クレジットカードは複数枚持てますが、短期間の複数申し込みは審査に悪影響があります。信用情報機関には申込情報が一定期間登録されます。ただし、申込枚数だけで審査結果が決まるわけではなく、審査基準はカード会社ごとに異なります。
- 複数申し込みが審査材料になる理由
- CIC・JICCに申込情報が登録される期間
- 複数枚持つ場合の申し込みと管理の注意点
- 審査結果は各カード会社が総合的に判断すること
\同一名義で複数発行できる/
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この記事では、複数申し込みが審査に影響する理由から、審査落ちしやすいケース、複数枚を発行する現実的な方法まで解説します。
さらに、複数枚を持つ目的の整理や管理上の注意点も紹介します。審査の甘さを基準にせず、必要性と支払能力を確認して申し込みを判断してください。
クレジットカードを複数持つメリット・デメリットに関しては、下記の記事で詳しく紹介しています。
- クレジットカードは複数枚申し込める?審査への影響
- 1人が持てる総カード枚数に上限はない
- 原則同じ種類のカードは複数持てない
- クレジットカードを複数枚持つメリット・デメリット
- クレジットカードを複数枚持つメリット
- クレジットカードを複数枚持つデメリット
- 短期間の複数申し込みが審査に影響する理由
- カード会社は申し込み状況を把握している
- 申込情報の登録期間を確認する
- 複数枚の申し込みで考えられる審査落ちの理由
- お金に困っている人のように見える
- 特典目当ての入会を繰り返すと思われる
- クレジットカードを複数枚持つときの申し込み・管理のコツ
- 複数枚発行に対応するカードを選ぶ
- 家族が利用する場合は家族カードを申し込む
- 複数申し込みでは審査の甘さをうたうカード選びを避ける
- ライフカード|消費者金融アイフルの子会社が発行
- ACマスターカード|消費者金融アコムが発行
- まとめ|クレジットカードの複数申し込みは必要性を整理して判断
クレジットカードは複数枚申し込める?審査への影響
「異なる国際ブランドのカードを複数枚持ちたい」「用途ごとにカードを使い分けたい」などの理由から、カードの複数持ちを希望する人がいます。
日本では1人が保有できるカード枚数に上限はありませんが、複数枚を同時に申し込む際には審査上のハードルが存在します。
1人が持てる総カード枚数に上限はない
クレジットカードの保有枚数に上限はありません。カード会社の審査に通りさえすれば、1人で何枚でもカードが保有できます。
一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査」や各種意識調査によると、日本の成人1人あたりのクレジットカード平均保有枚数は約3枚となっています。
多くの人がメインカードとサブカードを組み合わせて所有しており、日常の決済用、ネットショッピング用、旅行時の保険用など、用途に応じて使い分けていることがわかります。
保有枚数自体に法的な制限はありませんが、実際に複数枚を所有するためには、それぞれのカード会社が実施する審査を通過する必要があります。
原則同じ種類のカードは複数持てない
クレジットカードは、同じカード会社で複数枚を申し込むことが可能ですが、同一名義人が「同じ種類のカード」を複数枚持つことはできないのが一般的です。
たとえば、JCBの「JCBオリジナルシリーズ」では、1人1枚が原則です。オリジナルシリーズの中で複数枚を持つことはできないため、2枚目を希望する場合は、「JCBオリジナルシリーズ以外の提携カード」から選ぶ必要があります。
| カードの種類 | 2枚持ち可否 |
|---|---|
| JCBオリジナルシリーズ(個人)/JCB カード W | ❌ できない |
| JCBオリジナルシリーズ(個人)/JCB ゴールド |
| カードの種類 | 2枚持ち可否 |
|---|---|
| JCBオリジナルシリーズ(個人)/JCB カード W | ⭕️ できる |
| 提携カード(個人)/ANA JCBカード |
一方で、同じカードであっても国際ブランドを変えることで2枚持ちができるクレジットカードもあります。
なかでも、PayPayカードは、最大3枚まで発行できるため、Visa・Mastercard・JCBと3つのブランドを使い分けることが可能です。
\2枚以上発行できるクレジットカード/
また、カードによっては2枚目の発行で年会費が優遇されたり、ポイント特典があるケースもあります。
ただし、発行枚数や利用状況に応じた制限があることもあるため、申し込みの際は各カード会社の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
クレジットカードを複数枚持つメリット・デメリット
クレジットカードを複数枚持つと、利用する店舗や目的に応じてカードを使い分けられます。一方で、支払日や利用明細が増えるため、管理の負担も大きくなります。
複数枚持つこと自体に問題はありませんが、カードごとの役割を決め、必要な枚数に絞ることが大切です。ここでは、複数枚持つメリット・デメリットを解説します。
クレジットカードを複数枚持つメリット
複数枚のカードを持つ主なメリットは以下のとおりです。
- 店舗や旅行先に応じて国際ブランドを使い分けられる
- カードごとのポイント還元や付帯サービスを活用できる
- 利用限度額に達した場合や、紛失・磁気不良時の予備になる
- 日常用、固定費用、旅行用など、支出の目的ごとに分けられる
例えば、普段の買い物では還元率の高いカードを使い、旅行では保険や空港サービスが付帯するカードを利用すると、それぞれの強みを活かせます。支出ごとにカードを分ければ、利用明細から家計を確認しやすくなる点もメリットです。
クレジットカードを複数枚持つデメリット
一方、カードの枚数が増えると、以下のようなデメリットがあります。
- 支払日や引き落とし口座の管理が複雑になる
- 年会費がかかるカードは維持費が増える
- 利用額の合計を把握しにくく、使いすぎにつながる
- 不正利用やカードの紛失に気づきにくくなる
- 暗証番号や会員サイトの管理が増える
カードごとに少額ずつ使っていると、合計利用額が想定以上に膨らむことがあります。複数枚持つ場合は、利用目的が重複していないか定期的に見直し、使っていないカードは整理しましょう。
短期間の複数申し込みが審査に影響する理由
短期間に複数枚を申し込むと、信用情報機関に複数の申込情報が登録されます。カード会社は信用情報を審査材料の一つとして確認しますが、何枚以上なら審査に落ちるという共通基準は公表されていません。
必要なカードを絞り、同じ時期に申し込みを重ねる必要があるかを検討しましょう。
- カード会社は申し込み状況を把握している
- 審査に落ちると再申し込みしにくい
発行できるカード枚数の上限は決まっていないものの、申し込みのタイミングに気をつける必要があります。
カード会社は申し込み状況を把握している
複数の申し込みが短期間に集中すると、カード会社が申込状況を審査材料として確認する可能性があります。
多重申し込みの事実は「信用情報機関」を通して、多くのカード会社に共有されています。申込者がカードの申請ボタンを押した瞬間、カード会社はCICなどの信用情報機関に照会をかけ、他社への申込履歴を即座に確認します。
「会社が違えばバレないだろう」という考えは通用せず、短期間の複数申請はすべて把握されます。日本には以下の三つの信用情報機関があり、ほとんどのカード会社はCICまたはJICCに加盟しています。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
株式会社日本信用情報機構(JICC)
信用情報機関は、加盟会社から提供される「クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報」を管理・保存する機関です。加盟会社は、消費者がクレジットやローンを申し込んだ際にこれらの情報を照会して、審査材料の一つにしています。
申込情報の登録期間を確認する
消費者がカードの入会申し込みをすると、カード会社は信用情報機関の情報を基に、個人の情報や支払い能力を調査します(入会審査)。
CICの場合、カード会社が支払能力の調査のために信用情報へアクセスした内容は「申込情報」として記録されます。JICCにも申込日や申込商品種別などが登録されます。審査結果そのものが申込情報として登録されるわけではありません。
CICの申込情報は情報にアクセスした日から6か月間、JICCの申し込みに関する情報は照会日から6か月以内登録されます。期間が経過しても審査通過が保証されるわけではないため、申込内容や既存の支払い状況も確認しましょう。
複数枚の申し込みで考えられる審査落ちの理由
短期間に複数枚のカードを申し込むと、なぜ審査落ちしやすくなるのでしょうか。カード会社は、多重債務による貸し倒れリスクや、入会特典目的ですぐに使われなくなる非アクティブ顧客となるリスクを警戒します。
ここでは、審査落ちを招く主な理由を詳しく解説します。
お金に困っている人のように見える
短期間の多重申し込みをすると、カード会社に「お金に困っている人」と見なされます。貸し倒れを恐れるカード会社は「返済能力のない人」に対してはカードを発行しません。
支払いが翌月以降に先延ばしできるクレジットカードは、手元にお金がなくても支払いが可能です。カードを短期間に複数枚申し込むのは、「手元に自由に使えるお金がないから」ともいえるでしょう。
また、カードのキャッシング機能を使えば「現金の借り入れ」が可能です。他社からの借入返済のために新たなカードでキャッシングを繰り返す「自転車操業」を疑われることもあります。
「カードの多重申し込み=多重債務のリスク」と認識されやすいことを覚えておきましょう。
特典目当ての入会を繰り返すと思われる
クレジットカードに新規入会すると、ポイントやキャッシュバックなどの「入会特典」が享受できます。カードを継続利用する意思がないのにもかかわらず、入会特典目当てでカードを申し込む人は、カード会社にとっての「招かざる客」です。
カード会社の主な収入源には「カード年会費」「カード加盟店から支払われる決済手数料」「分割払いやリボ払いで得られる手数料」などが含まれます。消費者がカードを利用してこそ、カード会社は利益を確保できるというわけです。
特に、年会費無料のカードは利用する意思のない人にカードを発行しても、カード会社の利益にはつながりません。逆に、入会特典やICチップ付きカードを発行するコストで損をしてしまいます。
信用情報には「申込日」と「解約日」の記録が残ります。過去にカードを作ってすぐに解約した履歴が残っていれば、「キャンペーン目的の早期解約者」と判断され、審査で不利になりやすいことを覚えておきましょう。
クレジットカードを複数枚持つときの申し込み・管理のコツ
クレジットカードを2枚用意する方法は、同じ名義で複数枚発行する方法と、家族用の追加カードを発行する方法に分かれます。誰がカードを利用するのかに応じて、適した方法を選びましょう。
複数枚発行に対応するカードを選ぶ
カード会社によっては、同じ名義で異なる国際ブランドのカードを複数枚発行できます。VisaとMastercard®︎などを組み合わせれば、利用できる店舗やブランドごとの特典に応じて使い分けることが可能です。
複数枚発行に対応する主なカードには、以下があります。
1枚目と同時に申し込めるカードもあれば、発行後に会員ページから2枚目を追加するカードもあります。
同じカードを同じ国際ブランドで2枚持つことは原則できないため、選べる組み合わせや申込方法を各カード会社の公式サイトで確認しましょう。
家族が利用する場合は家族カードを申し込む
配偶者や子どもが使うカードを用意したい場合は、本会員が2枚目を持つのではなく、家族カードを申し込む方法があります。家族カードの利用分は本会員の口座からまとめて引き落とされるため、家計を一括管理しやすい点がメリットです。
ただし、家族カードは本会員本人が使う2枚目のカードではありません。また、利用限度額は本会員カードと共有されるのが一般的です。
複数申し込みでは審査の甘さをうたうカード選びを避ける
カード会社の中には「独自の基準」で審査を行うところもあります。一度審査落ちしている人は、他社に再度申し込んでも審査に通ることは少ないですが、独自基準を設けている会社ではカードが発行できる可能性があります。
ライフカード|消費者金融アイフルの子会社が発行
ライフカードは、「日本国内に住む18歳以上(高校生を除く)で電話連絡が可能な人」が申し込み対象です。独自の基準に基づいて審査を行うため、学生や主婦(夫)、他社カードに落ちてしまった人でもカードを持てる可能性があります。
もっともベーシックなライフカードは年会費が永年無料です。カードの不正利用を補償する「カード会員保障制度」が付いており、安心して買い物が楽しめます。
カード利用では1,000円につき1ポイントの「LIFEサンクスプレゼント」が貯まります。期間中の利用金額に応じて次年度のポイントの付与率が変わる「ステージ制プログラム」が導入されているため、カードの利用額が多い人に有利です。
「入会初年度ポイント1.5倍」「お誕生月ポイント3倍」などのボーナスも充実しており、賢く使えばポイントがどんどん貯まるでしょう。
カードの国際ブランドは、Visa・Mastercard®︎・JCBより選択ができます。
ACマスターカード|消費者金融アコムが発行
「ACマスターカード」は、消費者金融のアコムが発行する年会費無料のカードです。一般的なクレジットカードは「安定継続収入」があることを前提に発行されますが、ACマスターカードはパートやアルバイトでも申し込みができます。
ACマスターカードは最短即日発行に対応し、プラスチックカードは自動契約機(むじんくん)で受け取れます。ただし、所定の審査があり、発行時期や審査結果は申込者ごとに異なります。
ACマスターカードはリボルビング払い専用です。店舗では「1回払い」を指定しますが、自動的にリボルビング払いとなります。新規利用残高がリボルビング残高へ移る時期と支払期日を公式サイトで確認してください。
(※)お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
\3秒診断を試してみる/
まとめ|クレジットカードの複数申し込みは必要性を整理して判断
クレジットカードの保有枚数に法律上の一律上限はありませんが、短期間の複数申し込みは審査材料になり得ます。
複数枚を持ちたい場合は、用途、年会費、利用可能枠、支払日を整理し、各カード会社が認める追加発行や異なる国際ブランドの発行条件を確認しましょう。
一度審査に落ちてしまった人は、再度申し込みをする前に「どのカード会社に申し込むか」をよく考える必要があります。やみくもに申し込みを続ければ、多重申し込みの履歴が増えるだけです。
申込情報はCIC・JICCで6か月間または6か月以内登録されます。ただし、期間を空ければ審査に通るわけではありません。申込内容と既存の支払い状況を見直し、必要なカードに絞って判断してください。
\同じカードを2枚以上発行できるクレカ/



















保有枚数に上限がないため何枚でも申し込むことはできますが、申込者の既存カードの利用残高や借入状況などを踏まえて発行の可否が判断されます。
たとえば、手取りが月30万円でも、毎月のカード利用額が5万円程度で支払いの遅れがない人と、利用額や借入れの返済が月20万円に達している人とでは、支払いの余力が異なります。むやみに申し込みせず、まずは現在の利用額や返済状況を整理し、複数枚を適切に管理できる状態か確認することから始めましょう。