- Q
JRAカードがないと指定席のネット予約はできませんか?
- A
一般会員として無料で登録すれば、JRAカードがなくても指定席・入場券のネット予約は利用できます。
JRAの公式比較では、対象競馬場・対象開催日はJRAカード会員も一般会員も「全競馬場」「全開催日」で同じです。違いは、JRAカード会員が先行抽選と一般抽選の両方に申し込めるのに対し、一般会員は一般抽選にのみ申し込める点です。
競馬場の指定席をネットで押さえたいけれど、JRAカードを作る価値があるか迷っていませんか?
JRAの「指定席・入場券ネット予約」は、JRAカード会員でなくても一般会員として無料で使えます。JRAカード会員だけの違いは「先行抽選に申し込めること」と「ポイントプログラムがあること」の2点です。
本記事では、JRAカード会員と一般会員の公式な比較、年会費、2種類のポイントの貯め方と交換先、当日の入場方法までを、JRAと三菱UFJニコスの公式情報にもとづいて整理します。
- 指定席・入場券ネット予約は一般会員(無料)でも利用できる
- JRAカード会員だけの違いは「先行抽選への申し込み」と「ポイントプログラム」
- 年会費は本人会員1,375円(税込)で初年度は無料
- ポイントは来場ポイントとショッピングポイントの2種類
- 当日はQRチケットをかざすだけで、指定席章との引き換えは不要
- JRAカードとは
- 申し込みは20歳以上から
- 年会費は1,375円(税込)で初年度無料
- どんなメリットがあるの?
- 先行抽選に申し込める
- 予約から当日入場までの流れ
- JRAダイレクトの利用も可能
- カードデザインは好きな1種類を選べる
- 一般会員とJRAカード会員の違いとは?
- 公式が示す比較表の中身
- 問い合わせ窓口
- ポイントの貯め方の基礎知識
- ショッピングポイント
- 来場ポイント
- ポイント有効期限に注意
- ポイントの使い道
- 景品との交換
- 指定席や来賓室・来賓席への招待も
- デメリットはある?
- 2年目以降は年会費がかかる
- 3種類のJRAカードは重複して契約できない
- ポイントの使い道が限定的
- JRAカードに関してのよくある質問(Q&A)
- まとめ|JRAカードは先行抽選とポイントで差が出る
JRAカードとは
JRAカードは、JRA(日本中央競馬会)とカード会社が提携して発行しているクレジットカードです。三菱UFJニコスが発行しており、「JRA NICOS カード」「JRA CARD」「JRA CARD Premium」の3種類があります。これらは重複して契約できず、いずれか1種類の契約となります。
申し込みは20歳以上から
三菱UFJニコスが案内するJRAカードの申し込み資格は、「20歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または、20歳以上で大学・短大・専門学校に在学中の方」です。20歳未満は申し込めません。
多くのカードは「高校生を除く18歳以上」を申し込み基準としていますが、JRAカードは20歳以上に限定されています。JRAも「馬券は20歳になってから」と案内しており、JRAが提供するサービスの年齢要件と揃った形になっています。
なお、審査の基準は各カード会社が独自に定めており、公開されていません。
年会費は1,375円(税込)で初年度無料
JRAカードは、年会費有料のクレジットカードです。カード年会費は本人会員1,375円(税込)で、初年度会費は無料です。
ご利用可能枠は10〜100万円(うちリボ払い・分割払い10〜100万円、うちキャッシングサービス0〜10万円、学生は0〜5万円)、カードローンご利用可能枠は0〜40万円です。学生はカードローンを利用できません。
すでに3種類のうちいずれかを持っている状態でほかのカードを申し込むと、カード会社から確認の連絡があり、どちらかを選ぶことになります。新しく申し込んだカードを選んだ場合、新しいカードが届いてから2週間ほど指定席の予約ができなくなり、JRA会員番号・カード会員番号はどちらも別の番号になります。以前から持っていたカードのポイントは新しいカードに引き継がれません。
なお、毎月の請求内容は「WEB明細チェック」または「ご利用明細ネット切替サービス(NICOS)」に登録してWebで確認する形が基本です。登録がない場合は、はがき・封書によるご利用明細書が所定の発行手数料で送られます(入会後6ヶ月間は無料)。
どんなメリットがあるの?
JRAカードのメリットは、競馬場の指定席予約とポイントプログラムに集約されます。予約サービスの名称は現在「指定席・入場券ネット予約」となり、指定席だけでなく入場券もネット予約の対象です。
先行抽選に申し込める
指定席・入場券ネット予約を利用するには、JRAカード会員か一般会員のいずれかの会員登録が必要です。一般会員は年会費無料で、手持ちのクレジットカードを登録すれば利用できます。
JRAは、開催期間中の競馬場の指定席・入場券は全ての開催日・席種が抽選発売になると案内しています。抽選には「先行抽選」と「一般抽選」があり、JRAカード会員は先行抽選と一般抽選の両方に申し込め、一般会員は一般抽選にのみ申し込めます。
JRAカード会員は、全競馬開催日に競馬場指定席の先行抽選に申し込めると案内されています。これがJRAカード会員の中心的なメリットです。
なお、発売した指定席に残席やキャンセル席がある場合は、先着方式で発売されます。指定席・入場券ネット予約サイトでは、残席・残券があれば当日15時まで購入できます。
カードを申し込んでから利用できるようになるまでは、カード到着から2週間程度かかります。
予約から当日入場までの流れ
指定席・入場券ネット予約サイトにログインし、競馬場と開催日を選んで席種と枚数を申し込みます。指定席を2枚以上申し込む場合は、転売対策として人数分の同行者情報の入力が必要です。
当選後は座席指定と購入手続きが必要で、購入期間中に手続きをしないとキャンセル扱いになります。決済はクレジットカードのみで、登録済みのカードでも、登録以外のカードでも支払えます。
当日は、QRチケットを競馬場の入場ゲート端末にかざすだけです。指定席章等との引き換えは必要ありません。QRチケットは開催日当日の0時に表示できるようになります。指定席エリアの入場ゲートにも端末があり、そこでも同じQRチケットをかざします。
本人確認をする場合があるため、運転免許証・マイナンバーカードなど公的機関発行の写真付き身分証明書を持参しましょう。
なお、有償キャンセル期間中にキャンセルした場合は指定席料金の20%を負担します。また、火曜・水曜の2時から6時はシステムメンテナンスのため予約サイトを利用できません。
JRAダイレクトの利用も可能
「JRAダイレクト」は、JRA指定のクレジットカードでスマートフォン・パソコンから馬券を購入できるサービスです。JRAは「JRA指定のクレジットカードを持っていれば、スマートフォン・パソコンからJRAの開催日に即日登録して、インターネットで馬券を即日購入できます」と案内しています。
利用可能なクレジットカードとして公式に挙げられているのは、JCBカード、UCカード、三井住友カード、MUFGカード(旧UFJカード・旧DCカードを含む)、NICOSカード(JAカードを含む)、楽天カード、セゾンカード、クラブ・オン/ミレニアムカード・セゾン、出光カード、ジャックスカード、ダイナースクラブカードです。
ただし「法人カード」「コーポレートカード」「家族カード」「一部提携カード」等は登録できないと明記されています。手持ちのカードが登録できるかは、JRAダイレクトのカード別ページで確認しましょう。
MUFGカードで利用するには会員専用Webサービス「My Digital Connect」、NICOSカードで利用するには「Net Branch」への登録が必要です。
利用制限は以下のとおりです。
・システム利用料:1回ごとに100円(税込)
・1回あたりの最低購入金額:1,000円/回(発売単位は100円単位、システム利用料は含まない)
・1ヶ月の利用限度額:100,000円/月(システム利用料を含む)
・1日あたりの購入可能件数:9,000件/1回あたりの購入件数の限度:50件
クレジットカードの登録はお一人様1枚までで、20歳未満は登録できません。的中した払戻金は、土曜日と日曜日の分をまとめて「クレジットカードのご利用代金お支払い口座」へ振り込まれます。そのため、払戻金で次のレースの馬券を購入することはできません。
JRAにはこのほか、口座を開設して利用する「即PAT」「A-PAT」や、キャッシュレス投票ができる「UMACA」もあります。
カードデザインは好きな1種類を選べる
JRAカードは、公式に掲載されているデザインの中から好きなものを選べます。掲載されているのはドウデュース(有馬記念・ジャパンC)、イクイノックス(天皇賞(秋)・前/後、ジャパンC)、クロフネ、グラスワンダー、サイレンススズカ、トウカイテイオー、シンボリクリスエス、ジャングルポケット、ディープインパクト、エアグルーヴ、ウオッカ、ダイワスカーレット、そしてJRAロゴです。
ただし「カードデザインはお好きなデザインをお選びいただけますが、おひとりさま1種類のみとなります。複数のカードをお持ちいただくことはできません」と注記されています。デザインは予告なく変更になる場合があります。
近年の名馬から往年の名馬まで並んでいるため、好きな馬の券面を選ぶ楽しみがあるでしょう。
一般会員とJRAカード会員の違いとは?
「一般会員」と「JRAカード会員」は、指定席・入場券ネット予約の会員種別です。馬券購入に使う「電話・インターネット投票」や「Club JRA-Net」の会員とは別のものなので注意しましょう。
公式が示す比較表の中身
JRAは、JRAカード会員と一般会員の違いを公式サイトで比較しています。対象競馬場は両方とも「全競馬場」、対象開催日も両方とも「全開催日」で、ここに差はありません。
違いは次の4点です。
・抽選発売:JRAカード会員は「先行抽選、一般抽選に申込可能」/一般会員は「一般抽選にのみ申込可能」
・ポイントプログラム:JRAカード会員は「設定あり」/一般会員は「設定なし」
・年会費:JRAカード会員は1,375円(税込)/一般会員は無料(事前の会員登録が必要)
・決済方法:JRAカード会員はJRAカード/一般会員は各種クレジットカード(一部クレジットカードを除く)
なお年会費について、JRAは「年会費はJRAにお支払いいただくものではございません。クレジットカード会社にお支払いいただく年会費となります」と注記しています。
JRAカード会員と一般会員の重複登録はできず、おひとり様につき1会員登録のみです。重複登録した場合、予約は無効になります。また、利用できるJRAカードは登録会員本人名義のものに限られます。
問い合わせ窓口
指定席・入場券ネット予約サイトの操作方法については、「JRA指定席・入場券ネット予約お問い合わせデスク」(0570-00-5178/10時から18時/年末年始休務)が受け付けています。
JRAカードの入会については、JRA ニコスカードが「NICOSカード入会ダイヤル」(0120-816-252)、JRA DCカードが「DCカード入会ダイヤル」(0120-10-2622)で、いずれも9時から17時、年末年始は休務です。
貯まったポイント数についての問い合わせは、「JRAカード・サービスセンター」(03-5245-2555/10時から18時/年末年始休務)が窓口になります。
ポイントの貯め方の基礎知識
JRAカードのポイントは「来場ポイント」と「ショッピングポイント」の2種類です。競馬場に行っても、普段の買い物をしてもポイントが貯まります。
ショッピングポイント
ショッピングポイントは、JRAカードの利用代金1,000円につき10ポイントが貯まります。
指定席利用にかかる指定席料も対象です。一方で、キャッシング、各種ローン、カード年会費、各手数料その他所定のものは対象外となります。ポイントはご利用代金明細書の新規ご利用代金を対象として換算されます。
獲得したショッピングポイントは、DCカードは毎月月末、NICOSカードは毎月20日にJRAカードポイントとして累計されます。
競馬場の指定席をあまり利用しない人でも、普段の買い物でショッピングポイントを貯めれば、来賓室への招待や景品交換につなげられます。
来場ポイント
来場ポイントは、JRAカード会員が開催競馬場の指定席・スマートシートを購入して来場した場合に、来場した人数分が付与されます。
獲得できるポイントは、土曜日が40ポイント、日曜日が30ポイントです。JRAは「日曜日以外の競馬開催日については、土曜日と同じ来場ポイントが獲得できます」と注記しているため、祝日開催や代替開催も土曜日と同じ扱いになります。
指定席を1人で使うより、同行者と一緒に来場したほうが人数分のポイントが付く点は覚えておくとよいでしょう。
JRAカード・ポイントプログラム ポイントプログラムの流れ JRA
ポイント有効期限に注意
JRAカードのポイントには有効期限があります。「ポイントが発生した日から2年後の12月31日まで有効」で、最長で36ヶ月です。
JRAは具体例として、2023年1月利用分は2025年12月31日まで有効(36ヶ月有効)、2023年12月利用分も2025年12月31日まで有効(25ヶ月有効)と示しています。同じ年でも早い時期に獲得したポイントのほうが長く使える仕組みです。
利用規約でも「ポイントは、獲得された年の翌々年の12月末日まで有効となります。期限を過ぎたポイントは、自動的に失効いたします」と定められています。システムメンテナンス等により有効期限が早まる場合もあるため、マイページのお知らせを確認しておきましょう。
ポイントの使い道
JRAカードのポイントは、JRAのオリジナルグッズや来賓室・指定席への招待と交換できます。交換の方法や必要ポイントを見ていきましょう。
景品との交換
景品との交換は1,000ポイントから可能です。1,000ポイントで交換できるのは、JRA競馬場内「ターフィーショップ」で使えるターフィーギフトカード【500円券】や、MOTTERUのハンカチなどです。
そのほか、携帯ストラップ(1,700ポイント)、左馬お守り(1,800ポイント)、顔だらけフェイスタオル(3,400ポイント)、アイドルホース(3,600ポイント〜)、双眼鏡(6,800ポイント)、サーキュレーター(9,600ポイント)、月刊誌・優駿の年間定期購読(10,000ポイント)などが用意されています。
交換の申し込みは「指定席・入場券ネット予約」サイトのマイページから行うか、所定の「景品交換申込用紙」に記入してJRAカード・サービスセンターへ郵送します。景品の配送は概ね1ヶ月程度かかり、12月頃から2月上旬は年末年始の配送事情で2〜3ヶ月程度かかる場合があります。
なお、景品は予告なく変更・引換終了となる場合があります。
指定席や来賓室・来賓席への招待も
JRAカード・ポイントプログラムには「来賓室・招待席・指定席ご招待」の企画があります。
自分から随時申し込むものではなく、各競馬場の来賓室・来賓席招待の日程などの詳細は、指定席・入場券ネット予約サイトのマイページの「お知らせ」で案内されます。
JRAカードの会員資格を喪失(退会等)した場合や、カード利用代金等の支払いに遅延があった場合は、景品交換の申し込みができません。また、ポイントの利用は会員本人分のみで、ほかの会員のポイントと合算することはできません。
デメリットはある?
JRAカードを発行すると、何らかのデメリットはあるのでしょうか。JRAのサービスを使う頻度によって評価が変わる点を確認しておきましょう。
2年目以降は年会費がかかる
クレジットカードにコストをかけたくない人にとって、初年度無料でも2年目以降に年会費1,375円(税込)がかかるのはデメリットになるでしょう。
指定席・入場券ネット予約そのものは一般会員として無料で使えるため、先行抽選への申し込みとポイントプログラムに年会費分の価値を感じるかどうかが判断の分かれ目です。
たとえば土曜日に指定席を利用して来場すれば40ポイント、日曜日なら30ポイントが人数分貯まります。競馬場に足を運ぶ回数が多いほど、年会費に対する納得感は高まるでしょう。
3種類のJRAカードは重複して契約できない
付帯サービスやブランドの違いでカードを複数枚持ちたい人もいるはずです。しかし、「JRA NICOS カード」と「JRA CARD」および「JRA CARD Premium」は重複して契約できず、いずれか1種類の契約となります。
すでにいずれかを持っている状態でほかの2種類を申し込むと、カード会社から確認の連絡があり、どれか1つを選ぶことになります。
新しく申し込んだカードを選んだ場合、新しいカードが届いてから2週間ほど指定席の予約ができなくなります。JRA会員番号・カード会員番号はどちらも別の番号になり、以前から持っていたカードのポイントは引き継がれません。切り替えを検討するときは、貯めたポイントを使い切ってからにしましょう。
ポイントの使い道が限定的
クレジットカードのポイントプログラムは、JRAカード以外にも数多くあります。現金や他社ポイントに交換できるものも多く、自分がよく使うサービスと提携したカードを選べば日常の買い物で使いやすくなります。
一方でJRAカードのポイントは、JRAのオリジナルグッズや来賓室・指定席への招待など、JRA関連の景品に限定されています。
競馬ファンでも、指定席を利用せずグッズも購入しない人はいるでしょう。ポイントの使い道が思い浮かばない場合は、ほかのカードのほうが使いやすいかもしれません。
JRAカードに関してのよくある質問(Q&A)
JRAカードと指定席・入場券ネット予約について、よく寄せられる疑問をまとめました。
まとめ|JRAカードは先行抽選とポイントで差が出る
指定席・入場券ネット予約は、一般会員として無料でも利用できます。JRAカード会員との違いは、公式の比較表で示されているとおり「先行抽選に申し込めるか」「ポイントプログラムがあるか」「年会費」「決済に使えるカード」の4点です。
年会費は本人会員1,375円(税込)で初年度は無料。来場ポイントは土曜日40ポイント、日曜日30ポイントが来場した人数分貯まり、ショッピングポイントは利用代金1,000円につき10ポイント貯まります。景品は1,000ポイントから交換できます。
競馬場に足を運ぶ回数が多く、人気開催日の先行抽選から申し込みたい人ほど、JRAカードを持つ意味は大きくなるでしょう。