。Amazon Payのヘルプでも「デビットカードおよびプリペイドカードでのお支払いの場合、与信(オーソリ)処理のタイミングでご注文金額がデビットカードおよびプリペイドカードの残高から引き落とされます。」と同じ説明がされています。
出荷準備のタイミングはAmazon内のショップによって異なるため、残高不足にならないように余裕を持って口座に入れておくのが賢明です。当日に出荷が行われるところもあれば、数日かかる場合もあるでしょう。
なお公式ヘルプには、JCBカードまたはAmerican Express®カードを利用する場合、システムの都合により請求日が実際の購入日の前日となることがあるという但し書きもあります。
二重引き落としの原因と返金が遅い理由
デビットカード決済では、一時的に「二重引き落とし」が発生することがあります。公式ヘルプによると、出荷準備開始後に注文をキャンセルすると、口座引落しが実行されてしまったり、重複カード承認による重複引落しが起こったりする場合があるとされています。
Amazon Payのヘルプでは、もう一つの原因も説明されています。「事業者によっては一定期間ごとに再与信(オーソリ)処理を行う場合があり、その場合一時的に二重の引き落としが発生することがありますが、その分の金額は後日返金されます。」という記載です。
誤って引き落とされた分は後日返金されますが、時間がかかります。公式ヘルプによると返金までの期間はカード発行会社により異なり、カード発行会社によっては返金までにおよそ45日から60日の期間を要する場合があります。
返金の処理はカード発行会社側を経由するため、日数を要してしまうのです。急いで返金を受けたい場合は、カード発行会社に直接問い合わせるのが確実です。
デビットカードを使うときの注意点
デビットカードとクレジットカードの大きな違いは「預金がないと使えない」という点です。分割払いやリボ払いにも対応していないため、人によっては不便さを感じるかもしれません。
残高不足にならないよう確認しておく
デビットカードを利用する際は、預金残高が十分であるかを確認しておきましょう。クレジットカードと違い、残高を超えての支払いはできないのが原則です。
ただし、残高を超えた取引が成立してしまうケースもあります。SMBCデビットの会員規約では、お支払口座の預金残高が不足していた場合は三井住友カード(株)が立替払をしており、速やかにお支払口座へ入金するよう求められています。
同規約では、残高不足発生日より60日を経過しても引き落としができない場合、SMBCデビットの会員資格が取消されることが定められています。未清算の状態を放置しないよう、早めに入金を行いましょう。取り扱いはカード発行元ごとに異なるため、手持ちのカードの規約も確認しておくと安心です。
分割払いやリボ払いはできない
Amazonでは支払い時にクレジットカード払いを選択すると、支払い方法の選択肢が表示されます。
2回払い:利用代金を2回に分けて支払う
分割払い:利用代金を3回以上に分けて支払う
リボ払い:利用代金に関係なく、毎月一定額ずつ支払う
ボーナス払い:ボーナスが入る月にまとめて支払う
これらはクレジットカードの支払い方法として提供されているものです。デビットカードは仕組みが異なり、三井住友銀行の解説にも「デビットカードをプラスチックカードで店舗で利用する場合は、即時引落のため1回払いのみ」と説明されています。大きな買い物をする際は、口座に十分なお金を用意しておきましょう。
クレジット、デビットカード以外の決済方法
Amazonの魅力は、支払い方法が多彩なところです。どの方法が自分にとってメリットが大きいのかを比較してみましょう。カードを持たずに残高で支払いたいなら、「Amazonギフトカード」やプリペイドカードという選択肢があります。
残高にチャージして使うAmazonギフトカード
「Amazonギフトカード」は、他人へのプレゼント用と思われやすいですが、自分のAmazonアカウントに金額をチャージして、「ギフトカードの残高」で支払うという方法もあります。以前は「Amazonギフト券」という名称でしたが、現在は「Amazonギフトカード」に変わっています。
Amazonギフトカードは、カードタイプやEメールタイプなど形態を選べるのが特徴です。なかでも「チャージタイプ」は、アカウントに直接残高を追加できるタイプで、コンビニ・ATM・ネットバンキングやクレジットカードでのチャージに対応しています。
チャージに対するポイント付与については、Amazonが実施するキャンペーンによって条件や還元率が変わります。最新の付与条件はAmazonのギフトカードチャージ特典ページで確認してください。本記事では変動する数値は掲載していません。
Amazonの支払い方法としては、公式の案内でも「Amazonギフトカード」が明記されています。カードのブランドを気にせず使えるのが利点です。
国際ブランド付きプリペイドカード
Amazonでは、「Vプリカ」「au PAY プリペイドカード」「Kyash」などの国際ブランド付きのプリペイドカードも支払いに使えます。
プリペイドカードは、事前入金が必要な「前払い式」です。支払いでポイントが貯まるプリペイドカードなら、チャージ元のクレジットカードのポイントと合わせて多重取りが狙えます。
au PAY プリペイドカードは、au公式サイトによるとau PAYでの決済で200円(税込)につき1Pontaポイントが貯まる仕組みです。Visaのプリペイドカード「Kyash」は、公式の案内でポイント還元率がKyash Card利用時は1%、Kyash Card Lite/Kyash Card Virtual利用時は0.5%とされています(Kyashマネーでの決済が対象)。Vプリカは、アカウント登録したその日からインターネット上のVisa加盟店で使えるカードです。
デビットカードは不正利用された場合、預金の全てを失う恐れがあります。プリペイドカードならチャージした分しか使えないため、被害が少なくて済むのもメリットです。
ただし注意点もあります。Amazonの公式ヘルプにはAmazonプライム会費の支払いについてはプリペイドカードの使用に制限があり、一部のプリペイドカードはセキュリティコードを入力しても登録できないことがあると案内されています。その場合は別のカードか、ほかの支払い方法を使いましょう。
まとめ|Amazonのデビットカード決済は出荷準備開始時に引き落とされる
Amazonでは、Visa・Mastercard®・American Express®・Diners Club・JCBのデビットカードが使えます。J-Debitと銀聯のデビットカードは対象外です。
引き落としのタイミングは、公式ヘルプの記載どおり「出荷準備が始まった時点」です。注文した瞬間ではないため、出荷準備までに口座残高を用意しておく必要があります。
使い方はクレジットカードとほぼ同じですが、リボ払いや分割払いはできません。返金にはカード発行会社によっておよそ45日から60日かかる場合があるため、注文後のキャンセルはできるだけ控えるのが賢明です。
なお代金引換は2024年6月6日に終了しています。Amazonではさまざまな支払い方法が選択できるので、利便性が高く、ポイントが貯まりやすい方法を探してみましょう。